まさかバルセロナを訪れてここを外す人はいないでしょうし、情報も溢れているサグラダファミリアですが、前回の流れと僕が今まで見た中ではやはりダントツで1番の建築物だということもあり、一応書いておこうかと。
WEBでの事前予約は、公式サイトから。入場時間やオプションなど色々あります。英語が苦手な方は、予約手順の解説サイトはたくさんあるのでググってください。
目次
生誕のファサードから入門
日中は延々と人でごった返しています。WEBで事前予約しておけば時間になったらこちらの公園に面した門から入れますので門の前に進みましょう。手荷物検査があります。入れる時刻は決まっていますが、一度入ると好きなだけ中にいることができます。
入るなり荘厳なファサードと彫刻に圧倒されまくりです。生誕のファサードということでキリストが生まれたシーンが再現されています。こちらの側はガウディの生前に作られたそうで、緻密にかつ生き生きと彫られた彫刻がびっしりと詰まっています。
そして、開門中は気づきづらいこの「慈愛の門」ことブロンズの門も必見です。サグラダファミリアの主任彫刻家でもある外尾悦郎氏の手によるもので、完成時にはTVでもよく特集されていました。夜に訪れるとこの門が閉まっているとことを外から見ることができます。(望遠レンズ持っていきましょう)
受難のファサードに登頂
事前予約しておくことで、すでにできている2つのタワーのどちらか(両方予約もできたような気がします)に時間指定で登れますが、僕は受難の塔へ。バルコニーがある生誕のファサードの方が人気があるみたいです。
前回のホテル、トーレカタルーニャが小さく見えていますね。
有名な黄金律の螺旋階段で降りていきます。真ん中が空いているので結構怖いです。
ところどころ色付きの部分があります。モノクロもいいですが、色付きもなかなか悪くないと思いました。
教会の内部
聖堂の中はもうとにかく明るい。協会とは思えない明るさです。この柱のデザインは、巨大な建築を支えるために実験を繰り返した結果のものだそうで、その結果自然の木のようなデザインに仕上がっているということです。「人間は創造しない。自然のなかから発見するだけだ」とはガウディの言葉。
チュロスっぽい柱の形は昔のスペインの教会でよく見られるやつっぽいし、そういう伝統みたいなものと、ライトの近代的なデザイン風味だとか、いろんな要素があって見所満載です。
雑誌とかでよく見るこの天井写真、どうせ超広角で撮ってるんでしょ(物知り顔)。って思ってましたが、、いやいや広角でなくとも十分この画になる天井高でした。やはり実物を見ないと分からないものがある。
こんなにカッコいいステンドグラスは他では見たことありません。こういう感じになるんだったら我が家にも採用してみてもいいななんて思いました。
お静かに。のピクトグラムで教会であることを思い出します。このデザインもイケてますね。なんで英語だけイタリックになっているのでしょうか?
受難の門から外へ
受難のファサード側に出てみます。こちらも立派な門がありますが、現代的なデザインです。
こちらの彫刻はガウディの死後に作られたデフォルメされた人々です。受難感が漂います。
地下の工房へ
地下にも見所が色々ありますが、工房で作業している人もガラス越しに見え、3Dプリンタが置いてあったり、これから建設される部分の模型が所狭しと置かれていて、今まさに作ってるんだなと感じられます。
夜のサグラダファミリア
そして、ここは夜もぜひ訪れておきたいところです。日が暮れると、昼間とは逆に教会内部の明かりで光るステンドグラスが美しい。日が沈んだ直後のこの燃えるような赤。
ライトアップ直後。もっと人がいるかと思いきや、意外といません。この世界的な建築物を独り占めできる気分になります。時々、バスで団体がやってきます。日中は閉まっていた門も閉じられています。
目の前の公園の池を挟んだショット。ここは写真を撮ろうとそこそこ人がいました。やっぱり日本人多め。
この時、三脚のアタッチメントを忘れるという凡ミスをしてしまいブレブレですが、それでもこの美しさです。
まとめ
以前は完成までにあと200年とか言われていましたが、2026年完成予定としばらく前に発表されて技術の進化に驚きました。完成イメージと比較するとまだまだ道半ばって感じですが、10年後が楽しみです。きっと完成までにまた何度か訪れて変化を感じてみたいと思います。
※追記 2022年夏に再訪してきたので、その時の写真を載せておきます。
以前はまだ全く手付かずだった建物中心の塔がかなり出来上がってきていました。正直、なんだかデザイン的にもっさりしてしまった感がありますが、ここからさらにニョキニョキ伸びて完成したときにどうなるのかが楽しみです。
完成した頃には超広角レンズでないと全貌は写せなくなりそうですね。