ニューヨークのセントラルパークに面した好立地のJWマリオット・ニューヨーク・エセックスハウスの宿泊記です。
2013年開業と比較的新しいホテルではあるものの、509室が入る40階建てのビル自体は世界恐慌中に建築され、1931年に開業したということで、ホテルの外観は昔ながらの高層ビルの面影を色濃く残しています。
この一角は、他にもリッツ・カールトンやパークハイアットなどの高級ホテルが並び、世界でも最もホテル料金が高い区画の一つと言ってよいでしょう。(と言いつつ、2022年の冬時点では、円安の東京が異常値を叩き出して他の追随を許さない状況ですが。。)
目次
ホテルへのアクセス
ホテルはセントラルパークの南端、ちょうど中央部分に面しています。都会的な超高層ビルと自然に囲まれたセントラルパークの両方を満喫できる好立地。地下鉄なら57th street、59th street、5th Avenueあたりが徒歩圏内です。タイムズスクエアへも徒歩で十分に繰り出せます。
馬車の走るセントラルパーク側の一本南の58th Streetの方にも入り口があります。フロントはセントラルパーク側なのでこちらからアクセスすると割と長い廊下を逆サイドまで歩きます。
ホテルの内装はやはりJWマリオットらしい白黒の落ち着いたデザイン。
エセックスキングの部屋
繁忙期の滞在で、眺望が残念な中層15階のビル側の部屋がアサインされました。
ベッドルーム
部屋のサイズはニューヨークらしくやや手狭です。設備も最新鋭からは一歩見劣りしますね。
デスクスペースは十分なので窓の外に眺望があれば言うことなしでしたが、外のエアコン室外機の音もうるさくちょっと残念な印象が残っています。。
この通り、ビルに囲まれた眺望は言い知れぬ監獄感があります。セントラルパークビューの部屋へのアップグレードを期待していましたが、ケチらなければよかったとちょっと後悔。。
コロナグッズは消毒シートが置いてありました。JW MARRIOTロゴのメモ帳は世界共通ですね。
ミニバー
冷蔵庫はきれいにオーガナイズされていました。定番のドリンクに加えてみたことのないパッケージのものもいくつか。
テーブルにはスナック類も。
携帯のチャージャーなどの電子グッズもありました。セントレジスでも見ましたが、意外とこういうのは助かるタイミングはありますね。まあ、フロントにお願いすればケーブルくらいは貸してもらえますが。
クローゼット
クローゼットもやはりちょっと狭いですね。
アメリカのホテルにしては珍しくスリッパがあるのは助かります。サイズ違いが2セット。
バスルーム
せまい居室ですから、洗面台もシングルシンクです。シンクの後ろに便器があるギリギリのレイアウト。
アメニティはもちろんJWマリオット御用達のアロマセラピー・アソシエイツのセットです。が、もちろんここはアメリカですので歯ブラシや髭剃りはないので持参しましょう。
なぜかソーイングセットがバスアメニティに混じって置いてありました。普通はクローゼットやベッドルームのデスクに置いてあることが多いですが。
綿棒等のヴァニティキットはちゃんと用意されています。
ドライヤーはニューヨークのブランド、コンエアー製が採用されていました。日本では見ませんが、アメリカではメジャーなブランド。
アメリカの便器は、ふたのヒンジが弱くて、閉じようとするとガチャンと落ちてしまうのが多いですが、ここはちゃんとゆっくり閉まるようになっていました。トイレットペーパーはシールが貼ってあります。
バスタブはなく、シャワー室のみです。
クラブラウンジの朝食
ラウンジは1階のエレベーターホールの逆サイドにあります。が、解放時間は朝食のタイミングのみという運営でした。朝食の受付は専任スタッフではなく、フロントスタッフが対応しており、効率化された運用なのか経営状況が厳しいのかなんとも・・・
席間の距離は狭くてちょっと窮屈な印象も。
アメリカのコロナ禍における入国規制完全撤直前の6月初旬のタイミングでしたが、廃朝食はビュッフェ形式でした。ドリンクもセルフでエッグステーションもありませんが、品数はアメリカのホテルにしては比較的充実していた印象です。
まとめ
眺望のない部屋でセントラルパーク真横の立地を満喫はできなかったこともあり、あまり良い印象が残らない滞在となってしまいました。ニューヨークのホテルはどこも値段不相応なクオリティとはいえ、アジア圏のJWマリオットと比べるとかなり物足りなさを感じてしまうというのが正直なところです。
とは言いつつも、立地の良さからは観光拠点として選択肢には入るホテルではあるでしょう。