【8月営業再開】アマン東京のデラックスルームから皇居と新宿の摩天楼を望む

高級ホテルの居並ぶ東京においても頭一つ抜けた強気の値段設定がなされており、泊まるには一番安い部屋でも1泊10万円をくだらないアマンです。アマンジャンキーなんて言われるくらい熱狂的なファンを集めるこちらのホテルについに行ってきてしまいました。

結論から言うと、うん、間違いなくリピートします。なんなら他のアマンにも行ってみたいと思いました。

立地はパレスホテルと同じく最寄駅は大手町ですが、東京駅からも距離的にほぼ変わりません。地下からアクセスできるので雨に濡れることもありません。

ロビーフロアは33階にあります。1階から直通のエレベーターを上がるとこの空間に出てきますが、34階まで突き抜けるこの圧巻の天井高です。チェックイン時には琴の生演奏がされていました。

なお現在は稼働率を下げて営業しているそうです。部屋は前の客が出てから24時間間をあけて利用するということで、平常運転時よりも贅沢な利用ができるかもしれません。混み合うという口コミを見かけたチェックインも全くそんな様子はなくスムーズに入れましたので、今は絶好の訪問チャンスかもしれません。

デラックスルーム

最上階の38階へのアサインでした。エレベーターでフロアに到着するとゆずの香りが漂います。

部屋番号は411でしたが、35階から38階までの4階層を35階を1階扱いしているようで、38階の100の位は4になります。超高層ビルの中でもここだけは別空間という意思表明を感じます。

ルームキーはカードではなく、このチップとケース。比較対象がないのでわからないですが、カードよりも一回り小さく、ズボンのポケットに入れても邪魔にならないサイズ感です。

コロナ対策ということで、部屋からは紙類は取り除いているということでした。2枚だけ案内があり、インルームダイニングのオーダーなどもその紙に記載のあるQRコードを読み込んでスマホで見るようになっています。
*お願いすればもちろん紙のものももらえるようです。

部屋はやはり広いです。都内の高級ホテルだと50平米弱くらいが標準的な広さですが、ここはなんと71平米もあります。しかしリビングとベッドエリアが段差で区分されていることもあり、無駄に広い感じもありません。

この写真だとそんなに広そうに見えないですが、これは天井高があるためです。3mはありそう。客室でこれだけの高さの窓は他で見たことがありません。とにかく開放的で素晴らしい。

障子を開けると奥に洗面所があります。全開にするとなお部屋の広さが際立ちます。

iPhoneのパノラマでぐるっと撮ってみました。なお、布団のシーツはスベスベで掛け布団は薄くふんわり柔らかでベッドはやや固、枕は弾力があるクッション系でした。かなり最高な寝心地です。

そして外の景観が素晴らしい。皇居から新宿方面へ視界が開けます。目の前にはいくつか高層ビルが構えますがそれよりも一段高いため、それらも視界の邪魔ではなくむしろアクセントになっています。

これはミッドタウンのリッツ・カールトンの見晴らしにも勝るとも劣らない。

夕日の沈む東京の空。夕方、ゲリラ豪雨が過ぎ去って行きましたが、刻々と変わる空模様を永遠に見ていられます。このビューであれば天気が良ければ富士山も見えると思うので、タイミングを見計らって絶対また来ようと思いました。

夕焼けがまるで新宿を焼いているように見えます。ゲリラ豪雨の雨がそれを消そうとしているかのよう。

とか思っていたら見る見るこちらにやってきて水墨画の世界です。最後は真っ白になりました。

この大雨の後、猛暑で雨が水蒸気になって皇居から立ち昇る姿に加えビルへの夕日の反射がとてつもなく素晴らしい景色だったんですが、その千載一遇のタイミングがWeb会議と被ってしまっていたため写真に残せませんでした。。。

リビングエリアはこのようにデイベッドを利用した作りに。家族で過ごすにも十分な広さです。

ちょっとデイベッドの布が消臭剤特有の匂いが漂っていたのが残念でしたが、それも手入れされている証拠でもあるので許容範囲です。

ウェルカムフルーツに葡萄が用意されていました。

部屋に到着すると、こちらのお菓子と牛乳(なぜ?)を持ってきてくれます。が、僕の部屋はこれがすでにあり、あ、すいませんとそのまま帰ってしまいました。なんだったんだと思いましたが、食べてみたら湿気てたので多分前の客のが片付けられずにそのまま残ってたんじゃないかと思います。。

まあ、気にせず全部食べましたですけど。笑

なくなった分はターンダウンの時に補充されていましたが、それは湿気てなかったのでそう思いました。

棚の中にはお茶のセットやネスプレッソなどが隠れています。

カプセルはよく見るオーソドックスな組み合わせでした。

この棚にはテレビが隠れています。このテレビは回転させてリビングからもベッドからも見られる仕様になっていました。

収納は真ん中のスーツケース置き場の左右に大きく2つあります。

このバスローブがセーターのような生地になっていてめちゃくちゃ肌触りがよかったです。ただ、サイズが180cm以上の人が程よくゆったり着れそうな大きさだったので女性にはちょっと合わないんじゃないかな。

備え付けの傘は和傘ですね。ありがちなホテルのロゴも入っておらずこれなら雨の日にも使えます

風呂場は障子をこのように開放できます。風呂は広さはほどほどですが深さもあります。ちょっとお湯が出るまで時間がかかりました。

壺の生花なんかも地味に手間がかかってますよね。

シャンプー類のアメニティと並んで浮世絵で描かれた風呂の入り方の説明図が置かれていました。

隣の容器にはヒノキの香りがするバスソルトが用意されています。

洗面台にはボディローションと並んでアルコール消毒剤が。これだけはちょっとデザインはなんとかならなかったのでしょうか。

トイレはやはりTOTOですね。トイレットペーパーカッターがついていませんでした。

インルームダイニングで朝食

現在、朝食はレストランではやっておりませんので、インルームダイニングでオーダーします。混み合う時間だとちょっと時間がかかるので余裕を持って頼みましょう。

和食にするか悩みに悩みましたが、エッグベネディクトの誘惑に負けてアメリカンブレックファーストにしました。付け合わせとドリンクの種類など選べたかと思います。

ソースは自分でかけるパターン。絵になります。

フィットネス&プール 

スパエリアは34階にあります。人数制限があり、同時に使えるのはフィットネスは5名、プールは8名までということでした。予約制ではないため早い者勝ちですが、順番待ちで空いたら連絡をもらうことは可能です。

ロッカーのハンガーにはヒノキくずの消臭剤が。こういう地味な気遣いも嬉しいです。ロッカールームの奥には温浴設備として浴場とミストサウナもありましたよ。

都内でも屈指の30mプールです。幅が狭いのでそれほどのインパクトはありませんが、泳いでみると確かに長い。そして深さが結構あります。120〜130cmくらいかな。海外だとたまにありますが国内のホテルのプールでは経験のない深さです。

プールエリアはちょっとだけカルキ臭がしました。気にならない程度ではありましたけどね。

ジムエリアの充実度も都内トップクラスですね。他で見たことのない機材なんかもありました。

他のホテルではコロナ禍でランニングマシンが一つ飛ばしになっているケースがほとんどですが、アマンではそういう制約は特になしでした。

一度に5人までなので大丈夫ということでしょうか。そもそも機材の配置にも余裕があるように見えますし、僕が利用した時はずっと一人で独占状態でした。

ジムには水とバナナが用意されていました。バナナはロッカールームにも置いてありましたね。

ジムからはかろうじてスカイツリーが見えます。右手の方には東京タワーもビルの後ろに見えますが、それよりもこの写真真ん中の日銀本店の「円」の建物が上から見えるのが稀少です。

その奥にそびえるタワーの全面ガラス張りの上層階は前の記事で書いたマンダリンオリエンタル です。やはり周囲のビルから頭一つ抜きん出ていましたね。

以上、8月に営業再開したばかりのアマン東京でした。帰りの際に、スーツケースタグをお土産でもらえます。これをつけてまた訪問してみたいと思います。次は和食にしよう。そして富士山を見たい。

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