ホスピタリティ満点のジャヤ・ハウス・リバー・パークホテル シェムリアップ

800を超えるホテルがしのぎを削るシェムリアップには世界的に見ても非常に評価の高いホテルが数多くあります。今回はそんなホテルの中でも最上級の評価を受けるJaya House River Parkホテルの滞在記です。

このホテル、多くのホテル予約サイトで満点ないしはそれに準ずる驚異的な評価を獲得していますが、この記事の執筆時点でTripadvisorの口コミ評価は満点で、シェムリアップの1位となっております。

行く前は一抹の怪しさを感じていましたが、実際泊まってみるとホスピタリティ溢れるサービスで、高評価も納得の滞在ができました。

ホテルの立地はシェムリアップの中心街であるパブストリートからやや離れた位置にあり、決して交通の便が良いとは言えません。

しかし、ホテルから無料で使えるガラケを渡されて、それを使ってホテルのtuktukを街中に呼び出して移動できますし、そもそもこの街では遊べる場所も限られているので移動に不便を感じることはありませんでした。

繁華街であるナイトマーケットあたりまで、混んでいても15分程度です。

ホテルに帰ってくると、毎度このようにおしぼりを持って出迎えてくれます。エココンシャスをうたうホテルで、プラスチック製品は使わないという話をチェックイン時に滔々とされました。

シェムリアップでゴミ拾いの活動などもやっているそうで真剣な眼差しで語っていたのが印象的でした。最初ちょっと怪しい宗教にでも勧誘されるのかと思いましたが(笑)、非常に好感の持てる話でした。

チェックインの際には、上で述べた通話無料のガラケと共にこんなカードを貰えました。これは地味に嬉しかった。観光はついつい英語だけで乗り切ろうとしてしまいますが、現地の言葉を覚えておくとコミュニケーションがやっぱり楽しくなリます。

ホテルの内装イメージはこんな感じです。前回ご紹介したパークハイアットに似たところがあるなと思っていたら、オーナーさんが昔あちらで働いていたと言っておりました。

仏像(ヒンズー教像?)がいろんな所に置いてあるのはタイと同じ文化圏なんだなと思います。ちなみにシェムリアップというのはタイ(シェム)人を平らにした(打ち負かした)という意味だそうです。

また、このホテルで特徴的なのはこちらの蓮子の花。ホテル内の至る所に綺麗に配置されいて和みます。

ホテル入り口の花瓶の飾りつけも時間帯で変わるというこだわりよう。

日々、このようにホテルのスタッフの方が生花から丁寧に作り込んでおりました。

その作業場所が、中庭への通路に配置されているのがニクい演出です。普通は裏方作業なので客には見せないものでしょうが、通りがかるたびに作業しているのを見かけるのでなんとなく声をかけたくなりコミュニケーションが生まれますし、あちこちで見る花にも意識が向きます。

きっとスタッフ側にもやりがいのようなものが生まれているのではないかという気がします。百貨店の実演コーナーじゃないですが、とてもいい仕掛けだと思いました。

Junior Suite King with pool viewの部屋

部屋数は39室と小さなブティックホテルですが、僕が選んだ部屋はヴィラ風の中庭プールに面しておりました。カードキーではなく、鍵でちょっと開け閉めが硬かった。

内装はこのように広々です。南国ヴィラ風ですね。決して真新しくはないですが掃除が行き届いていて快適です。おそらく虫除けのためだと思いますが、かなり強い柑橘の香りが部屋に漂います。

狭いですが裏庭がありました。まあ、外に広いプールが2つあるのでここは使いませんが。

室外にシャワーエリアがあり、そこから撮ったアングルです。

広いシャワールームで、バスタブが石製でした。シャンプー類は個包装ではなく入れ替え式。もちろんプラではなくガラス製です。シャワーが全然お湯にならずかなり苦労しましたが、色々いじっているうちになんとかお湯が出ました。

トイレは扉がなかったですね。左手に見える扉からは、広いクローゼットルームと行き来できます。

ハスの花が置かれています。水も瓶入り。手前の革の箱にアメニティが入っています。

早速開けて見ると、やはりプラスチックではなく、木製です。

髭剃りももちろん。シェービングクリームは仕方ないかな。

そしてもしやと思ったら歯ブラシも木製。いいですね、このこだわり。歯磨き粉もなんとかしたいものですが、リキッド類は難しいですかね。

さて、部屋の設備はレトロ感あるものがあります。電話はチェックイン時に渡された携帯で事足りるので使うことはありませんでしたが。

石製のデスク上にはカプセル式のコーヒーメーカー。もちろん紙製。手前に置いてある調味料のようなものが入った入れ物は、これまたチェックイン時に渡されたスクラブで、なんか肌にいいということでした。

あと不思議な味の茶葉が瓶に入っていました。なんとも形容しがたい味でしたのでぜひ現地で味わってみてください。

フルーツ類はこんな感じ。ライチにドラゴンフルーツ。

ドリンク類は無料だったと思います。冷蔵庫にはペットボトル飲料はなく、スポーツで持ち歩くような瓶が入っているのが見えると思いますが、これにはお水が入っておりました。ペットボトル廃止運動の一つで、この瓶のボトルは持ち帰ってOKとのことでした。持ち手がついているので観光にも便利ですね。

エアコンはちと古い感じでしたね。

クローゼットルームは広かったですが、まともな写真を撮ってませんでした。。色々焼き物が置いてますね。

こちらは殺虫剤ですね。部屋の中で虫は見ませんでしたが、なかなかにジャングル感のある敷地なので安心感があります。

ターンダウン後はこんな雰囲気でした。花瓶にも丁寧にハスの花が据えられています。瓶の本体に穴が空いていて、そこにも地味に小さな蕾がたくさん刺さっています。

ベッドは弾力があり、かなり沈むふかふか系で僕の好みです。まくらも沈むけれど弾力があり上質なものとわかります。シーツはかためでしたが、それはそれでよい触感で深い眠りに誘われました。

特筆すべきこととして、ランドリーサービスが無料だったのは大変便利でした。カゴに入れてオーダーして渡してから8時間後に返ってくるということでしたが、4時間ほどで綺麗に畳まれて戻ってきてこのようにソファの上に置かれていました。

海外のランドリーサービスを使うと強烈な柔軟剤の匂いがついて帰ってきて何度か洗濯しても取れなかったりすることがあるのですが、ここは無臭でしたので安心して頼めます。

1時間無料のマッサージ

今回予約した部屋には1時間無料のマッサージサービスがついておりました。遺跡巡りで疲れた体を癒せます。

生姜系のドリンクを飲んで、足を洗ってもらいつつメニューを選びます。

1時間の施術ですっかり生き返りました。街中にもスパはたくさんあり値段もお安いのですが、ぼったくりの噂など聞くとなかなかどれを選ベば良いかわからない中、ホテルのスパは安心です。

ホテルのプール

プールは2箇所あります。こちらはより広い庭にあるメインのプールです。

別アングルから。でかい木に囲まれていてそれとなく秘境感が漂います。

十分に泳げる広さです。従業員がたくさんいるので、とりあえずプールサイドに座れば、それとなく水など持ってきてくれます。

こちらは僕が泊まった部屋の前にある中庭のプール。こちらはそれほど広くありません。

左のコンクリの壁から時々滝が流れます。夜のライトアップ綺麗ですね。

ホテルのモビリティサービス

ホテルからはこの通りtuktukで街中に連れていってもらえます。この時間、混んでますね。時々子供が原チャリに乗っていてびっくりしますが、法的に何歳でも乗車OKだそうです。この地には信号が全然ないんですが、みなさん結構安全運転なのでtuktukの移動でも全然怖くないですよ。

繁華街からホテルの川沿いの道にはこのような市場が広がっています。結構朝早くから開いてるみたいです。観光客向けのナイトマーケットなどと違いこういう現地の方たちが使うお店を見て回るのも楽しいです。

ホテルから空港への送迎付きのコースもあります。アンコールワットを横目に見るルートで走ってくれるので、最後の最後まで観光気分で戻れます。

また、この時フライトの時間がちょっと遅めでしたが、次のお客さんの到着が遅いということでレイトチェックアウトしてくれたのでギリギリまでホテルでのんびりできました。

ホテルの朝食

このように並ぶビュッフェとオーダーメニューからなるいわゆるホテルの朝食です。

この左下のマンゴーが絶品でした。今まで食べた中で一番かも。シェムリアップはマンゴーが名産らしく、50円〜150円くらいで手に入るとガイドさんが言ってましたが、羨ましい。

いつも通りのエッグベネディクトは、珍しいクッキーのようなパン生地でした。

レストランは室外の席もあります。ここはちょうど中庭プールのコンクリート滝の裏手です。

ホテル3階のスカイバー

ホテルの最上階には屋外のバーがあります。

ドリンクを頼むとついてくるこのニンニクと塩味のきいたピーナッツのおつまみがついてきます。カンボジアの定番らしいですがこれかなり美味です。お土産も売っているのでぜひ一度ご賞味ください。

スカイバーというだけあって、空が広いですが、眺望は全く期待しないでください。ナイトマーケットに繰り出すのが正解ですね。

以上、シェムリアップのジャヤハウスでした。満点評価も頷ける滞在の満足度でしたが、チェックアウトの際には滞在中に仲良くなったフロントのスタッフからトリップアドバイザーでぜひ高評価で口コミ書いてくれとお願いされ、なるほどこういう企業努力がなされている結果なんだなと納得しました。

いずれにせよ僕もまた滞在したいなと思えるホテルでしたので、ぜひご滞在を検討ください。

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