高級ホテルでのおこもりステイを楽しむ際に、室内プールの存在は欠かせません。もちろんプール付きのホテルとなるとそれなりの値段設定になってしまいますが、ホテルのプールは水質もよく、高層階にあったり付帯サービスも色々あって、大衆向けのプールとは次元の違う体験ができます。
僕も泳ぐのを目的にホテルに泊まることがよくあり、都内のホテルのプールは大体泳いだことがあります。そこで本記事では、東京都内にある高級ホテルのプール情報をまとめつつ、僕の独断でランキング形式でご紹介してみようと思います。
目次
ホテルのプール写真まとめ
まずはスライドショー形式で僕が過去に各ホテルで撮ってきた写真をまとめて載せておきます。いずれのホテルも宿泊記を書いていますので、気になるホテルは下表のホテル名から宿泊記に飛んでチェックしてみてください!
都内の室内プールのあるホテル一覧
まだ宿泊記を書いていないホテルもあるので抜けてるところは追い追い追加していきますが、このリストでおおよそ23区内のホテルは網羅できているので、ホテル選びの参考にしていただけるかと思います。
ホテル | 階層 | 広さ | 深さ | 営業時間 |
アマン東京 | 33F | 30m x NA (広) | NA | 8:00-22:00 |
アラマンダ青山 | 11F | 25m x 4レーン (広) | NA | 8:00-22:00 |
アンダーズ東京 | 39F | 20m x 6m (狭) | 1.3m | 6:30-21:00 |
東京エディション虎ノ門 | 31F | NA (狭) | 1.4m | 7:00-22:00 |
ジ・オークラ東京 | 27F | 25m x 5レーン (広) | NA | 6:00-22:00 |
キャピトルホテル東急 | 14F | 20m x NA (普) | 1.2m | 6:30-20:00 |
グランドハイアット東京 | 6F | 20m x 7m (狭) | 1.1m | 6:00-20:00 |
コンラッド東京 | 29F | 25m x 6.8m (普) | 1.2m | 6:00-20:00 |
シェラトン都ホテル東京 | B1 | 25m x 9m (広) | 1.2m | 6:30-21:00 |
シャングリ・ラ東京 | 29F | 20m x NA (狭) | 1.1m | 6:30-20:30 |
セルリアンタワー東急 | 3F | 20m x 3レーン (普) | 1.2m | 6:00-22:00 |
椿山荘東京 | 2F | L字型 (狭) | NA | 8:00-22:00 |
帝国ホテル | 20F | 18m x 3レーン (狭) | 1.0m | 7:00-20:00 |
ホテルニューオータニ東京 | 3F | NA (狭) | 1.0m | 7:00-22:00 |
パークハイアット東京 | 47F | 20m x 8m (広) | 1.1m | 6:30-21:00 |
パレスホテル東京 | 5F | 20m x 5m (普) | 1.2m | 7:00-20:00 |
ヒルトン東京 | 5F | 12m x 1.5m (狭) | 1.3m | 7:00-20:00 |
フォーシーズンズ東京大手町 | 39F | 20m x 4m (狭) | 1.2m | 6:30-22:00 |
プリンスギャラリー 紀尾井町 | 30F | 120m x 6m (狭) | 1.2m | 6:30-22:00 |
ザ・プリンス パークタワー | B2 | 25m x NA (広) | 1.3m | 6:00-22:00 |
ザ・ペニンシュラ東京 | 5F | 20m x NA (広) | NA | 7:00-22:00 |
リーガロイヤルホテル東京 | 3F | 25m x 5 レーン (広) | NA | 7:00-22:00 |
ザ・リッツ・カールトン東京 | 46F | 20m x 4レーン (広) | 1.2m | 7:00-21:00 |
- 深さは場所によって異なるところがあるので最深部の数値です。
- NAとなっているところは公式な情報がないところです。
- 広さの括弧書き「狭 / 普 / 広」は僕が泳いだ時の体感です。
- 営業時間は執筆時点の各施設の代表的な時間を入れています。コロナの影響や日程で異なるケースも多いので、宿泊時にホテルにて確認ください。
- 子供の利用制限が設けられているケースも多いです。特に早朝と夜は子連れNGのケースがほとんどなので、これまたホテルに問い合わせてください。
ホテルプールのサービス内容
利用方法
多くのホテルでは、宿泊者であれば多くは無料、または数千円の利用料で利用できるようになっています。基本的に事前予約などは不要ですので泳ぎたくなったタイミングで受付まで行って自分の部屋番号を伝えましょう。
ただし、コロナ禍において多くのホテルで人数制限がかけられるようになってきました。また、予約制を採用するところもありますので、チェックイン時に確認することをオススメしておきます。
水着などの貸し出し
基本的に水着とゴーグルは持参するのがよいと思いますが、忘れた場合にも、有料で貸し出し、または販売していますのでご安心ください。
ゴーグルは無料貸し出ししているところと有料とに分かれるように思います。
泳ぐに当たっては、スイムキャップも必要になりますが、こちらは全てのプールで無料貸し出ししてもらえると思います。(少なくとも僕は今まで貸し出しがないとか有料と言われたことはありません)
水、そしてタオルやガウンなどはプールサイドやロッカーなどに大量に常備されていますので、安宿と違って部屋から持参したりする必要はありません。多くのホテルはガウンでプールまでアクセス可能なので、更衣室を使わずに部屋で着替えて直接プールに向かうこともできます。(プリンスパークタワー やニューオータニなど例外ありなので、ホテルで確認ください)
付帯設備
ジャグジー
このクラスのホテルでは、プールだけではなく温浴設備がついていることも多く、プール(温水のことが多いですが)で体が冷えたら温水のジャグジーで温まりつつリラックスすることができますし、大概サウナや大浴場もありますね。
ロッカールーム
ロッカールームにはアメニティ類も色々用意されていて、特にこだわりがなければシャンプー類も持参する必要はありません。※コロナの影響で、ホテルによってはアメニティは常設されておらず、スタッフに持ってきてもらうスタイルのところもあります。
コロナ禍においては共用のアメニティは撤去されていることが多く、ドレッシングエリアも一つ飛ばしになっていたりします。洗面台上のアルコールももはやおなじみですね。
水着の脱水機もついているので、移動日であってもビニールの入れ物さえあれば(それもロッカーに用意されていることが多いです)、水着で荷物が濡れてしまう心配をする必要もありません。・・・と言い切りたいところですが、ごくまれに脱水機がなくて困ることがありますので念のためホテルに確認しましょう。ただし、この記事にあげているホテルには全て脱水機はありますのでご安心ください。
営業時間
当然、ホテルによって異なりますが、概ねジムが24時間営業なのに対して、プールは朝食が始まる朝7時頃から夜は22時が標準的な時間帯のように思います。ただし、やはりコロナの影響で営業時間短縮があるのと、曜日によっても違いがあるのでこれまたホテルに確認してください。
通常時であれば、ここで取り上げるようなクラスのホテルのプールであれば、いつ行ってもほぼ独占に近い状態で泳げますが、最近は特に休祝前日はGoToの影響でちょっと異常な混みようです。。ただし、経験上、早朝はまだ比較的空いていると思いますので早起きしましょう。
プールエリアでの写真撮影について
ホテルによってはプールエリアの写真撮影がNGのところがありますのでご注意ください。特にGoToが始まったタイミングで以前はOKだったのにNGになってしまったところもあります。
せっかくのインスタ映えスポットなので、NGにするのはホテル的にももったいない気がしますが、これらのプールやフィットネスは著名人やVIP層が利用しているケースも多く、きっとクレームとか入ったんだろうなと思います。
一応、僕が記憶している限りでは、少なくともグランドハイアット、プリンスパークタワー、椿山荘などはNGでしたので案内に従いましょう。
都内ホテルの室内プール ベスト5
最後に、僕の独断でプール体験が最高な5つをランキング形式でご紹介しておきます。どこもいいプール設備が揃っているので厳選するのは非常に悩みましたが、それだけにここに挙げた5つは、水質、眺望、広さ、体験の特別感、スタッフのサービスの品質、いずれをとっても大満足間違いなしのホテルです。
第5位 アンダーズ東京
感覚的には水質はここが一番かなという気がします(あくまでも個人的な体感ですが)。温水で肌当たりも抜群なので、ずっと浸かっていられます。
高層階ですが、プールと窓との距離があり、かつ一番窓側は会員専用レーンなので、眺望を楽しみながらプールで遊ぶタイプではないですが、しっかり泳ぐのが目的の方には最高の空間です。
こちらのプール横のジャグジーエリアがユニークで、裏に回ってちょっとした秘境感を味わうことができます。
また、ロッカーエリアにはこちらの高性能マッサージチェアもあり、泳いでサウナで汗をかき切った後、最高にくつろぐ時間を過ごせます。
宿泊記はこちら > アンダーズトーキョー 東京タワービューの部屋と天空のプール
第4位 アマン東京
30mと都内最長のプール幅があるので、ここもガチ泳ぎ勢には嬉しいプールですね。しかもそれだけではなく、プールサイドのデイベッドが広々としていてリゾート感もあります。
2面全開の窓から見える都会の景色も素晴らしく、朝と夜でかなり雰囲気も変わるので滞在中に何度も訪れてみたい特別感のある場所です。
ちょっと他のホテルのプールと比べるとカルキ臭が強めなのだけが減点ポイントですかね。プールに入ればすぐに気にならなくはなるので許容範囲ではあるのですが。あとアマンはお値段が都内でも別格なのもまた悩ましいところではあります。
宿泊記はこちら > アマン東京のデラックスルームから皇居と新宿の摩天楼を望む
第3位 パークハイアット東京
47階に位置する東京最上階のプールです。しかもこれほどの天井高ですから、ここの圧倒的な開放感は他の追随を許しません。GoToキャンペーン時の土日は、人数制限による激混みでなんと20組待ちという人気ぶりも納得です。
ここのプールサイドには両側にフィットネスエリアがあり、全面ガラス張りで、東京が見渡せる眺望も魅力です。
都内でも数少ないスカイツリーと東京タワーが同時に見えるレアなビューです。もう少し左に目をやるとホテルの入るパークタワーと同じく丹下健三設計の東京都庁や新宿のビル群も見えます。
ここはプールエリアにジャグジーなどの温浴リラックス設備がないところだけが減点ポイントですね。
もちろんプールサイドに更衣室はありますが、ちょっと手狭なので部屋からバスローブを来てアクセスするのが正解ですよ。
宿泊記はこちら > パークハイアット東京のデラックスルームに滞在
第2位 ザ・リッツ・カールトン東京
ここもパークハイアットに匹敵する46階と超高僧にあり、建物の高さ的に事実上東京で一番高いところにあるプールかもしれません。窓からの景色が広く開放感抜群で、公称値以上の広さを感じます。リッツ・カールトンはフィットネスエリアも都内最大級で、相当にキャパがあり機材も充実しています。
六本木の街を見下ろす2面採光の広いジャグジーも爽快です。夜の雰囲気もいいのですが、ここはなるべく明るいタイミングに訪れて欲しいです。
ここの温浴施設にはドライサウナとミストサウナの両方がついており、そのスペースも都内最大級の広さです。とても綺麗でしかも十人は入れる広い空間を独り占めして使う贅沢は他では決して味わうことができません。控え目に言っても最高です。ただし、ールとフィットネスは宿泊客は無料ですが、温浴施設の利用には6000円ほどかかるようなのでご注意ください(マリオットのエリート会員は無料特典あり)。
GoTo以降はスパフロアでの写真撮影はNGですとやたらしつこく言われるようになったので、インスタ映え目的ではなく純粋に施設を満喫するために行くのがよいかなと思います。 ※GoToがなくなったら言われなくなりました。
宿泊記はこちら > ザ・リッツ・カールトン 東京で、東京最高の夜景を望む
第1位 フォーシーズンズ東京大手町
つい最近オープンしたばかりの大手町のフォーシーズンズが堂々の1位です。2位以下を選ぶのはかなり悩みましたが、ここの体験は他とは一線を画します。
まず空間の特別感は流石のフォーシーズンズですが、何と言ってもこのプールの売りは全面ステンレスのユニークなプールの枠です。泳ぎながら鏡面に映る自分の姿が見えるというのはとても不思議な感覚です。
また、このプールは特殊な構造になっているそうで、泳いでいても水中から音楽が聞こえてきます。これまた他では味わうことのない面白い体験ですのでぜひ一度体験していただきたい。
プールサイドには温浴のタイル椅子とジャグジーと打たせ湯があり、設備にも抜かりありません。
ややプールのサイズが小さく、かつスイムレーンが区切られていないので、遊んでいる客層とガチ泳ぎ勢との分離が難しいのは難点です。ただし開業当初は激混みでしたが、その後は落ち着いているようでしたので連休中とかでなければ大丈夫でしょう。ここを独占して泳ぐのはとてつもなく贅沢ですよ。(平日、仕事を休んで行くのがオススメ)
ただ、ここもGoTo以降、写真撮影NGになっていました。
宿泊記はこちら > 【フォーシーズンズ東京大手町の皇居ビューの部屋とピニャートのダイニングを満喫してきた
まとめ
いかがでしたでしょうか。改めてリスト化してみるとベスト5に選んだ以外のホテルもそれぞれ取り上げたいほど都内にはプール目的に宿泊しても十分に満足できるホテルが目白押しでした。各ホテルの宿泊記に詳細は書いているので記になるところはリストから飛んでみてください。(まだ滞在記書いてないところは、なるべく早く書きます…)
21年以降も都心の高級ホテルの開業ラッシュは続くので、数年後にはこのランキングが全部入れ替わるくらいどんどんいいプールが登場することを期待して締めます。