ジョグジャカルタのマリオットに滞在

今回は、ポロブドゥール寺院をはじめ世界遺産にも登録されている荘厳な寺院群があるインドネシアの古都、ジョグジャカルタにあるマリオットの滞在記です。

ジョグジャカルタは日本からの直行便はなく、ジャカルタやバリ島を経由する形での訪問になると思いますが、世界的な人気スポットであるアンコールワットにも劣らない石造りの寺院群は、一生に一度は見ておきたいおすすめの観光地です。

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地方都市ではありますが、ジョグジャカルタ市内には意外と5つ星ホテルに選択肢があります。ちなみにマリオット系列では、今回のマリオットともう1軒、プランバナン寺院の近くにシェラトンがあるのですが、、そちらはちょっと老朽化が激しく、冷房の故障があったり、3泊中に2回も部屋でゴキブリを見てしまったので、おすすめしません。。

これまで数えきれないほどのホテルに泊まってきましたが、室内でゴキブリを見たのは唯一の経験です。。。おそらく頻繁に出没するのでしょう。殺虫剤が撒かれていたようで2度とも洗面所で死んでいる姿を見ましたが、人によってはトラウマものだと思います。

が、今回取り上げるマリオットは設備も新しく、非常に快適でしたので気を取り直して見ていきましょう。

ホテルへのアクセス

コロナ禍中に移転したジョグジャカルタ国際空港は設備も新しく快適ですが、市内中心部からはタクシーで1時間半ほどの道のりでかなり距離があります。ジャカルタやバリ島と比べるとぼったくりは少なさそうでしたが、油断せずにローカルタクシーではなく、ブルーバードタクシーやGRABなどを利用しましょう。渋滞の加減で読みきれませんが、ホテルまでは300,000ルピアあれば大丈夫だと思います。

ホテルのエントランスは、隣接するショッピングモールの入り口とも接続しているので、買い物にも雨に濡れずに出掛けられます。

モールは東南アジアでよく見る大規模なものでかなりのテナント数でした。特筆すべきものはありませんが、飲食店もそこそこ入っているので食事には困らないと思います。最近、アジアでよく見る丸亀製麺には行列ができていましたね。

フロアの様子は木目調と落ち着いた雰囲気の絨毯で最新鋭のマリオットといった趣です。

キングルームの部屋

9階建の6階、エントランスからは一番遠い奥の部屋へのアサイン。内側のプールサイドに面した部屋です。

窓際に大きなデイベッドが設置されており、テーーブルの配置など、最近流行りのデザインですね。奈良のJWマリオットの部屋を思い出しました。ベッドの上にはゾウを模したバスタオルのオブジェがメッセージカードとともに添えられています。

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ベッドサイドにはコロナグッズのウェットティッシュと消毒液。

一番端の部屋なので、ホテルの中庭全貌が見渡せます。市街部の外を向いているのでのどかな田舎の街並みも視界に入り、リゾート気分も味わえます。まあ、ジョグジャカルタでは超高層建築は見かけなかったのでどこを見ても田舎町然とした風景が広がっているのですが。

防音性能もそこそこで、定期的に聞こえてくる大音量の祈りの音も控えめです。ちなみにラマダン時には朝3時くらいから夜明け前の祈りが始まるので、その時期にインドネシアを訪問する場合は耳栓必携です。

部屋との間にちょっと広めの空間と、そこからアクセスできるウォークスルークローゼット。棚も広く、家族連れでも十分余裕のある収納力です。

マリオットのプラチナ以上の会員向けの選択制サービスはいつもどおりポイントか、アルコールとスナックが選べますが、ローカルスイーツが用意されるということだったので選んでみました。インドネシア各地の伝統菓子が産地情報が載せられた情報板とともに提供されました。お菓子はわざわざ買ったりはしないので、こういうおもてなしは嬉しいですね。やっぱり米文化の国らしい食感ですが、日本の味付けとはちょっと違う感じがあります。

あと、連泊中にクッキーの詰め合わせなんかも持ってきてもらえました。

ミニバーのコーヒーはイリーのカプセル式エスプレッソ。さらにインスタントコーヒーもあり、お茶は東南アジア超定番のディルマがセットされていました。ディルマはスリランカのブランドですが、烏龍茶のチョイスはちょっと珍しいですね。

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シングルシンクですが、広いバスルームも快適です。トイレの配置はどうにかならなかったかとは思いますが、特に使い勝手には問題なし。バスタブはビューバスタイプですが、夜はプールから丸見えですね。

バスアメニティはサルバトーレ・フェラガモが採用されていました。ホテルアメニティとして見るのは、同じイタリアブランドのブルガリよりもさらに希少種ですね。独特な高級感のある匂いで好みは分かれるとは思います。フェラガモグループが運営している、下記のフィレンツェのホテルのものと同じ香りでしたが、こちらのパッケージには中国語表記もありました。

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プール&フィットネス

陽射しの強い日中よりも、スコール後、涼しくなってからが賑わっていましたね。やはり子供連れの家族の姿が目立ちます。

プールに面した広いジムスペース。機材も豊富に揃っていました。

ラウンジ

クラブラウンジは閉まっている様子で、代わりにフロントそばのバーエリアがマリオットのプラチナ以上の顧客向けに解放されていました。バーカウンターの裏手に軽食とエスプレッソメーカー等が並びます。カクテルタイムには、アルコールドリンクをオーダーできました。ラマダンのタイミングだったこともあると思いますが、カクテルタイムも利用者は数組見掛けただけでした。

朝食

1階にあるレストランはかなり大規模です。ディナータイムにもビュッフェをやっていましたね。

規模に見合う豊富な品揃えです。インドネシアのローカルフードも種類豊富でいろいろ食べ比べできて楽しめると思います。ウェルカムアメニティでもらったローカルスイーツも一式揃っていましたね。

まとめ

ジョグジャカルタ観光の目玉はタクシーをチャーターして巡る形になると思います。ポロブドゥール寺院、プランバナン、市内中心部とそれぞれに微妙な距離感な立地ではあるものの、逆にどこに向かうにもちょうどいい距離とも言えるこのホテルは観光拠点としてなかなか優秀だと思います。

ホテルの設備も最新鋭で、おこもりステイに利用しても十分満足できるクオリティでした。雨に濡れずショッピングに向かうこともでき、値段も比較的リーズナブルとおすすめするに足るホテルだと思いました。ぜひ世界遺産巡りに利用を検討してみてください。

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