スペイン中部の都市。ローマ時代の水道橋で有名なセゴビアです。
高速鉄道AVEでマドリードから30分強で行くことができる世界遺産の街。
マドリードから同じく30分ほどで行けるトレドと比べてこちらは観光客は少なめ。というか閑散という表現がぴったり。広々としたプラットホームが寂しげです。まあ、出発が遅くてすでに昼過ぎだったのが大きい気がしますが。
駅舎から出ると、だだっ広い平原が広がります。周りには文字どおり何もなく、ちょっと焦ります。この時はバスもタクシーも出払っていて、降り立った観光客は若干途方に暮れ気味でした。
同じ列車で到着した見知らぬ観光客どうしでバスはどこで乗るの的なざわざわをひとしきりやって、ようやくバスに乗り込み出発です。
20分ほどのバスの旅を終えると街の入り口に早速水道橋が見えます。なんというか、いきなりゴールに着いてしまった感じ。橋以外はノーリサーチだったので、この後どうしようかとちょっと焦ります。笑
バーガーキングやマクドナルドも街の景観に合わせたカラーに統一されていて、いかにも観光地的。
橋をくぐって逆側。橋の真ん中には聖母像が鎮座しておりました。橋前にステージも。こんなところでイベントやるのは楽しいでしょうね。ちなみに観光案内所はこの写真の左側すぐにあります。
近づいて見ると、想像していたよりもずっと華奢でした。風化のせいか結構ガタガタで不安定にすら見えます。真下にいるとちょっと怖いくらい。おそらく石積みで使ったであろうくぼみとかになんとなく歴史を感じます。
観光スポットはこの階段を登った側に色々あります。日本語付きの看板もあって、日本人観光客が多く訪れることが伺えます。「そうだよね、日本人ってこういう建造物好きですよね(自分も含めて)」とか思いました。
こちらはバス停側。バス乗り場は番号で分かれているので、帰りがどのバス停なのかは事前にチェックしておきましょう。乗り損ねたらタクシーで。
広場を抜けた先の教会。この時はなぜだか入らずに素通りしてしまったんですが、今見直すと結構巨大です。中はどんな感じだったんだろうと気になっています。
そこここに名物の子豚の丸焼き屋があって、どこの店に入ろうかなかなか悩みます。値段感は水道橋近くよりも奥手の方が安かったです。
こんな路地をずっと歩いて行くとずっと奥には公園の先に古城があります。
高台から見渡した壁外の景色。むき出しの岩盤と丘陵の組み合わせが素敵です。
公園のオブジェの一部。戦争の祈念でしょうか。なかなかのサイズでした。
一番奥地にある古城。ディズニーの白雪姫に登場する城のモデルになったということですが、残念ながら補修中でした。そしてなぜかここまで来ておきながら城の中にも入らず戻ってしまったので、これまた中が気になります。
帰りは別ルートから戻ってみました。日陰があまりないので夏場はなかなか厳しいですが市街の外側の眺望が気持ちいです。
この街の家々は壁の文様が特徴的。この写真のような最近のものだけでなく古い家もそれぞれに個性的な装飾がなされいて、見比べながら町歩きするのが楽しかった。
橋が観光スポットなだけあって、なかなかに高低差のある街です。高台から見渡すと特徴的なスペイン風の瓦屋根が眺められます。
一気に歩きまわってお腹が空きすぎたので、どこに入るか悩みに悩んだ結果、この黄色い店に入ることにしました。教会とか城を素通りしたのは空腹のせいだった気がします。
そしてお待ちかねの子豚の丸焼き。外はパリッと中はふわふわで激うまでした。豚の概念を覆すうまさ。1匹を6分割されて一人前だそうです。
夕方の影がまたいい雰囲気を醸します。あー、夕方だっ!って感じです。この影が伸びていく様子をタイムラプスで残してみたいですね。
夜は夜でいい雰囲気な気がします。見損ねてしまった諸々と合わせて今度行くときは街中で1泊してみようかな。