【アフターコロナ】大阪の5つ星ホテルおすすめランキング

*旧記事から大幅に加筆しました。

大阪でワールドクラスの最高級5つ星ホテルを選ぶのであれば2021年5月現在、選択肢は10ブランドに絞られます。本記事では、コロナ禍の中で僕が実際に宿泊した経験からこれら5つ星評価のホテルを比較しつつまとめてみたいと思います。

なお、こちらの記事(【知っているようで知らない】5つ星ホテルとは何かを解説してみます)の通り、この記事ではほぼGoogleの評価を採用しています(ヒルトンは除く)。

ホテル情報一覧

まずは横並びで各ホテルの基本情報を載せてみます。開業の新しい順に並べています。

開業年室数部屋㎡客室階最寄駅
W大阪202133740-2006-27
(3)
心斎橋
本町
コンラッド大阪201716450-22033-39
(40)
渡辺橋
肥後橋
大阪マリオット都ホテル201436038-16238-55
(19)
阿倍野橋
天王寺
インターコンチネンタル
大阪
201327247-16621-32
(20)
大阪
セントレジス 大阪201016043-19717-27
(12)
本町
ザ・リッツ・カールトン
大阪
1997
2017改
29143-23324-37
(1)
北新地
福島
帝国ホテル大阪199638730-4007-21
(2)
桜ノ宮
東天満
ホテル阪急
インターナショナル
1992
2018改
16826.5-16826-34
(2)
大阪梅田
スイスホテル南海大阪1990
2017改
54623-18114-34
(6)
南海なんば
ニューオータニ大阪198652520-805-17
(1)
大阪ビジネスパーク
大阪城公園

※客室階の()の数字はフロント階です。

最高級ホテルの開業ラッシュが続き、トップ層の顔ぶれがここ10年ほどで様変わりした東京、京都とは異なり、大阪市内ではこのクラスのホテルはなかなか増えておらず、90年代開業のホテルが残ります。

クラブ
ラウンジ
ジムプール温浴施設
W大阪4F4F4F
コンラッド大阪39F38F38F38F
大阪マリオット都ホテル38F38F
インターコンチネンタル大阪28F4F4F4F
セントレジス大阪14F
ザ・リッツ・カールトン
大阪
34F6F6F6F
帝国ホテル大阪5F(別館)5F(別館)5F(別館)
ホテル阪急
インターナショナル
7F7F7F
スイスホテル南海大阪33F11F11F11F
ニューオータニ大阪1F4F4F4F

このブログが独断するランキング

僕のおすすめ順に簡単に各ホテルの特徴を解説してみます。各ホテルの詳細はそれぞれの宿泊記も貼っておきますのでご確認ください。

1位 大阪マリオット都ホテル

54F クラブデラックスルーム

日本一の高さを誇るあべのハルカスの高層階から大阪の街を見下ろして過ごす体験は唯一無二です。この体験だけでも最高なのですが、それに加えてラウンジのサービスクオリティがまた高いのでぜひラウンジサービス付きの部屋を予約して欲しいホテルです。アフタヌーンティーでもアルコールの提供があるので、酒飲みの方にもおすすめです。

正直、部屋の設備面では東京の最高クラスのホテル群と比べてしまうと見劣りはするのですが、それでも十分に満足のいくクオリティだとは思います。

「マリオット」は、マリオットブランドの中では中堅クラスのホテルブランドなので、リッツカールトンやセントレジス と比べて少ないポイントで宿泊できるのも会員にとっては魅力かもしれません。巷で流行りのSPGカードを持っていれば、年1泊の無料宿泊の対象にもなります

せっかく大きなホテルなのにプールがないのだけが残念なのですが、展望台に登らずとも大阪を見渡せる体験は他に代え難いと思います。夏時点ではジムも閉まっており、朝食もビュッフェでなく、プレートでの提供でした。しかし写真の通りクオリティは高いのでご心配なく。

このホテルがある天王寺界隈には大阪の観光名所通天閣のある新世界があり、またホテルの下には百貨店が軒を連ねて買い物にも便利ですので、観光拠点としての利用も十分可能ですね。

宿泊記はこちら > あべのハルカス大阪マリオット都ホテルの天空からの眺望とハイレベルなラウンジ飯

2位 W大阪

21年3月に日本初上陸したWホテルです。見ての通りファンキー&クールなデザインが特徴のちょっとクセのあるホテルブランドですが、心斎橋という立地からも若者客が多くかなり異質な5つ星ホテルだと思います。しかし、派手さはあっても決してケバケバしくはなく、押さえるところはちゃんと押さえたデザインで圧倒的な高級感を誇ります。さすが安藤忠雄監修とうならせる計算されたデザインが建築好きの期待にも十分応えられるホテルです。

このホテルも眺望が素晴らしい。レアな心斎橋沿いの立地で心斎橋を北から南に下る車の流れはずっと見ていても見飽きません。秋の銀杏並木や冬のイルミネーションが待ち遠しいです。また、高層階に泊まれば大阪中心部の区画整備された街並みが見晴らせるのでこれもまたレアな眺望です。ぜひ高層階を予約していただきたい。

そしてWホテルはお料理も定評があります。ここ大阪でもシグネチャーのエッグベネディクトをはじめとしてこだわりの朝食が楽しめます。

プールやフィットネスはマリオット上級会員以外は有償ですが、その分開業直後のタイミングでも非常にすいていて快適に過ごせました。低層ですが水質も良くかなりオススメ。夏には外のバーエリアもオープンするようです。

宿泊記はこちら > 【21年3月開業】御堂筋のWホテル大阪滞在情報詰め合わせ

3位 インターコンチネンタル大阪

デラックスダブルルーム

グランフロントの一角にあるという立地面では最高のホテルです。部屋のデザインが独特で、バスルームと部屋が直通になっているのが面白いです。また、このホテルはレジデンスタイプの長期滞在にも適した部屋が用意されているのも珍しいところです。

南北にグランフロントの北館とレジデンスが並ぶので、眺望が期待できないと思い長年敬遠していたのですが、東は梅田の市街区が見えますし、西は再開発中の梅北エリアが見張らせるので、むしろ眺望はかなりよかったです。

スパエリアは高層階になく、4階の配置です。大浴場にドライサウナもありましたが、水風呂がないのでちょっとサウナー勢には不完全燃焼かもしれません。

僕が滞在したタイミングではクラブラウンジは営業休止中でしたが、10月から再開しているようです。グランフロントやその界隈にはいくらでもお店があるのであえてラウンジで過ごさなくてもいい気もしますが、また今度行って見てこようと思います。

フロント階にリヤドロなどのオブジェがあるのも印象的でした。

宿泊記はこちら > 【GoToトラベル対象】グランフロントのインターコンチネンタル大阪に宿泊

4位 セントレジス 大阪

大阪市内中心部にあり、ホテルのエントランスはちょっとただならぬオーラを放っています。最近は超高層ビルが立ち並んでいますが、セントレジス ができた頃はこの高さのビルは珍しく、デザインも含め非常にインパクトのある建物でした。

グランドデラックスルーム

最近主流の全面ガラス張りとは違って、窓がちょっと小さいので見晴らしはもう一つですが、部屋のしつらえは高級感溢れます。このホテルはバトラーと呼ばれる部屋専属のサービサーの方が滞在中のお世話をあれこれしてくれるので、そういった人的サービスを求める方にはうってつけです。

洗面エリアがかなり広いのが特徴的です。ぐるっと一周できるこのレイアウトはアメリカのセレブの家のよう。

12階のフロントの外にこんな庭園があるんですよね。オフィス街の中心部にある、知る人ぞ知る枯山水の庭園です。天気がよければアウトドアでのバーが楽しめますよ。

コロナでビュッフェは休止中でしたが、その分、ホスピタリティ満点のレストランスタッフの接客がとても気持ちよく、何度も訪れたいと思う朝食サービスでした。

ということで、サービスの質で選ぶならセントレジス が一番だと思います。また、ザ・高級ホテルな内外装のデザインですので高級ホテルってどんなものか味わってみたいという層におすすめですね。

宿泊記はこちら > 大阪でキタとミナミを満喫するならセントレジス 滞在に決まり

5位 コンラッド大阪

W大阪の次に新しい5つ星ホテルがこちらです。フェステバルタワーウェストの40階、最上階のフロントではこちらの巨大オブジェがお出迎えです。

このホテルはちょっと立地が微妙なのですが、フェスティバルタワーそのもの、あるいは中之島や堂島、靱公園界隈に用事があるならむしろここが最適解でしょう。

キングエグゼクティブコーナールーム

部屋からの眺望も期待できます。北や西はオフィスビルなどが立ち並びますが、南方面は比較的高層ビルが少ないのでかなり遠くまで見通せます。全面ガラス張りなので、昼間は部屋の中でも日焼けするので注意です。

大阪で唯一、超高層階にある38階のプールは、隣のフェスティバルタワーの姉妹棟に阻まれて眺望はもう一つですが、高級感のある空間です。最近のホテルにしてはちょっとカルキ臭が強めでした。浴場は広く、綺麗で大きなサウナもあり、男女別に休憩室もありますのでのんびりと過ごすにも良いと思います。

コロナ禍の夏休みは子連れでかなり賑わっておりましたが。。。

コロナ禍でもクラブラウンジや朝食のビュッフェも続けており、ほぼ通常通りの営業だと感じました。プールやジムなどの人数制限も特になかったと思います。※注 GoTo開始直後の滞在です

宿泊記はこちら > 【GoToトラベル対象】中之島の新ランドマーク、コンラッド大阪の角部屋とラウンジ飯

6位 スイスホテル南海大阪

南海なんば駅直結というアクセスの良さ。関空から電車一本、伊丹からも高速バスで楽に移動できます。ホテルの下には高島屋が入り、道頓堀も徒歩圏内と立地的には実はここが最強かもしれない。そして窓からの眺望は南のこのビューはあべのハルカスや通天閣を望み。逆に北向きは御堂筋からキタエリアを望む眺望でいずれもザ・大阪を味わえるすばらしい景色です。

古いホテルですが内装はしっかりリニューアルしており、スイスらしいすっきりしたデザインで快適です。

朝食はオーダー式のビュッフェで、盛りだくさんのお料理が出てきますので腹をすかせていきましょう。何よりここはこの便利さと部屋のクオリティにも関わらずかなりリーズナブルなお値段も魅力的です。

宿泊記はこちら > 【南海なんば駅直結】スイスホテル南海大阪のセレクトルームに滞在

7位 ザ・リッツ・カールトン大阪

デラックス・キング・コーナールーム

天下のリッツカールトンとはいえ、やはり設備の古さは否めず、東京のリッツカールトンと比較するとあらゆる面で見劣りがしてしまいます。もちろんベッドの寝心地なども決して悪くないのですが、最高級かと言われると、ちょっと及ばないかな。

大阪駅からは結構歩きますが、地下街で直結しているので歩いて雨に濡れずにアクセスできます。

内装はバブル時代の名残りを感じる昔ながらのゴージャス仕様のヨーロピアンクラシックです。好きな人は好きなんだろうなと思いますが、僕はちょっと嫌いです。

クラブラウンジからの眺めとアフタヌーンティーなどの体験は最高ですね。お値段は張りますが、これぞ高級ホテルの醍醐味の一つともいえるラウンジでの優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

26階 ジュニアスイートからの眺望

なお、ホテルの周り、特に北側に高層ビルがそびえるので低層階のフロアだと眺望が残念です。景色を見たい場合は高層フロアを選ぶか、方角をぜひ指定してください。

また、この記事の執筆時点でも6階のフィットネスは宿泊者は利用できなくなっており、プールやジムの利用を考えている方は最新情報を確認してください。

宿泊記はこちら > ザ・リッツ・カールトン大阪から再開発の梅田北を望む
ラウンジのレポートはこちら > 【アフターコロナ】ザ・リッツ・カールトン大阪のクラブラウンジのフードプレゼンテーションを堪能する

8位 ホテル阪急インターナショナル

ラグジュアリースーペリアツイン

このホテルは阪急の大阪梅田駅からほぼ雨にぬれずにアクセスできる便利さがポイント高いです。茶屋町エリアは若者向けに再開発が進んだエリアでいろんなお店がありますし、ホテルの下層には梅田芸術劇場があり観劇にも便利です。

古いこともあり、お値段的にかなりリーズナブルです。が、実は部屋の内装は比較的最近リニューアルされており、滞在の満足度はお値段以上でした。周辺では頭一つ抜けたビルの高層階でもあり、眺望も期待できます。

リッツカールトンと同じく、こちらのホテルも至る所でバブリー感を感じます。

朝食も高級ホテルの名に恥じないクオリティでした。ホテル下のラウンジなどいくつかの施設は9月時点でも閉まっておりましたが、このホテル界隈は食事処がいくらでもあるのでレストランに困ることはないと思います。

ジムとプールに関しては、ホテル宿泊者はちゃやまちフィットネスクラブを特別料金で使えることになっているのですが、9月の滞在時には休止中でしたのでこれまた最新情報を確認ください。

宿泊記はこちら > 【アフターコロナ】ホテル阪急インターナショナルのラグジュアリースーペリアツインの部屋に滞在

9位 ニューオータニ大阪

このホテルは大阪城へのアクセスが最高です。4月頭には桜満開の大阪城公園が部屋から見えるでしょうし、大阪城ホールのイベント時には大活躍するホテルです。が、逆に言えば大阪城目的でなければちょっとアクセスは上位のホテル群より悪いです。

やはり大阪最古参の高級ホテルなので壁の薄さなど居住性では最新のホテルにはかなり見劣りします。決して不満はないですがちょっと時代を感じる古臭さは否めない。

とりわけ水回りのクオリティは、最新鋭のビジネスホテルに完全に軍配が上がると言わざるをえないです。決して汚くはないのですがやっぱりホテルに泊まるワクワク感は半減するかな。

ホテルの中のプロムナードには商店街もあり、昼間はいちごのビュッフェでかなりにぎわいを見せていましたが、夜は廃墟かと思うような静けさに。コロナの影響をもろに受けていて心配になります。

宿泊記はこちら > ニューオータニ大阪から大阪城を望む(エグゼクティブフロアに滞在)

10位 帝国ホテル大阪

25周年を迎えた大阪の帝国ホテルです。大阪帝国ホテルという2つ星ホテルは全く別物なのでご注意ください。ここの売りはこの桜ノ宮公園の桜です。満開の時期に来ればこの写真の通り、部屋から花見ができてしまいます。このためだけに行くのもアリな絶景です。

ただ、いかんせんここは住宅街のはずれに位置しておりアクセスが最悪です。大阪駅からはシャトルバスが運行していて15分ほどで行けはするのですが、、せっかく電車移動が便利な大阪でその移動の軽快さを損なうので、正直、観光拠点としては致命的に悪いと思います。単に梅田でショッピング目的とかならいいんでしょうけど。

ここもやはり部屋の内装は古臭さを感じてしまいますが、ストライプの壁紙が高貴な雰囲気を醸しますね。

ここはお風呂場がちゃんとあるのがポイント高いですね。古さは否めませんがそれをカバーしてあまりある快適さです。やっぱり日本人は風呂に入りたいですから。

スヌーピー好きの方はコラボしているのでぜひ楽しんでください。

うーん、コロナ禍でビュッフェ代わりの朝食はちょっとがっかり。

宿泊記はこちら > 帝国ホテル大阪のリバービューから見る桜ノ宮の満開の桜

まとめ

大阪市内は御堂筋線などの市営地下鉄やJR大阪環状線などを駆使すればそれほど時間をかけずに東西南北どこにでも移動できるので、立地面はそれほど苦慮する必要はないかなと思います。(特別行きたいところがなければ、帝国ホテル以外はどこを選んでもOK)

ホテル体験でジャンル別に僕のおすすめを書いていくと、まず最新鋭のホテル設備で選ぶならW大阪、コンラッドがやはり新しいこともあり抜けています(その分高い)。眺望優先ならば圧倒的にハルカスのマリオット。サービスで選ぶなら俄然セントレジス をおすすめしますし、ちょっとゴージャスな雰囲気をお安く体験したいというのであれば、スイスホテルを筆頭に阪急や帝国ホテル、ニューオータニあたりも候補になるでしょう。

以上、大阪滞在を豪勢に楽しみたいという方の参考になれば幸いです。

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