パークハイアットでアプサラダンス鑑賞 シェムリアップ

アンコールワットをはじめとする遺跡群で有名なカンボジアのシェムリアップは800ものホテルが存在するということでホテル選びも一苦労しますが、確実に外したくないということであればパークハイアットが安パイの一つでしょう。

こちらがパークハイアット外観です。信号機が見えますが、なんとシェムリアップの街中には信号機はわずか10機ほどしか存在しない(ガイドさんは6と言っていました)ということで、いわばこのホテルのために設置されたと言っても過言ではない希少な設備です。もちろんこれだけ舗装された道路も珍しいのです。

なお、遺跡群は街中からは距離があ理、どのホテルに泊まってもは車かトゥクトゥクで移動する必要があるので、ホテルは唯一の繁華街であるナイトマーケット近辺を選ぶのが正解だろうと思います。そしてハイクラスのホテルで最もその立地に近いのがこのパークハイアットになります。シェムリアップ川沿いに高級ホテルや高級レストランが並びますが、お世辞にも綺麗とは言い難い川なので、あえて選ぶ理由にはならないと思います。なんとなく蚊も多そうですし。

ホテル側からの写真です。やはりバイクやトゥクトゥクが多いのがわかるでしょうか。朝夕の通勤ラッシュアワーはかなりの渋滞になります。上でも書いた通り信号機がほぼないのですが、意外なほどみなさん安全運転なので割と余裕で道を渡れます。信号機のない十字路もなんとなくの譲り合いでうまく機能しているのを見るとほっこりした気分になります。お互いに思いやれる余裕があればルールなんて本来いらないんですよね。

なお、この右手のガソリンスタンドと左手の白い大きな建物の間の道をまっすぐ行けばものの数分でナイトマーケットに辿りつけます。

さて、ホテルに到着するとクリスマスシーズンでしっかり飾り付けがされています。ソファに腰掛けてのチェックインです。

チェックイン時にはドリンクが提供されますが、渡されたメニューから、シグニチャーと銘打たれたパーク・レモネードを選択しました。写真の通り赤く色づいていますが、いちごジャムが入っているようでした。ストローが紙製でのんびり飲んでいたらデロンデロンになってしまったのが面白かった。紙のストローは初めて使った気がします。

こちらはホテルの中庭。ここを囲んでレストランがあります。部屋の準備がまだとのことで、しばらくここでのんびりドリンクを飲んでいました。

夜はライトアップです。クリスマスモード全開です。この宗教入り乱れ感は今や世界共通ですね。街中はどこもメリークリスマス&ハッピーニューイヤーの2文字が踊っておりました。

この中庭では、ディナー時には1時間弱のアプサラダンスを見ることができます。確か週3日の公演なのでタイミングは選びますが、レストランの食事代金だけで見られるので宿泊するならぜひ見ておきたいところです。不自然なほど曲がる手の動きなどは相当な鍛錬が必要ということで、他にはないダンスです。

さて、部屋へ向かいます。やはり仏教かヒンズー教の像が並びます。

エレベーターホールはかなり広く贅沢な作りです。グランドフロアから3階(日本でいう4階)までの吹き抜けもあります。その吹き抜けの周りには遺跡撮影の写真家の作品が展示されていました。

吹き抜けはこんな感じですね。

廊下も結構広々しています。壁には遺跡の写真が飾られていました。

ガーデンビューキングの部屋

乾期に当たる12月末頃は絶好の観光シーズンということで、部屋の料金はかなり高騰します。閑散期の3倍以上の価格で、ほぼ東京の高級ホテル並みになります。正直高すぎるのですが、ここパークハイアットも僕が予約した頃にはすでに売り切れ状態でした。かろうじて直前にキャンセルで空いた部屋を確保できました。さすが世界的な観光地だなと思います。

ちなみに日本人客が多いのはゴールデンウィークとお盆のタイミングだそうで、500人ほどいるという日本語ガイドも足りなくなるということでした。

案内されたのは内角の部屋318号室。隣に330と書かれてた謎の部屋があるように見えますが、このエリアも含む部屋でした。

ガーデンビューと言いつつ、正面に隣の332号室が立ちはだかり、ほぼ見えませんでした。

部屋の様子はこちら、十分な広さがあります。南国リゾート風の雰囲気ですね。大きなスーツケースを広げっぱなしにしても大丈夫。設備に関してはひと昔前感がします。冷房の音もかなり大きめ。

テレビも小さめ。画質もハイビジョンに慣れた目で見るとだいぶ荒く見えました。壁には遺跡の絵が飾ってあるので、シェムリアップに来ていることを折に触れて思い出します。

ベッドが固くて寝心地はちょっとイマイチでした。ビジネスホテル並み。あとは奥に見えるクローゼットの建て付けが悪くてちゃんと閉まらず、ライトのセンサーが閉まったことを感知せず光っぱなしだったり。。

そのクローゼットは2扉ありましたが、荷物入れともう片方がこんな感じ。金庫の上の棚の包みが気になりますね。

中身は殺虫剤。なかなかに毒々しいパッケージでした。なお、これを使う機会はありませんんでしたのでご安心ください。

別アングルからもう1枚。バスルームとのスペースに扉があります。開けていると開放感は抜群。

壁に据え付けられた棚を開けるとティーセット。ドライフルーツがあるのがならではですね。バナナ嫌いの僕ですが、バナナチップが美味しいです。

冷蔵庫はやはりハイネケン。アンコールという地ビールもあります。ポカリがあるのは珍しいですね。

テレビ台の下にはDVDプレーヤーがありました。

バスルームにはシャワールームもあります。入り口に段差があるんですが、なぜか外に水漏れしていたり、レインシャワーとハンドシャワーの表示が逆だったりと、海外あるあるの詰めの甘さがちらほら。

トイレはこんな感じ。掃除は行き届いておりました。

ホテルの朝食、昼食、夕食

さて、ホテルのお食事ですが、中庭に面したレストランでいただきます。室内外に席があるのでお好みで。料理の品質は言うまでもなく定評のあるハイアット品質で、絶品です。

まず朝食ですが、ビュッフェと共にオーダーメニューから卵料理やカンボジア料理をオーダーできます。

いつも通り僕がオーダーするのはエッグベネディクトですが、ここのはパンが薄くて硬いクッキーみたいな食感で他にはない味わいでした。

こちらはカンボジア料理のノムバンチョック(num banhchok)と言うスープ麺。パッと見、グリーンカレーっぽく見えますが、全く辛くありません。にゅうめんみたいな食感で優しい味。朝食にもってこいです。

メインコーナーから離れた所に点心コーナーがありました。

パンコーナーでは、この通り切り分けもしてもらえます。飲み物もフレッシュジュースはいかが?と持ってきてくれたり、追加オーダーは?と絶妙なタイミングでちゃんと気にかけてくれる接客です。食事に関してはハイアット系列で不快な思いをしたことがありません。

実はホテルに到着後、部屋の準備ができていないということで結構待たされたんですが、そのお詫びとしてサービスしてもらった昼食。あえてのカンボジア料理を外したカルボナーラですが、これもかなり美味しかった。

こちらはアプサラダンス目当ての夕食で食べたカンボジアカレーのアモックです。魚介またはチキンなどが入った辛くないカレーです。ボンカレーの味が近いかな。これは女性受けする味わいだと思います。結構美味しい。

夕食どきはこんな雰囲気ですね。なお、ディナーはコース料理を選ばなくてもダンスを見ることができるので、なんだったらナイトマーケットでお安く済ませて、ここではビールだけとかで良い気がします。宿泊客でなくとも入れますが、席数がそんなになさそうなので事前に予約しておくと良いかと思います。

中庭にはハンモック席もあります。

昼間、ここでのんびり過ごすのも気持ち良いかなと思います。

テーブルには虫除けスプレーも用意されていますので、ひと吹きしておきましょう。

ホテルには2つのプール

プールはグランドフロア中庭の奥と、1階の2箇所あります。

中庭奥のプールがこちら。

ちょっといびつな形をしているので泳ぎづらいですね。どちらかというとプールサイドでのんびり日光浴する空間です。

1階のプールがこちら。ここも柱が立っていたり、中に植樹の島があったりと泳ぎづらさはありますが、比較的広い気がします。ここのプールサイドは天井下の日陰空間だったりするので日焼け止めを塗るのがめんどくさけれればこちらですかね。いずれにせよそこそこリゾート気分でのんびりできるので遺跡巡りで疲れた後、ナイトマーケットに繰り出す前のクールダウンにはちょうど良いと思います。

以上、シェムリアップ観光で間違いのないパークハイアットでした。観光シーズンを外せればかなりお得に泊まれるようですので、うまくタイミングを選びたいですね。

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