多くの人がロンドンという単語を聞いて思い浮かべるであろうあの黄色い尖塔、通称ビッグベン。日本の学校のチャイムの音のモチーフにもなったと言われる音色を奏でるこの時計台を含むイギリスの国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)をかのテムズ川の対岸に望むことができる位置にマリオットホテルがあります。実はこのホテル自体、元々議会で使われていたそうで、中々に荘厳な佇まいをしております。
先にネタバラシをすると、2021年までの長期間残念なことにビッグベンは工事中でその姿を拝むことはできません。しかししかし、逆に言えばそんな逆にレアな工事姿はこの先そうそう見られない、ということで行ってみた(というのは嘘ですが)ウェスティンカウンティホールの滞在記です。
ビッグベンの前という立地もさることながら、まあまあ観光にも便利です。
右側のホテルがそれです、目の前に映るはロンドンアイという名の観覧車。5年で撤去される予定がすっかりロンドン名所となって、今も大量の人を乗せてぐるぐるしています。いつも長蛇の列。結局、僕は一度も乗ったことないのですがこのホテルからなら営業開始前から並んですんなり乗ることも十分に可能です。
もう一枚載せておきます。
バルコニースイートの部屋
こちらはスタジオタイプのスイートです。テレビが回転してリビングサイド、ベッドルームサイドどちらからも見えるタイプですね。普段、あんまりテレビを動かすことはないので(そもそも我が家はテレビ置いてないですが・・・)くるくる回すのがちょっと楽しい。
ベッドルームサイドから。スタジオタイプは、機能別にエリアが別れつつも部屋が広く感じるので結構好きです。あんまり広すぎると落ち着かないですが、このくらいがちょうどいい感じ。部屋のサイズは40−50㎡くらいでしょうか。
ベッドサイドのデスクもちょっとした作業に使えます。
バスルームにはロンドンの地図がオシャレに貼られていました。白基調で清潔感あります。
窓の外にはビッグベンがすぐそばに見えます。ただし、すぐ目の前のロンドンアイには大勢の人たちが写真を構えて乗っているので外に出る際は装い注意です。油断してはだけたバスローブ姿で扉を開けてしまわないようにしましょう。笑
年季の入った出入り口。いかにもイギリスな雰囲気を感じます。屋根裏の部屋があるんですよね。年中天気が悪いので、晴れの日はみんな太陽を浴びに外でゴロゴロしていますが、イギリスに公園が多いのはそういうニーズが潜在的に大きいことが寄与しているような気がします。屋根裏もそんな手軽に外に出たいニーズに応えるファシリティなのでしょう。
椅子のクッションはクローゼットの中に入っておりましたので、座る際はこのようにセッティングしましょう。下を見るとロンドンアイに並ぶ行列が見えます。
このアングルは唯一無二。先にも書きましたが、あちらからも丸見えです。
ビッグベンビュー
お待ちかねのビッグベンです。時計だけは見えるようになっていますが、それ以外のお姿は完全に覆われておりました(2018年現在)。
ライトアップしていたタイミングにうとうとしてしまいまんまと見逃しましたので、こちらはライトアップ終了後の姿です。。。まあ、一応光っているということで。
夏でもちょっと肌寒いのが残念。ですが、こんな景色の中でしっとりお酒を飲むととっても贅沢な気分に浸れます。
目を右に向けるとロンドンアイです。こちらもライトアップされた様は見応えあります。
その他ホテル設備など
広いホテルなので廊下もこの通り長い長い。それもずっとまっすぐではなく途中、婉曲したところもあり、探検気分で移動することになります。凝ったデザインのカーテンや飾られているアートをみながらのんびりそぞろ歩きましょう。
グランドフロアの廊下はこのような木目調です。まさに文明開化の日本が影響を受けたのであろう明治レトロを感じる懐かしい雰囲気の内装でした。
一方、プールは万国共通のマリオットという感じですね。温室なので冬場ももちろん大丈夫です。
ラウンジの朝食は、品揃えはほどほどですが味はなかなか。クロワッサンが美味しかった記憶があります。夕方のフリーフロータイムにも軽食が供されます。
あとは日曜日にはレストランでサンデーローストが出されるそうなので逃さずに行きたいところですね。
最後に、ビッグベンを超えてすぐにこれまた世界遺産のウェストミンスター寺院があるのですが、さすがは世界的な観光地だけあって入場するのに凄まじい行列が出来上がります。ホテルが近いからと言って油断するとこの通り9時過ぎには見ての通りの大行列に並ぶことになってしまうので、ぜひ早起きして行くのをオススメします。さらにここからバッキンガム宮殿も徒歩で十分行ける距離ですので、衛兵交代のイベント(これまた大混雑ですが・・・)もはしごするというのが効率的な観光ルートのように思います。