高級ホテルで飲み比べてわかった美味しいお茶まとめ

高級ホテルに限らず、ホテルの客室にはコーヒーと共に必ず数種類のお茶のティーバッグが用意されていますが、やはりいいホテルでは時に素晴らしく美味しいものに出くわすことがあります。そんな体験を思い出しながら、高級ホテルで採用されているお茶ブランドをこの記事ではまとめてご紹介してみようと思います。

この記事を書こうと思いたって、この半年ほどホテル滞在で余ったお茶を持ち帰って収集していたらえらい数になってしまいました。笑 余裕で100は超えているので、そこそこ網羅性のある記事になると思います。

ということで、じっくり飲み比べながら書いていこうと思います。

高級ホテルの部屋のお茶について

5つ星クラスのホテルでは、部屋に備え付けのミニバーに無料のお水とポット、急須や湯呑み、コップなどなど必要なものは一揃え用意されていますので、特に自宅から何かを持っていく必要はありません。各ホテルそれぞれにこだわりの茶葉を用意しているので、ぜひ部屋で黄昏のティータイムを楽しんでください。

定番のお茶の品揃え

煎茶、ほうじ茶、紅茶が基本3点セットです。この組み合わせはビジネスホテルでも定番ですが、5つ星ホテルではホテルによって個性があり、たとえば煎茶はパッケージではなく缶入りの本格的なものになっていたり、ほうじ茶の代わりに玄米茶、ジャスミンティーなど、紅茶は銘柄も記事後半で並べるようなハイブランドのものやハーブティーなどが用意されていたりします。

変わり種をいくつか並べてみました

また、カモミールティーをはじめとしたその他の変わり種のお茶が用意されていることが多いのも5つ星ホテルならではです。珍しいフレーバーもこの記事では紹介していきます。

さらに、ティーバッグもぺったんこな大衆向けブランドとは異なり、しっかりと茶葉が開くサイズ感のものが多いのも特徴的ですね。

メズム東京の部屋の抹茶セット

まれに抹茶が用意されているホテルもありますね。たとえばメズム東京ではミニバーに用意されていて自分でたてることができますし、ミツイ京都ではお茶をたててもらえるコーナーがありました。

茶器もこだわりのものが多い

5つ星ホテルは茶器やティーセットもそれぞれにこだわりのものが取り揃えられていて、眺めるだけでも楽しげです。が、もちろん遠慮なく使ってしまいましょう。

高級ホテル御用達の日本茶ブランド

4つ星ホテルまでは伊藤園の緑茶のティーバッグをよく見るのですが、改めて見返してみると、5つ星ホテルでは案外ブランドや産地を前面に押し出した緑茶は少ないですね。

茶葉の産地などはもちろんパッケージの裏に書いてあったりしますが、おそらくそれぞれのホテルが個々の契約農園と独自のブレンドを作っているのでしょう。パッケージの表にはホテルブランドが記載されていることが多いです。これはお茶の国日本ならではだなと思いました。

一応、パッケージに記載のある茶葉ブランドを並べておくと下記のようなものがありましたのでご参考まで。耳に馴染みのあるブランドがいくつか入っていますね。

  • 一保堂茶舗
  • SAYURI
  • 宇治小山園
  • 福寿園
  • 茶の葉

茶聖 上久保淳一のお茶

緑茶に関しては並べ出すとキリがないのですが、ただ、JWマリオット奈良が採用している上久保(うえくぼ)さんのお茶だけは紹介しておきたいと思います。京都、静岡、三重、長崎等々、ホテル採用のお茶の産地は国内広くありますが、上久保さんの農園はJWマリオットと同じく奈良にあります。

上久保さんは若くして茶聖(Japan Grand Tea Master)の称号を得た方で、その茶園栽培に一目を置かれた知る人ぞ知る名工です。宿泊記でも書いたとおり、パッケージを開けたとたんに緑茶屋さんの店頭に来たかのような芳醇な香りがただよい、しかし淹れてみると驚くほど澄んだ味わいで、一口でモノが違うとわかります。

公式サイトでぜひご覧いただきたいのが20000円もする手もみ茶。いつ見てもSold Outの限定品ですが、この松葉のような細長い茶葉が圧巻です。お茶は細長いほど味が良いと言いますが、こういうやつのことを言うのだなと分かると思います。

僕も購入したいのであんまり広めたくはないのですが、しかし一応リンクは貼っておきます。

公式サイト > https://www.teauekubo.org/

高級ホテル御用達の紅茶ブランド(アルファベット順)

Art of Tea|アートオブティー

アメリカはロサンゼルス発のブランド。

有機栽培にこだわっているというこのブランドのお茶、パッケージの外までいい香りが漂います。パッケージを開けていないのに匂うということは密封性が低いということであまり良いことではないと思いますが、しかしほんとにいい匂いがただようのでこの茶葉がおいてあるとちょっとテンション上がります。最近は今年(2021)開業したばかりの大阪のWホテルで見ました。

ちょっと変わり種のフレーバーが揃うのが特徴ですが、上の写真に並ぶ中ではココナッツがおすすめです。パッケージも可愛いので、これは贈答用にも使えるブランドだと思います。楽天やAmazonでは見かけなくなったので、公式サイトからどうぞ。

公式サイト > http://www.artoftea.jp/

Brew Tea Co|ブリューティーカンパニー

イギリスのリバプール発の2012年創業の最新鋭ブランド。イギリス北部のスラングで1杯のお茶を意味するBrewに由来するブランド名。昨年(2020)オープンしたメズム東京で採用されていましたが、シンプルではっきりしたロゴデザイン、そして「価値が分かる人に 最高に美味しいティーを届ける」という企業理念が、個性の強い最新のアーバンホテルのブランドイメージにしっかりマッチしていたと思います。

パッケージのサイズが他のブランドと比べて一番大きく、茶葉がしっかりと開くようになっているのがいいところですね。

公式サイト > https://www.brewteacompany.jp/

Celestial|セレッシャル

「天体」という名がつけられたロッキー山脈のほとりで1969年に生まれたブランド。外資系企業などでドリンクコーナーに用意されているのを見かけることも多いこちらのブランドは4つ星クラスのホテルで採用されているケースが多いかなと思います。ビジネスホテルなんかでもよく見る一番小さなサイズ感のパッケージですが、ここのカモミールティーは結構美味しくてリーズナブルなので実は僕も愛用しています。

公式サイト > https://celestialseasonings.com/

Dilmah|ディルマ

紅茶の代名詞と言っても過言ではないセイロンティーで有名なお茶のメッカ、スリランカ発の紅茶ブランドです。1988年と比較的若いブランドですが、社会貢献活動にも積極的で応援したくなるブランドストーリーを持つ会社です。

このブランドも大きなリーフバッグが特徴です。セイロンのブランドなので正統派かと思いきや、意外と変わり種のフレーバーが揃うのが面白いところです。

公式サイト > https://www.dilmah.jp/

Harney & Sons|ハーニーアンドサンズ

1983年生まれのアメリカ発の紅茶ブランド。アメリカでお茶というのは意外性がありますが、ニューヨークをはじめとしたアメリカの高級ホテルで支持を受けるブランド。日本国内ではあまり見ませんが、Dean&Delucaなどで取り扱われていますね。パッケージサイズはアメリカらしく最大級です。

公式サイト > https://www.harney.jp/

TWG|ティーダブリュジー

ラグジュアリーティーブランドの定番といえばシンガポールのTWGですね。シンガポール土産の定番でもありますが、世界中どこに行っても、日本国内においてさえ5つ星ホテルの2つに1つはこれが置いてあると言っても過言ではないくらい圧倒的シェアを誇ります

マリーナベイサンズのTWGのカフェ

ロゴに入っている1837というのは、シンガポールが商工会議所を設立して貿易拠点となった年だそうで、今や世界に名だたるTWGのシンボルにふさわしいなと思います。が、実はこのブランド2008年創業と非常に若いブランドです。1837年創業と誤認させるというちょっとセコいブランド戦略ですが、見事に奏功しているというのがなんとも。。。

なお、TWINIGSの項を参照いただくと面白いのですが、1837年というのは実は別な意味もありそうです。THE FINEST TEAS OF THE WORLDというロゴに添えられた小さな文字も気になりませんか。これ、遠目に見ると THE FIRST TEAS…と見えるんですよね。僕が目が悪いだけでしょうか?

うんちくついでにTWGは香港ではTeaWGという表記で出店しています。これは地場企業がTWGの商標を持っており、TWGが敗訴したため商標変更したことによるものです。

手元にあった違う種類を並べてみました

このブランドの採用率が高い理由は、そのお茶の種類の豊富さにあるかもしれません。同じパッケージでありながら、どの種類を置くかでホテルの個性を出すことができます。

日本茶も同じパッケージで揃えているというのもポイントが高いですね。紅茶と日本茶でテイストの異なるパッケージだとミニバーに並んだ時に見栄え的に微妙ですが、かといってホテルブランドのパッケージを用意するとなるとコストも嵩みます。無難にブランドイメージの統一を図るにはこのブランドがもってこいということですね。

上の写真はフォーシーズンズ京都のものですが、このように箱入りで用意されているのもたまに見かけます。ただブランドの箱に入ってるだけですけど、ちょっと特別感出てますよね。

このブランド、深掘るとマーケターさんには学びがたくさんありそうです。

公式サイト > https://www.tokyugf-twg-tea.com/

TWININGS|トワイニング

こちらはスーパーの棚でもよく見る超定番の紅茶ブランドですが、そのためか意外にも高級ホテルでの採用率はあまり高くありません。ウェスティン京都で採用されていましたが、他に5つ星クラスでは見たことないですね。

が、このブランドが誕生したのは紅茶文化が華開く直前の1787年のイギリス。英国の紅茶文化の歴史とともにあると言っても過言ではない300年もの歴史を持つ超老舗です。お馴染みのアールグレイやティーバッグを生み出したのもこのブランドだったりします。

そして1837年にはヴィクトリア女王から王室御用達の栄誉を受けているんですよね。(あれ、そういえばTWGのロゴフォントがなんだかTWININGSのものに似ているような・・・おっと)

公式サイト > http://www.twinings-tea.jp/

JING TEA|ジンティー

2004年にイギリスで創業されたブランド。パッケージデザインにアラビアンな雰囲気を感じるのは僕だけでしょうか?『 心と身体を真のリフレッシュへと導く究極のお茶の世界を体験すること 』をコンセプトにしたブランドで、国内でも名だたる5つ星ホテルやミシュラン星付きのレストランで採用されています。

公式サイト > https://jingtea.mikasa-net.co.jp/

Lupicia|ルピシア

ザ・リッツ・カールトン東京が採用しているのは世界のお茶専門店を標榜する日本のルピシアというブランド。本社を北海道のニセコに移転し、北限のお茶栽培にチャレンジしているというユニークな会社です。ここはお茶以外にもセレクトショップを展開していたり、ビールなども取り扱っています。

マンダリンオリエンタル東京のスーベニアショップではオリジナルのブレンドティーが販売されており、一休のダイヤモンド会員特典(詳しくはこちら > 国内の高級ホテルにもっともお得に泊まる方法【年200泊する僕が解説】)でもらえるのですが、これ実は製造元はルピシアだったりします。

下記リンクのBOOK OF TEAという多色色鉛筆セットを彷彿させるカラフルな100種のティーバッグのセットが秀逸で、これは紅茶好き垂涎もの。お中元やお歳暮なんかでも大活躍してくれそうですね。

公式サイト > https://www.lupicia.com/

Pukka Herbs|パッカハーブス

本場イギリスのブレンドティーブランド、パッカです。いろんな種類のハーブティーが取り揃えられています。

ノルウェーの首都オスロのブティックホテル、ザ・シーフでターンダウン時に提供されていたnight time。カモミールティーに近い味わいですが、あまりに美味しかったので、オスロ市内のスーパーを4件も探し歩いて大量に買い込んだ思い出のお茶です。

当時(2015年頃)はまだこのブランドは日本に入ってきておらず、すごく大切に飲んだ記憶がありますが、いつ頃からか成城石井が取り扱うようになっていて、現在では国内でも入手可能になっています。パッケージもすごく華やかになりましたよね。

night timeとあるようにリラックス効果抜群でおすすめのお茶です。カモミールティーが好きなら絶対好きだと思うのでぜひお近くの成城石井で探してみてください(night timeはあんまり置いてないですが)。

公式サイト > https://www.pukkaherbs.com/

Ronnefeldt|ロンネフェルト

1823年創業という200年の歴史があるドイツの老舗ブランド。これも高級ホテルでとてもよく見かけますが、とりわけアフタヌーンティーやクラブラウンジでよく使われている印象です。このブランドもいろんなフレーバーがありますね。部屋に置かれているパッケージは小さい標準的なティーバッグサイズで、紙製のときとプラスチック製のときがあります。

このブランドは販売店舗の認定制度を設けていて、ティーブティックはトレーニングを受けてテストに合格しないと販売店として認定されません。こういったブランド価値の維持に努めているところも老舗高級ブランドたる所以ですね。購入の際はぜひ認定店よりどうぞ。

お湯を入れてから斜めに立てかけて茶葉を寝かしつけるというスリーピングポットというちょっと変わったデザインのポットでも有名で、紅茶好きの方は愛用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

公式サイト > http://www.ronnefeldt.co.jp/

ホテルのオリジナルブレンドティー

ホテルによっては既製品ではなく、ホテルオリジナルのブレンドティーを用意しているケースも結構あります。ここではそれらの中からピックアップして個人的によかったものを少しだけ取り上げておきます。

ルイボスシュガープラム

僕はお茶の中ではルイボスティーが一番好きなんですが、ルイボスティーがホテルのルームティーで用意されているケースは極めてまれです。しかし、東京のパークハイアットでは、ルイボスシュガープラムというルイボスティーベースのお茶が用意されていました。

シュガーと書いてありますが、確かに甘みを感じる香りはするけれども砂糖は入っておらず、決して味は甘くない不思議な味わいのノンカフェインティーでした。これはかなり美味しくてクセになる味です。

似たものがないかなと探してみたら、ちゃんと売ってるんですよね。

洋梨紅茶

ふふ日光では、栃木では有名だという世界のお茶の専門店Y’s teaさんとコラボしたという不思議な味の紅茶。マリーゴールドが使われているらしくフローラルな香りがしました。

まとめ

いつもの麦茶や烏龍茶もいいですが、たまには奮発してちょっといい銘柄のお茶を楽しむのも悪くないですよね。そんなときにこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

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