3年がかりの改装が完了し、今年ついに完全リニューアルしてグランドオープンしました。7月に新たに加わった温泉施設もオープンし、歴史あるホテルが一気にグレードアップしたということで行ってきましたのでそのレポートです。
Google Mapの評価では4つ星になっていますが、リニューアル後のクオリティであればそのうち5つ星に格上げされるだろうなと思いますので、当ブログでは5つ星評価として掲載しておきます。
今回はジュニアスイートの部屋での滞在でしたが、改装前(2018年頃)に泊まった同じくジュニアスイートの部屋の写真があったので並べて変化点を見ていきたいと思います。見比べると劇的に良くなったのがわかっていただけるかと。
目次
ホテルへのアクセス
最寄駅は蹴上駅。同じく蹴上駅が最寄りのふふ京都の記事でも書いた通り、すぐ近くに京都動物園や京セラ美術館、平安神宮や南禅寺などなど徒歩圏内に観光名所が目白押しです。
京都駅八条口からシャトルバスが出ています。ホテルからは、三条京阪、祇園四条でも降車できるので観光にも利用できますね。
時間などは公式サイトをご参照ください > https://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/access/index/
ホテルの外観自体は以前と変わりないように思います。昔、ホテル内にホテル全貌のジオラマが置いてあって写真を撮った記憶があるんですが、見つからなかったのでまた見つけたら載せようと思います。
端午の節句の時期の飾り付けがなされたフロント前の広場。木調の柱の雰囲気とか、花の絨毯の雰囲気とか、重厚なソファとかいかにも都ホテルって感じでした。同じ京都だと宝ヶ池のプリンスとか大阪のシェラトンなどもこういう系統で昔ながらの高級ホテルという趣です。
そして改装後、現在はこのように現代的な洗練された空間に生まれ変わりました。シンガポールのウェスティンはこんな雰囲気でしたね。
ジュニアスイート キングの部屋(新旧比較)
今回のアサインは6階。ジュニアスイートは6階から8階に配置されているようです。
6階の部屋からは平安神宮の大鳥居や赤く輝く京セラ美術館、京都動物園、そしてふふ京都の宿舎など岡崎エリア、そして京都市内方面を広く見渡すことができました。
では、ここからジュニアスイートの新旧写真を比べていきましょう。
リビングルーム
まずこちらは改装前のリビングの様子です。ヨーロピアンクラシックなデザインの東京や大阪のウェスティンと比べるとややグレードの下がる印象でした。インテリアをとりあえず並べましたという感じで、部屋のスペースをうまく生かせていなかった感がありますね。
そしてこちらが現在のリビングスペース。見違えましたね。円卓を囲んだソファとチェアが機能的に配置されています。ご家族で滞在しても席の取り合いにならない広さがあります。
デスクスペースも広く抜かりありません。壁側ではなく、デザイン性の高い部屋側に向いた配置。そしてデスクに配置されたコンセントもポイント高いです。
ミニバー
冷蔵庫は流行りの引き戸式になっていました。定番のドリンクが並びますが、KRUGがあるのはなかなか珍しいですね。
お茶は前回の記事で書いたとおり5つ星では珍しいトワイニングでした。エスプレッソマシンは以前は定番のネスプレッソでしたが、より美味しいイリーに代わっていて地味にポイントを稼いできます。
緑茶用に南部鉄器の急須。これは5つ星ホテルでよく見ますね。電気ケトルも最近こぞって採用されているバルミューダのものでした。
クローゼット
入り口すぐにクローゼットがあります。ここにはスーツケースは収納できないですね。
以前は祇園祭の山鉾をあしらった浴衣が用意されていましたが、温泉施設が出来上がったので、スーパー銭湯とかで見る甚平に置き換わっていました。
リセッシュは以前も置いていました。
ベッドルーム
リビングのお隣のベッドルームもリビングと統一感のあるデザインです。
扉のツヤ感がとてもいい雰囲気です。スーツケース台はこちらに置いてありました。
ベッドサイドの電話は昔ながらのよく見るタイプですね。ウェスティン共通のラベンダーパームやコロナグッズのウェットティッシュが用意されていました。
で、以前の様子はこちら。もちろんヘブンリーベッドなので寝心地そのものは問題ないとはいえ、まあ普通のこぎれいなホテルという感じでした。
かつてユニークだったのはこちらのリビングとベッドルームを仕切る壁。ガラスで双方が見えるレイアウト。これは他では見たことがありません。リビングで過ごしている人がいるとベッドルームが真っ暗にならないので少々不便なところはありますが、部屋を広く見せるという意味では一つのアイデアとして面白いなと思いました。
バスルーム
バスルームも完全に見違えました。従来のベッドルームとリビングの仕切りのオマージュなのか、ここにガラス戸の仕切りが残っています(まあ、バスルームがガラス戸なのは普通ですが)。
昔のバスルームがこちら。広さはともかくとして、やはりカーテン仕切りのユニットバスだとテンションが下がります。ここがグレードアップされたのはめちゃくちゃ大きいと思います。
アメニティはこの通り国内のウェスティン共通のものが一通り揃っています。(中身を箱から出した状態です)
さらにホテルでスパを運営しているSOTHYSのバスアメニティも用意されていました。太っ腹ですね。まあ、これが試供品代わりで販売店でお土産に買ってもらう戦略でしょうけども。
トイレ
もちろん改装前後でトイレも見違えましたね。TOTOの流線型のこのタイプは5つ星でも珍しいです。トイレットペーパー上のガラス板はシェラトンやアロフトあたりの記事で以前酷評したやつが使われていますが。。
ホテルの朝食
東京や大阪のウェスティンと同じく、ここ京都でもコロナ禍においてもビュッフェ形式での朝食を維持しています。
以前のビュッフェ会場の様子ですが、誰もマスクしてない様子はすごく懐かしさを感じます。マスクなしでこの距離感とかちょっと今は考えられない。そうそう、ソフトクリーム機があったのがユニークでしたね、ここは。
もちろん現在もソフトクリームはあります。ありますどころかめっちゃパワーアップしてました。笑 ラングドシャーソフト、これたまに観光地とかで見かけて買っちゃいますが、思ったほどマッチしないんですよね。しかし特別感はあります。(これは昼以降の提供とのことでした。)
ビュッフェ会場はかなりスペースに余裕を持たせたレイアウトです。これだけスペース取ってるならアクリル板は不要だと思うのですがね。
ビュッフェ台の料理はそれぞれスタッフが渡してくれるスタイルです。パンなどは個包装されてかわいらしく並べられています。
ユニークだったのはこちらのオレンジを丸ごと掘り出してジュースにする機械があり、定番のオレンジジュースはこのスタイルで提供されました。面白いですが、容量が少なくて普通のコップで出してもらったほうがいいなと思いました。笑
ラウンジ
エグゼクティブラウンジは今回の滞在時はクローズしていたので見ていません。以前はスタッフが常駐しているわけでもなく、とりあえずお茶菓子などが置いてあるフリースペースって感じでしたが、現在の変わりぶりからは期待できるのでまたコロナが落ち着いた時期に再訪して見にいきたいと思います。
ラウンジがない代わりに、2階のレストランでアフタヌーンティーとカクテルタイムは軽食とドリンクが提供されていました。ミニトマトにはちみつが浸かっていて、なんだこれと思いきや意外にも美味しかったので、これ家でも試そうと思いました。
スパ 、プール&フィットネス
スパ 華頂
7月にオープンしたての温泉。部屋のテレビで混雑状況がわかります。テレビに映っているのは外風呂ですが、内風呂も広々していますし、サウナも広く快適でした。
フィットネス
フィットネスエリアは最近よく見る透明の板ではなく、木製の板で機材の間を区切っていました。他ではみたことのない珍しいギミックの機材もいろいろあってなかなか楽しめました。
プール
フィットネスの奥にプールがあります。室内プールと室外プールが併設されており、しっかり泳ぐ派にも、リゾート気分でくつろぐ派にも対応できますね。
ホテルの名勝散策
ホテルの5階から広大な庭園にアクセスできます。苔むす庭は探検気分で散策できるのでぜひ行ってみてください。
これは清浦奎吾首相が雲井の滝と名付けた滝だそうです。他にも歴史ある遺構など転がっているので見つけてください。
もちろん披露宴会場もあるホテルなので、こういうブーケトスにもってこいの広々した場所もあります。
まとめ
ホテルで広大な敷地をもった歴史あるホテルなのでまだまだネタは尽きないのですが、ひとまずここらで。ジュニアスイートの部屋の新旧比較をしてみましたが、完全に見違えたのが分かっていただけるかと思います。正直、このエリアに来る目的でないと選択肢に入りづらいホテルだったのですが、スパ目的におこもり旅の滞在先としても俄然、有力候補になったと思います。
特にマリオットのエリート会員の方であればポイント利用での滞在にもってこいなホテルだと思いますのでぜひ有効活用されてください。