コロナ禍でも朝食がおいしかった東京都内の高級ホテル総まとめ(ビュッフェもあり)

高級ホテルの代名詞といっても過言ではなかった朝食ビュッフェはコロナ禍で絶滅危惧種になってしまいました。大多数のホテルではビュッフェ台からは料理が消え、和食または朝食からプレート式のお料理を選択するニューノーマルのスタイルに変わっています。

ホテルステイの楽しみが半減した感は否めないのですが、しかしそうはいっても5つ星を冠するホテルではその味のクオリティは健在ですし、各ホテルそれぞれに趣向を凝らしており、ある意味ではホテル料理の本領を見ることができる稀有な機会かもしれません。

この記事では、そんなコロナ禍で見てきた都内の5つ星ホテルの朝食情報をまとめてみます。

【知っているようで知らない】5つ星ホテルとは何かを解説してみます

なお、都内の5つ星はほぼカバーできていると思いますが、ヒルトン、星のやには僕はコロナ後にまだ行っていないので、それらの情報をお探しの方は他を当たってください。

コロナ禍でもビュッフェスタイル堅持の5つ星ホテル

コロナ禍においても一部の高級ホテルではビニール手袋や消毒液、食品ケースなどで工夫しながらビュッフェスタイルを貫いているところもあります。※とはいえ緊急事態宣言中などタイミングによっては休止もありうるので必ず事前にホテルに確認することをおすすめします。

4つ星クラスのホテルは意外とビュッフェ形式を維持しているホテルは多いのですが、5つ星クラスのホテルでは少数派です。東京で僕が見た中では、ここに挙げた10のホテルだけでした。

どこもマスクをして消毒してからビニール手袋をつけるというスタイルになっています。消毒している以上、ビニール袋はあまり意味がないような気もしますが(仮に消毒が適当な人対策だとしても、むしろビニール袋をつけるときに間違いなく外側も触ってるので・・・)、ルールなので大人しく従いましょう。。

セルリアンタワーのクラブラウンジの自動ビニール手袋装着機

ちなみに、たまに見かけるこの機械がすごく便利なので、まだ導入していないビニール手袋ホテルは導入をおすすめします。センサーに手をかざすと手袋の入口に送風されて口が自動で開くので手袋の外側に触れずに装着可能です。

東京ステーションホテル

まずはなんといっても東京ステーションホテルです。東京駅ど真ん中でいただくこのホテルのビュッフェは定評がありましたが、コロナ禍でもほぼクオリティを落とさず運営されています。すべての食品がパックされている種類豊富な陳列は圧巻でした。

このホテルはアボカドを使ったエッグベネディクトがあり、他にもエッグステーションでは変わったメニューをオーダーできるので楽しんでください。

ウェスティン東京

ホットミールはキッチンカウンターに並んでその場で作ってもらうスタイル。コールドミールはスーパーの陳列よろしくずらっと並ぶパッケージングされた中から選びます。コロナ中はクラブラウンジ利用の方も朝食はこちらのレストランでの提供となっておりました。

記事はこちら > ウェスティン東京のコロナ前後を比べてみました

パークハイアット東京

GoToの影響で大混雑となっていた新宿のパークハイアットでは、選択式の卵料理と厳重に飛沫防止キットがかぶされたビュッフェ台での提供。かなり順番を待たされましたが、お料理のクオリティはやはりハイレベルです。少々並ぶのは致し方なし。

宿泊記はこちら > 東京最高層47階のプールも再開、パークハイアット東京のデラックスルームに滞在

グランドハイアット東京

同じくハイアットグループの六本木のグランドハイアットもパークハイアットと同様のスタイル。料理のクオリティははやはり若干パークハイアットに劣るかな。それでも和食コーナー、洋食コーナーとあり、連泊でも十分楽しめると思います。

宿泊記はこちら > 【村上隆コラボ中】グランドハイアット東京のキングルームに滞在

アンダーズ東京

さらにハイアット系列の虎ノ門のアンダーズもやはり卵料理のオーダーとハーフビュッフェのスタイルで営業していました。一時期、完全にプレート式になっていたようですが、都内でのGoToが解禁した20年10月頃にビュッフェを一部再開したようです。

ハーフビュッフェと言うだけあって、従来のビュッフェと比べるとメニューは半減しているため食材を選ぶ楽しさはなく、食堂で順番に惣菜を取っているような感覚でした。写真のクロワッサンのエッグベネディクトは美味しいのでぜひオーダーしていただきたい。(追記 21年夏の滞在時にはフルビュッフェが復活していました。)

アンダーズは、コロナ前後の朝食レポートをまとめました > アンダーズ東京のコロナ前後の朝食を比べてみました

コンラッド東京

汐留のコンラッドではビニール手袋に加えて、左下の謎の紙を使ってトングを持てと言われるのですが、これが超使いづらい。使いづらくて変なとこ触ってしまいそう。大阪のコンラッドも同じでしたが、これはいらんやろと思うのです。。

オーダー式の卵料理は一番人気というロブスターオムレツをぜひ召し上がってください。

宿泊記はこちら > コンラッド東京のスイートルームから浜離宮とお台場を望む

ホテルニューオータニ東京

1500室近くあるマンモスホテルである赤坂見附のニューオータニでもやはりビュッフェレストランがやっていました。写真左手が会場ですね。他にもいくつもレストランがありますが、僕はインルームでいただいたのでビュッフェの写真はありません。。

インルームでいただいた和食はこちら。品数が多くお味もしっかりと十分な朝食でした。エグゼクティブハウス禅の宿泊客であれば、他に上記のビュッフェを含む通常のレストランに加え、禅専用のラウンジでの朝食も選べます。

宿泊記はこちら > 【フォーブス5つ星】ニューオータニ エグゼクティブハウス禅のスタンダードルームに滞在

インターコンチネンタルホテル

IHGグループの最高峰インターコンチネンタルホテルは東京に3つあります。いずれもGoogle Mapでは5つ星評価を獲得しているとはいえ、どれも古いホテルなので最新鋭のホテルと比べるとやはり一段グレードが下がるのは否めませんが、一応この記事に入れておきます。

インターコンチネンタルホテルは以前記事を書いた大阪も含め、コロナ発生後も変わらず朝食ビュッフェを堅持しています。

ANAインターコンチネンタルホテル東京

和洋中に加えてインドカレーなどもあり、ビュッフェの品揃えでは抜きん出ている赤坂のインターコンチネンタルです。コロナ前はランチビュッフェも平日から大盛況の、ビュッフェといえばここというホテルの一つです。

宿泊記は、少々お待ちください。。

ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

ここはハーフビュッフェスタイルで、卵料理やパン類はオーダー式でしかもいくつも頼むことができる太っ腹です。写真のトリュフオムレツがシェフおすすめというだけあって美味でした。ビュッフェはビニールに包まれた小皿を取るスタイルで、このホテルだけはビニール手袋をしなくてもOKでした◎

宿泊記はこちら > インターコンチネンタルストリングス品川デラックスキングに滞在

インターコンチネンタルホテル東京ベイ

お台場を正面に見る竹芝のインターコンチネンタルです。ここは品揃え、クオリティともに他の二つと比べるとやや見劣りするかなと思います。とはいえ朝食としては十分な品揃えですのでご安心を。やはりランチ、ディナーとビュッフェを実施しており、その時間帯はビジネス客が多い印象です。

宿泊記はこちら > インターコンチネンタル東京ベイのベイビューとリバービューの部屋

コロナ禍の5つ星ホテルのプレート式朝食

ここからは50音順(接頭語とか東京とかホテル、抜きで)で並べていきます。ちなみに洋食メニューは全てエッグベネディクトが並んでいますが、どのホテルでも卵料理は目玉焼き、オムレツ、スクランブルエッグなどから、あるいはパンケーキやホットケーキなども選べるようになっていますので、メニューの一例としてご覧ください。

アマン東京

アマン東京のインルームの朝食

あいうえお順に並べると最初に来るのは群を抜いた高価格設定のアマンです。最初の緊急事態宣言のタイミングでは多くの外資ホテルが休業していましたが、その中でも営業再開が最も遅かったのがアマンだったと思います。その再開後すぐの訪問では、朝食はインルームダイニングのみでの提供となっておりました。

宿泊記はこちら > 【8月営業再開】アマン東京のデラックスルームから皇居と新宿の摩天楼を望む

東京エディション虎ノ門

隈研吾のデザインで神谷町に昨年日本に初上陸したエディション虎ノ門ですが、ここのお料理はかなり絶品でハズレなしです。個人的にここのエッグベネディクトがこれまで食べた中で一番美味しいと感じました。ホテルはハイソなイメージで、ジャングルのようなエントランスフロア、館内を漂う香水の香りなどかなりエッジがきいていて好みは別れると思います。あとこのホテルは東京タワーが至近距離で見えるのも売りですね。

やっぱり東京エディション虎ノ門のダイニングは最高だった

ジ・オークラ東京

コロナがこんな事態になるとはまだ誰も思っていなかった頃、すでに客よりも従業員が多い状況になりつつあった赤坂のオークラでは和食のダイニングへ。前菜があり、充実した和食だったかなと思います。ここは和食と洋食で別のレストランでの提供になります。

オークラは1日に7回ものフードプレゼンテーションを売りしたラウンジを伴ってリニューアルした最新鋭ホテルの一つですが、残念ながらその後ずっとラウンジでの食事提供が縮小された状況のままで、一度行ってみたいと思いつつこの時以降行く機会を逸しています。

宿泊記はこちら > 【2019年オープン】リニューアルされたThe Okura Tokyo プレステージコーナールームに滞在

ザ・キャピトルホテル東急

去年、菅首相と落合陽一氏が朝食会議をして叩かれていた場所がこちら、首相官邸前のキャピトルホテル東急ですね。ここも朝食のグレードがかなり高いんです。金に輝くオランデーソースのエッグベネディクトにサラダのセット。ここのパンはかなり美味しいです。コロナ禍にあっても、しれっと賞味期限の短いエシレバターが出てくるあたりもさすがです。

宿泊記はこちら > 【外出自粛解除後】キャピトルホテル東急 デラックスキングの部屋に滞在

シャングリ・ラ東京

東京駅至近のシャングリ・ラ東京ではアフタヌーンティーっぽい雰囲気で朝食がいただけます。エッグベネディクトの種類が豊富なのでここはメニューを選ぶのに悩むと思います。また、中華資本なので中華のメニューが選べるのもユニークなところです。

下記記事ではコロナ前後の情報を載せていますが、不思議とこの記事は当ブログでもトップクラスのアクセスがあります。 > シャングリ・ラホテル東京のコロナ前後の朝食を比べてみました

セルリアンタワー東急ホテル

20周年を迎える渋谷のセルリアンタワー。再開発が進み超高層ビルが増えてきた渋谷駅前でも未だ抜群の眺望を誇る老舗ホテル。アメリカンブレックファストにはエッグベネディクトがありませんが、和朝食は魚の西京焼きと牛のしぐれ煮がついてボリューム十分です。

宿泊記はこちら > セルリアンタワー東急ホテルのクラブルームに滞在

ホテル椿山荘東京

広大な敷地内の庭園が売りの老舗高級ホテル椿山荘。ここでいただいた左下の茄子のおひたしが美味しかった。ビジネス利用に向かない不便な立地の老舗ホテルだけあって滞在者の年齢層が高めなので窓際の席を狙うなら早起きしましょう。

宿泊記はこちら > ホテル椿山荘の庭園で雲海とほたるを見る

帝国ホテル東京

世界の名だたる要人を迎える旧御三家の一角、帝国ホテルでは和食、朝食と会場が分かれています。和食は安定のなだ万、洋食はアメリカン喫茶風のレストランでの提供です。洋食はシンプルなパンケーキか卵料理からの選択で、付け合わせのパンも含めてごく普通。特別感はあまりないのがちょっと残念です。正直、会場も普通の喫茶店という感じであえて朝食目的で行くところではないなという感想です。

ホテル滞在記はこちら > 帝国ホテル本館スーペリアルームに滞在

パレスホテル東京

ホテル宿泊客は激減している様子でしたが、それでもアフタヌーンティーは行列ができる大盛況だった皇居前のパレスホテル。1つのエッグベネディクトにポーチドエッグを二つという豪快ながらも整った盛り付け。乳製品などはビュッフェ台に自分で取りに行くスタイルでした。

宿泊記はこちら > パレスホテル東京 バルコニー付きの部屋から皇居を望む

ザ・プリンスパークタワー東京

和食をいただいたプリンスパークタワーは、紙のメニューではなくiPadでメニューが提示されますが、オーダーは口頭。エッグベネディクトがなかったので和食を選びました。米は五穀米、魚料理または鶏肉の照り焼きも選べます。和食で魚以外が選択肢にあるのは珍しいなと思います。

宿泊記はこちら > 東京タワーとスカイツリーが同時に見えるザ・プリンスパークタワー東京のテラスルーム

フォーシーズンズ東京大手町

昨年大手町駅直結の皇居が望める立地に誕生した最新鋭のフォーシーズンズです。アメリカンの朝食にはこのクラスのホテルにしては珍しくデフォルトで野菜がありません。メインの選択肢の中にサラダもあるというスタイルなので、どれにするかちょっと悩みます。しかしクオリティは流石ですね。

インルーム朝食

インルームダイニングでいただいた和朝食にはなぜかサラダが付いていました。

このホテルはいくつか記事を書いていますが、下記から読んでみてください。

フォーシーズンズ東京大手町のダイニング情報まとめ
フォーシーズンズ東京大手町の滞在情報まとめ【全方位眺望写真あり】

フォーシーズンズ丸の内東京

ここも東京駅至便で新幹線が見える立地のホテルですが、朝食はフレンチレストランなので洋食の方がいいと思いますが、この時は和食の気分でした。焼き魚と付け合わせのオーソドックスな品揃え。カフェラテを頼んだらスープサイズの特大のカップで出てきました。右に見切れていますが、お茶碗より大きいの分かりますか?

宿泊記はこちら > フォーシーズンズ丸の内 新幹線の見える部屋に滞在

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町

永田町のプリンスギャラリーは、3度目の緊急事態宣言の頃には席上に飛沫防止プレートが置かれるようになってしまいました。フォトジェニックなホテルなので、絶対に意味のないこのプレートで非常に見栄えが悪化してしまい残念です。お料理は洋食のセットメニューは従来のビュッフェからかなり劣化したかな、と。一方で和食の方はなかなかのクオリティ。和洋で別レストランでの提供ですが、緊急事態宣言時は和食レストランは閉鎖されていました。

【フォーブス5つ星獲得】プリンスギャラリー紀尾井町、コロナ前後の朝食を比べてみました

ザ・ペニンシュラホテル東京

うーん、この記事に載せるか迷ったんですが、一応。。散々待たされた挙句に焦げたエッグベネディクトが出てきました。。。最初の緊急事態宣言明けで運営再開したばかりのタイミングだったのでオペレーションが回ってなかったのだと思いますが、僕は2度とここの朝食は行かないと誓いました。現在の東京駅近辺の外資ホテル集積の皮切りとなった記念碑的な高級ホテルなんですが。。。

下の記事書いて以来、このホテルはお値段がずいぶん下がったように思うので、きっと似たような経験された方が多いんじゃないかな。。

宿泊記はこちら > 【外出自粛解除後】ザ・ペニンシュラ東京 デラックスキングに滞在

マンダリンオリエンタル東京

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