*この記事はGW目処に大幅に情報追加予定ですのでお待ちくださいm(_ _)m
大阪でワールドクラスの最高級5つ星ホテルを選ぶのであれば、6つの選択肢に絞られると思います。ようやくこれらのホテルの滞在記を書き終えたので、コロナ禍の中、僕が実際に宿泊した経験から比較しつつまとめてみたいと思います。
ホテル情報一覧
まずは横並びで各ホテルの基本情報を載せてみます。
開業年 | 室数 | 部屋㎡ | 客室階 | 最寄駅 | |
コンラッド大阪 | 2017 | 164 | 50-220 | 33-39 (40) | 渡辺橋 肥後橋 |
大阪マリオット都ホテル | 2014 | 360 | 38-162 | 38-55 (19) | 阿倍野橋 天王寺 |
インターコンチネンタル 大阪 | 2013 | 272 | 47-166 | 21-32 (20) | 大阪 |
セントレジス 大阪 | 2010 | 160 | 43-197 | 17-27 (12) | 本町 |
ザ・リッツ・カールトン 大阪 | 1997 2017改 | 291 | 43-233 | 24-37 (1) | 北新地 福島 |
ホテル阪急 インターナショナル | 1992 2018改 | 168 | 26.5-168 | 26-34 (2) | 大阪梅田 |
※客室階の()の数字はフロント階です。
最高級ホテルの開業ラッシュが続き、トップ層の顔ぶれがここ10年ほどで様変わりした東京、京都とは異なり、大阪市内ではこのクラスのホテルはなかなか増えておらず、90年代開業のホテルが残ります。
クラブ ラウンジ | ジム | プール | 温浴施設 | |
コンラッド大阪 | 39F | 38F | 38F | 38F |
大阪マリオット都ホテル | 38F | 38F | – | – |
インターコンチネンタル大阪 | 28F | 4F | 4F | 4F |
セントレジス大阪 | – | 14F | – | – |
ザ・リッツ・カールトン 大阪 | 34F | 6F | 6F | 6F |
ホテル阪急 インターナショナル | – | 7F | 7F | 7F |
このブログが独断するランキング
僕のおすすめ順に簡単に各ホテルの特徴を解説してみます。各ホテルの詳細はそれぞれの宿泊記も貼っておきますのでご確認ください。
1位 大阪マリオット都ホテル

日本一の高さを誇るあべのハルカスの高層階から大阪の街を見下ろして過ごす体験は唯一無二です。この体験だけでも最高なのですが、それに加えてラウンジのサービスクオリティがまた高いのでぜひラウンジサービス付きの部屋を予約して欲しいホテルです。アフタヌーンティーでもアルコールの提供があるので、酒飲みの方にもおすすめです。

正直、部屋の設備面では東京の最高クラスのホテル群と比べてしまうと見劣りはするのですが、それでも十分に満足のいくクオリティだとは思います。

「マリオット」は、マリオットブランドの中では中堅クラスのホテルブランドなので、リッツカールトンやセントレジス と比べて少ないポイントで宿泊できるのも会員にとっては魅力かもしれません。巷で流行りのSPGカードを持っていれば、年1泊の無料宿泊の対象にもなります。

せっかく大きなホテルなのにプールがないのだけが残念なのですが、展望台に登らずとも大阪を見渡せる体験は他に代え難いと思います。夏時点ではジムも閉まっており、朝食もビュッフェでなく、プレートでの提供でした。しかし写真の通りクオリティは高いのでご心配なく。
このホテルがある天王寺界隈には大阪の観光名所通天閣のある新世界があり、またホテルの下には百貨店が軒を連ねて買い物にも便利ですので、観光拠点としての利用も十分可能ですね。
宿泊記はこちら > あべのハルカス大阪マリオット都ホテルの天空からの眺望とハイレベルなラウンジ飯
2位 インターコンチネンタル大阪

グランフロントの一角にあるという立地面では最高のホテルです。部屋のデザインが独特で、バスルームと部屋が直通になっているのが面白いです。また、このホテルはレジデンスタイプの長期滞在にも適した部屋が用意されているのも珍しいところです。

南北にグランフロントの北館とレジデンスが並ぶので、眺望が期待できないと思い長年敬遠していたのですが、東は梅田の市街区が見えますし、西は再開発中の梅北エリアが見張らせるので、むしろ眺望はかなりよかったです。

スパエリアは高層階になく、4階の配置です。大浴場にドライサウナもありましたが、水風呂がないのでちょっとサウナー勢には不完全燃焼かもしれません。
僕が滞在したタイミングではクラブラウンジは営業休止中でしたが、10月から再開しているようです。グランフロントやその界隈にはいくらでもお店があるのであえてラウンジで過ごさなくてもいい気もしますが、また今度行って見てこようと思います。

フロント階にリヤドロなどのオブジェがあるのも印象的でした。
宿泊記はこちら > 【GoToトラベル対象】グランフロントのインターコンチネンタル大阪に宿泊
3位 セントレジス 大阪

大阪市内中心部にあり、ホテルのエントランスはちょっとただならぬオーラを放っています。最近は超高層ビルが立ち並んでいますが、セントレジス ができた頃はこの高さのビルは珍しく、デザインも含め非常にインパクトのある建物でした。

最近主流の全面ガラス張りとは違って、窓がちょっと小さいので見晴らしはもう一つですが、部屋のしつらえは高級感溢れます。このホテルはバトラーと呼ばれる部屋専属のサービサーの方が滞在中のお世話をあれこれしてくれるので、そういった人的サービスを求める方にはうってつけです。

洗面エリアがかなり広いのが特徴的です。

12階のフロントの外にこんな庭園があるんですよね。オフィス街の中心部にある、知る人ぞ知る枯山水の庭園です。天気がよければアウトドアでのバーが楽しめますよ。

コロナでビュッフェは休止中でしたが、その分、ホスピタリティ満点のレストランスタッフの接客がとても気持ちよく、何度も訪れたいと思う朝食サービスでした。
ということで、サービスの質で選ぶならセントレジス が一番だと思います。また、ザ・高級ホテルな内外装のデザインですので高級ホテルってどんなものか味わってみたいという層におすすめですね。
宿泊記はこちら > 大阪でキタとミナミを満喫するならセントレジス 滞在に決まり
4位 コンラッド大阪

大阪で最も新しい5つ星ホテルがこちらです。フェステバルタワーウェストの40階、最上階のフロントではこちらの巨大オブジェがお出迎えです。
このホテルはちょっと立地が微妙なのですが、フェスティバルタワーそのもの、あるいは中之島や堂島、靱公園界隈に用事があるならむしろここが最適解でしょう。

部屋からの眺望も期待できます。北や西はオフィスビルなどが立ち並びますが、南方面は比較的高層ビルが少ないのでかなり遠くまで見通せます。全面ガラス張りなので、昼間は部屋の中でも日焼けするので注意です。

大阪で唯一、超高層階にある38階のプールは、隣のフェスティバルタワーの姉妹棟に阻まれて眺望はもう一つですが、高級感のある空間です。最近のホテルにしてはちょっとカルキ臭が強めでした。浴場は広く、綺麗で大きなサウナもあり、男女別に休憩室もありますのでのんびりと過ごすにも良いと思います。
コロナ禍の夏休みは子連れでかなり賑わっておりましたが。。。

コロナ禍でもクラブラウンジや朝食のビュッフェも続けており、ほぼ通常通りの営業だと感じました。プールやジムなどの人数制限も特になかったと思います。
宿泊記はこちら > 【GoToトラベル対象】中之島の新ランドマーク、コンラッド大阪の角部屋とラウンジ飯
5位 ザ・リッツ・カールトン大阪

天下のリッツカールトンとはいえ、やはり設備の古さは否めず、東京のリッツカールトンと比較するとあらゆる面で見劣りがしてしまいます。もちろんベッドの寝心地なども決して悪くないのですが、最高級かと言われると、ちょっと及ばないかな。
大阪駅からは結構歩きますが、地下街で直結しているので歩いて雨に濡れずにアクセスできます。

内装はバブル時代の名残りを感じる昔ながらのゴージャス仕様です。好きな人は好きなんだろうなと思いますが、僕はちょっと嫌いです。

クラブラウンジからの眺めとアフタヌーンティーなどの体験は最高ですね。お値段は張りますが、これぞ高級ホテルの醍醐味の一つともいえるラウンジでの優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

なお、ホテルの周り、特に北側に高層ビルがそびえるので低層階のフロアだと眺望が残念です。景色を見たい場合は高層フロアを選ぶか、方角をぜひ指定してください。
また、この記事の執筆時点でも6階のフィットネスは宿泊者は利用できなくなっており、プールやジムの利用を考えている方は最新情報を確認してください。
宿泊記はこちら > ザ・リッツ・カールトン大阪から再開発の梅田北を望む
ラウンジのレポートはこちら > 【アフターコロナ】ザ・リッツ・カールトン大阪のクラブラウンジのフードプレゼンテーションを堪能する
6位 ホテル阪急インターナショナル

ここは設備が古いこともあり、正直、上位5つと比較するのはちょっと酷ではあるのですが、滞在した感触では、4つ星のウェスティンやヒルトン、リーガロイヤルあたりとこの記事の他の5つのホテルの中間くらいかなと思います。

古いこともあり、お値段的にかなりリーズナブルです。が、実は部屋の内装は比較的最近リニューアルされており、滞在の満足度はお値段以上でした。周辺では頭一つ抜けたビルの高層階でもあり、眺望も期待できます。

リッツカールトンと同じく、こちらのホテルも至る所でバブリー感を感じます。

朝食も高級ホテルの名に恥じないクオリティでした。ホテル下のラウンジなどいくつかの施設は9月時点でも閉まっておりましたが、このホテル界隈は食事処がいくらでもあるのでレストランに困ることはないと思います。
ジムとプールに関しては、ホテル宿泊者はちゃやまちフィットネスクラブを特別料金で使えることになっているのですが、9月の滞在時には休止中でしたのでこれまた最新情報を確認ください。
宿泊記はこちら > 【アフターコロナ】ホテル阪急インターナショナルのラグジュアリースーペリアツインの部屋に滞在
まとめ
大阪市内は御堂筋線などの市営地下鉄やJR大阪環状線などを駆使すればそれほど時間をかけずに東西南北どこにでも移動できるので、立地面はそれほど苦慮する必要はないかなと思います。(特別行きたいところがなければどこを選んでもOK)
体験面では、最新鋭のホテル設備を選ぶなら、コンラッド、マリオット、インターコンチの3つが有力候補でしょうし、眺望優先ならば圧倒的にマリオットになります。サービスで選ぶなら俄然セントレジス をおすすめしますし、ちょっとゴージャスな体験をというのであれば、阪急やリッツカールトンも有力候補になるでしょう。
以上、GoToトラベルもすったもんだありつつも本格的に始まりましたし、折角の機会に大阪滞在を豪勢に楽しみたいという方の参考になれば幸いです。