マンダリンオリエンタル 東京の富士山ビューの部屋と百名店ケシキの朝食

昨夏に滞在したスカイツリービューの部屋とは逆サイドの丸の内側の部屋に滞在してきました。前回はインルームダイニングで済ませましたが、今回はメインダイニングのケシキで朝食をいただいてきたので、前回と違う部分にフォーカスしてレポートしていきます。

夏にはクローズしていた1階のショップも営業中。中に入る際にはデパートなどと同じく手指の消毒が促されます。こちらでは、朝食でも出てくるクロワッサンなどのパン類や、ドリンク類、ジャムや薬味系などのお土産が購入できます。一休のダイヤモンド会員特典の茶葉もこちらで1800円で売っています。

フロントは春らしく桜の飾りつけです。この写真右手、フロント奥にスカイツリーが正面に見えます。

桜は近づいてみると布製の作り物でしたが、このくらい近づかないと本物だと見紛う出来栄えです。実は夏のときの盆栽も造花だったのかな。

マンダリングランドキングの部屋

前回のデラックスプレミアキングの部屋よりも1ランク上の部屋です。部屋の広さが60㎡とプレミアの50㎡よりも一回り大きいのと、このクラスの部屋はすべて丸の内側に向いているというのが違いのようです。設備的には全く同じなのではしょっていきますので、アメニティなどが気になる方は前回の記事をご覧ください。

リビングルーム

部屋のレイアウトは全く同じですが、若干内装のデザインに違いがありますね。

本来はここから皇居が見えるはずの立地なんですが、後からできたアマン東京(黒っぽい大きなビル)に阻まれて見えません。ちなみにその皇居ビューは、アマン東京のデラックスルームまたはフォーシーズンズ東京大手町の皇居ビューの部屋から堪能できます。

ベッドサイドのテーブル上には前回の部屋にもあった小さな皿に香水が置かれています。双眼鏡が置いてあるのも同じですね。一方、夏には見かけなかった空気清浄機がデフォルトで置かれていました。どこのホテルでもお願いすれば用意してもらえますが、この季節、花粉症の身には最初から部屋に用意されているのは助かります。

お水がペットボトルではなく、リユーサブルの瓶で提供されるようになっていました。ホテルで入れ直しているそうです。瓶ごとに容量が違っているので、手作業でやってるんですかね?海外では瓶入りをたまに見かけますが、国内で見たのはお初です。こういう試みは今後増えていきそうですよね。

その他のミニバーなどの内容は前回と同じでした。エスプレッソマシンはイリー製です。

ウェルカムスイーツは前回はマンゴープリンでしたが、今回はブレンドティーとサブレクッキーになっていました。ピーチ系の甘い香りからフローラルな香りを感じ、そこからまたフルーツの香りに変化する不思議な味でした。これはなかなか美味しい。

窓の下を見下ろすと、円マークの日銀の建物が見えます。

少し距離はありますが、東京のビル群の奥に佇む富士山がやはりこの景観の主役です。夕方は、西日が射しこんでくるのでちょっと眩しいですが、このレアな景色を堪能しましょう。

夜になるともちろん富士山は暗闇に消えます。そして夜景は首都高の灯りが主役。その奥、正面から左側は丸の内のビル群、右手に目をやると高層ビルの少ない街の光が輝きます。前回の記事のメトロポリタン丸の内もこの視界に入りますね。

ウォークインクローゼット

プレミアルーム+10平米分はこちらの入り口横のウォークインクローゼットでした。奥の棚の上は大型のスーツケースを余裕で広げられる圧巻のサイズ感です。右手の簾を開けるとバスルームが見えます。こういうレイアウトの部屋は初めて見ました。扉の横にはパススルークローゼット

さらにパススルークローゼットの横の扉を開けるとこれまた十分に広いクローゼットがあります。このサイズ感にしてはハンガーが少なめだなと思いました。

バスルーム

バスルームも基本的にプレミアムルームとと同じデザインでした。鏡は左右に動かせて、後ろのバスタブから窓の外が見られるようになっています。

バスタブの奥のすだれを開けると先程のクローゼットエリアが見えます。前の部屋はここは壁でしたが、違いはそこだけですね。アメニティなども前回と一緒。流行りの木製のくしや歯ブラシが紙のパッケージに入っています。バスアメニティはボッテガヴェネタ。奥のシャワールームで写真撮るために並べた痕跡が残ってますね(笑)

部屋側のすだれももちろん閉じることができます。鏡がリビング側も鏡になっていて光を反射するので、窓の外の写真を撮る時はすだれを閉めたほうがいいと思います。

トイレは自動開閉ではないタイプのTOTOウォシュレットです。替えのトイレットペーパーはそこには置くなといつも言っているダメなパターン。。

インルームダイニング

コロナ対策ということで、対面せずにルームサービスということでした。部屋のチャイムが鳴らされて、外にこちらの台が置かれた状態で引き渡しです。お料理を自分でボックスから出したのは初めての経験でした。ちょっと楽しかったですが、お互いマスクしてるのでそこまでやる必要はないと思うけどな。。扉を開けてもすでに従業員はいませんでしたので、もしチャイムに気づかなかったらパスタとか伸び伸びになるよなと思いました。

ちなみに夏は普通にサーブしてくれていたので緊急事態宣言を受けての試みだったのだと思います。2度目の宣言明けても、最近の状況からするとこれもしばらく継続されそうですね。

イタリアンダイニング ケシキの朝食

食べログの百名店にも選ばれるホテルのフロント階にあるメインダイニングのケシキで朝食をいただきます。人数制限のため事前に時間予約が必要になっていて、ピークの8−9時の時間帯はチェックインが遅くなるとすでに埋まっていると思うので、その辺の時間にどうしても行きたい方は早めのチェックインをおすすめします。

今回の部屋と同じく丸の内側に面しています。このレストランからは部屋からは見えなかった新宿のオペラシティやパークハイアット、そしてその手前に微妙に皇居も見えます。ちょうど見取り図でいうと5部屋分はありそうなスイートの部屋からでないと見えない景色ですね。朝から富士山を見るとやはり気分が高揚します。

パンは3種類(クロワッサン / パンオショコラ / パンオレザン)から2つ選びます。しゃしんはクロワッサンとパンオレザン。もちろんサックサクの食感。

フルーツと野菜の盛り合わせに、ヨーグルト。オーソドックスな組み合わせです。ドレッシングはバルサミコとオリーブオイルのシンプルなイタリアンの味付け。前回のインルームで食べた朝食を見返したらサラダがなかったですね。。

メインは卵料理やパンケーキ、フレンチトーストなどから選べますが、結局、前回と同じエッグベネディクトにしました。ほうれん草の包み方が前に見た時と違いますね(手抜きのような・・・)。右上、本日のスープはレンズ豆のスープ。

ここのエッグベネディクトはズワイガニが使われているのが特徴です。間違いのないお味。他にフロランタン、アーノルドベネットというのがおすすめ料理ということでしたので、次はそちらを選ぼうと思いますが、またエッグベネディクトにしてしまうような気がします。

まとめ

およそ半年ぶりのマンダリンオリエンタル東京の滞在でした。晴れが続いた東京でしたが、無事に富士山を見ることができて満足でした。ただ、見比べてみて思いましたが、やはりこのホテルは今回の部屋とは逆サイドのスカイツリービューの景色の方が良かったですね。

部屋の設備はプレミアムルームと同じですし、よほど荷物が多くない限り、グレードを下げてスカイツリービューを選びつつ、富士山はフロントの窓からあるいはケシキで朝食をいただきながら楽しむというのが正解だなと思いました。

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