東京の赤坂見附・永田町駅が最寄りのプリンスギャラリーですが、21年のフォーブス・トラベルガイド2021で最高ランク5つ星を獲得しました。旧SPGグループの最高級ブランドであるラグジュアリーコレクションを日本国内で初めて冠してスタートしてから徐々にホテルカテゴリーも上がって、ついに登りつめました。
そんなプリンスギャラリーのコロナ前後の朝食の様子を比べてみます。
朝食会場は、ホテルフロント階の36階で、フロントとは逆サイドにあるオアシスガーデンというレストランになります。ただし、和食を選ぶ場合は、こちらのレストランではなく、1階層下の35階のWASHOKU 蒼天 SOUTENが会場になります。
目次
All-Day Dining OASIS GARDEN
レストランはガラス貼りの外の景色と共に、このドライフラワーの額縁があちこちに飾られていて、大都会の中にも関わらずちょっと自然を感じます。
やはりここは窓際の席を選びたい。
方角的には、皇居を挟んでスカイツリーが見えます。スカイツリー右手のビル群は、東京駅近辺の高級ホテルが並ぶエリアですが、それらの滞在記はこちらの記事でまとめています > 【GoToで格安】東京駅徒歩圏の最高級ホテル選び完全ガイド(9施設もある)
アフターコロナの朝食スタイル
アメリカンブレックファースト
さて、前置きはここまでで、朝食の写真を並べていきます。まず、つい先日訪れてきたコロナ後の朝食です。残念ながら現在はビュッフェは休止しており、固定メニューと卵料理の選択式になっております。
まず前菜のオードブル。サラダとヨーグルトとフルーツの盛り合わせ。シンプルでちょっとこのクラスのホテルにしては少なめです。
焼きたてパンの盛り合わせ。クロワッサンは見た目よりふわサクですし、どれも美味しかったんですが、コロナ前のビュッフェ時代の豊富な品揃えを考えるとちょっと物足りない感じがします。
エッグベネディクトはハムかサーモンが選べますが、ハムは先ほどのサラダの上に乗っていたのと同じ薄い生ハムで珍しいなと思いました。アボカドが中に隠れています。もちろんお味は満足です。
以上、オーソドックスな品揃えで、決して不十分という訳ではないのですが、最高級をうたうにしてはもう一声欲しいなと言う感じがしました。正直、同クラスのホテルの中では見劣りがします。
追記 21年12月
緊急事態宣言明け後、かなりホテルの滞在者もコロナ以前の状況に戻ってきました。休日はこのホテルに限らずどこも高級ホテルは宿泊客でいっぱいですね。平日もご老人客の客足がかなり増えました。そんな中、若干ですがメニューの品揃えが増えています。
卵料理の付け合わせ、サラダのボリューム、そしてサラダに隠れていますがフムスが追加されています。ちなみにこちらの写真の卵料理はトリュフ入りのスクランブルエッグです。まあこのくらいの品揃えであれば5つ星の面目躍如ですかね。
再びエッグベネディクトとオムレツ。
和食
通常、和食を選択する場合は冒頭に書いた通り1つ下のフロアにある、「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」というレストランに行く必要がありますが、何度目かの緊急事態宣言中には蒼天は閉まっておりオアシスガーデンでの提供となっていました。お料理はいい味付けで美味しかったです。ビュッフェが再開するまでは和食の方がおすすめだなと思いました。
そしてオアシスガーデンの各席テーブル上には透明のプレートが置かれてなんとも無粋な空間に成り果ててしまっていました。ホテルの同じ部屋で居住を共にしてるのに今更このプレート意味あるのかな。。
追記 緊急事態宣言が解除されてプレートはなくなりました。
コロナ前のビュッフェスタイル
去年(19年)の冬、まだコロナがこんな状況になるとは誰も想像もしていなかった時期に訪れた際の写真が残っていたので並べてみます。
まず、卵料理で同じくエッグベネディクトですが、こんな感じで、もう見た目からして一味違う感が出ており、朝からがっつり食欲をそそって来ます。
卵料理はオーダー制で、他はビュッフェスタイルというオーソドックスなスタイルでした。
ビュッフェ台はこのように窓際にコールドミールが並び、ホットミールは右の厨房側の台の上に並びます。かなり種類豊富です。
サラダコーナー。トッピングも色々あって、盛り付けにワクワク感がでますね。
ドリンクコーナーはワインセラーに囲まれたエリアで、普通のフルーツジュースはもちろん、流行りのデトックスドリンクも。
パンも充実しています。右奥手前にフォカッチャがあるんですが、あまり日本の朝食ビュッフェでフォカッチャを置いてるのを見るのは珍しいので記憶があります。これは美味しかった。ぜひ今もブレッド詰め合わせに含めて欲しいです。
ホットミールの並ぶ裏では卵料理を準備中。ストゥブの鍋に入ったホットミールも種類豊富でした。
ほとんどなくなっていましたが、デザート類も珍しいものが色々並んでいましたね。ここまでくるともう満腹を通り越して一日動けません。笑
いかがでしょう。並べたのはほんの一部ですが、いかに以前の朝食ビュッフェが充実していたかが分かると思います。残念ながら、今は目に見えてコストカットされてしまっているのが分かる結果でした。
改めて並べてみて、再訪するのはビュッフェが再開されてからかな、と思ってしまいました。
おまけ:インルームダイニング
このホテルは部屋にiPadが用意されているんですが、そこからこのように写真付きのメニューがでてきます。やはり画像があると選びやすいですね。GoToの地域共通クーポンが使えますのでぜひご利用ください。(支払いは部屋付けでチェックアウト時)
こちらは画像がなかった和食メニューからあえて選んでみた和牛御膳4500円也。野菜たっぷりめでボリュームもあり満足です。お値段的には妥当かなとは思いますが、期待値は十分に超えていました。
ホテルは洋食がメインになりがちですが、しっかりクオリティの高い和食があるのは心強いです。ホテルの入る紀尾井町のガーデンテラスには多くの飲食店が入っていますが、コロナの影響で多くが閉まっていたり時短営業になってしまっているので、インルームダイニングの選択肢が多いのも頼もしいと思います。
こちらは黒毛和牛バーガーです。肉肉しいベーコンもあり、食べ応えあり。ポテトに黒いクズがついているのは焦げとかではなく、トリュフでしたが風味は控えめだったかな。右下の野菜類はピクルスだったと思います。
このホテルは今後もたびたび訪れると思うので、また違ったメニューを試したら追記していきます。