【GoToトラベル対象】中之島の新ランドマーク、コンラッド大阪の角部屋とラウンジ飯

中之島は、大阪市内を流れる淀川のほんの小さな中洲であるにも関わらず、何かと話題に事欠かない大阪市庁舎をはじめとしたランドマークが目白押しの小島です。

そんな中之島に2017年に新たなランドマークができました。中之島の中央部に2棟並ぶフェスティバルタワーの西側の上層階に開業したのがコンラッドです。

個人的には、当時、旧朝日新聞社の跡地がみるみる変わっていくのを通勤しながら眺めていたのが懐かしいのですが、ようやく宿泊の機会に恵まれたのでクラブラウンジなども含めてレポートしたいと思います。

ホテルの立地は中之島の中央部

ホテルは肥後橋駅渡辺橋駅に直結しているので、電車で行く場合はそこまでアクセスするのをオススメします。

というのも、ターミナル駅である大阪駅(もしくは梅田駅)からここまで歩くのは実はちょっとだけアクセスが悪いです。

梅田駅からは地下道を歩くとC92まで地下街で進めますが、梅田ダンジョンの異名をとるこの地下道を初めて歩いて迷わない方は結構なツワモノでしょう。さらに、C92から先はどうしても地上に出て橋を渡る必要がありますので、どうしても梅田から歩く場合は時間にゆとりを持ってください。

ホテルのレセプションエリアは最上階の40階です。フロントに向かう途上、大阪出身の現代アーティスト名和晃平の風神雷神(原題:Fu / Rai)がお出迎えです。開業当時話題になっていたのを思い出します。

このホテルはフロント階が最上階の40階で、客室はそこから専用エレベーターで下るタイプです。

39階にはチャペルもあり、40階から見下ろすこの広々とした空間はとても贅沢です。

フロントは右の丸太のオブジェ(ロンドンの自然史博物館を彷彿させます)の前です。奥はバーラウンジですが、これまた印象的なすだれのオブジェです。

客室フロアの廊下は高級感溢れるダークなイメージ。

キングエグゼクティブコーナールーム 

アサインいただいたのは、南西側の方角の部屋でした。西日が強烈で、冷房が全然効かずかなり暑かった。それだけに部屋の絨毯などの布類が天日干ししたての匂いがしました。笑

カーテンを閉めていないと部屋の中でも日焼けすると思います。

最近マイブームのiPhoneのパノラマ写真を載せてみますが、部屋の形がイメージつくでしょうか?扇型の部屋なので、かなり変わったレイアウトです。

ネスプレッソはミルクフォーマーまで付いていますが、肝心のミルクは冷蔵庫にはありませんのであしからず。

ウェルカムスイーツは和洋折衷。

冷蔵庫の品揃えはこちら。コカコーラが多いですね。

ベッドをコンラッドのキャラクターたちが占拠していました。この子たちはスカイバー&ラウンジで購入できるらしく、アヒルは1100円、クマは2800円でした。

ウォークインクローゼットは、リビングサイドと洗面所サイドの2箇所からアクセスできる作りになっていて、形はいびつですが広いので、この中でスーツケースを開いてしまえます。

洗面所はもちろんダブルシンク。ダイソンのドライヤーですね。このクラスのホテルでは巨大なドライヤーが多いですが、たまに見かけます。

バスアメニティはシャンハイタンです。ほうじ茶の香りでいい匂いでした。

その他のアメニティ類はシンク台の下の棚の中に収まっています。

シンクの向こうには外が見える開放的なバスエリアです。かなり大きなバスタブつき。

ちょっと変わっているのが、こちら。バスエリアの外側、部屋の端の方までアクセスできるようになっています。

トイレは言うまでもなくTOTOのウォシュレットでした。

部屋からの眺望

写真の通り、西側は天気がよければ夕日が沈んでいくのが見えます。

しかし、こちらが頭一つ抜けているとはいえ、正面の東レの大きなビルがかなりの存在感があります。そのビルの左上のところにオブジェが見えるのですが、そこに国立国際美術館があります。

そのまっすぐ上、ずっと奥の方にかなり大きな建物がありますが、ここは竣工当時、日本一高い55階建てのタワーマンションです。このあたりの古地図を見ると海岸だったことがわかるので、そんな地盤によくこれだけ超高層マンションを建てるものだと感心します。

右下に道路が走っているのが見えると思いますが、この高速の音が結構気になるレベルで聞こえてしまうのがちょっと残念です。

コーナーなので南の方も見えました。靱公園エリアや、ずっと奥にひときわ高いあべのハルカスも見えますね。こちら方面はずっと開けていてなかなかの絶景です。

夜景も綺麗ですね。大阪湾を望む方向です。

38階のプール&フィットネス

お盆の時期の訪問だったので、GoToの解禁もあり、子連れ客が目立ちました。一日中プールはいっぱいで、これほど高級ホテルのプールが混んでいるのは初めての経験でした。

プールエリアの眺望はちょっと残念

早朝、ジムに行った時は誰もいませんでした。プールからの眺望はこの通り。隣のイースト棟が正面にあるので、お世辞にも眺望が良いとは言えません。まあ、客室をこのサイドにするのは微妙なので、結果、コレしかないというレイアウトなんでしょうけど。

プールエリア自体は雰囲気もよく、広さなど文句なしなのですが、ちょっとここのプールはカルキ臭がかなりキツかったです。子連れが多かったこともあり、大衆プールみたいでちょっと長居する気にはなれなかった。。

更衣室から、プールとは逆サイドに用意されている温浴施設は、かなり広めの湯船があり、サウナもかなり広くて綺麗で快適でした。洗面台などは個々のエリアが個室っぽく区切られていて、アメニティも充実していました。

この時期、アメニティは片付けられているケースも多いですが、そのあたりの使い勝手はとてもよかったです。

休憩エリアからは大阪城が見えます

そして、更衣室の奥にはこのような休憩スペースも。サウナから出てしばし涼むのにちょうどよかったので、ここでかなりの時間過ごしました。

チェアに座ってイーストタワーの右横を見ると、大阪城が見えました。なんかアヒルも浮かんでますね。真ん中のタワーマンションは北浜ミッドタワー。これもまだ僕が大阪にいた頃は建築が始まったばかりだった新しいマンションです。

ジムエリアは標準サイズ

ジムエリアはこのようなサイズ感。それほど広くないですが、一通りの機材は揃っています。

朝食ビュッフェ

夏のコロナ禍真っ只中でもビュッフェスタイルの朝食をやっていました。ラウンジでの朝食ビュッフェはなく、クラブフロアの方もこちらの朝食会場での提供でした。

変わった試みだなと思ったのがコレ。トングを直接触らず、この紙細工を使って持ってくれということでしたが、まあ使いづらいことこの上なかったです。手袋するのも微妙ですが、しかしもうちょっと設計の余地があっただろうと思うのです。。

各テーブルには除菌スプレーも置いてあります。

卵メニューは席でオーダーしますが、プレーンオムレツ、チーズオムレツ、ミックスオムレツの3種のメニューからのチョイスでした。

ビュッフェはフルメニューの提供で、久々にちゃんとしたホテルビュッフェを味わえて満足でした。

クラブラウンジ

この夏の時期、かなりのホテルがラウンジのサービス提供を休止している中、珍しくフルサービスを続けていた(多少時間制限はありましたが)ので、その様子も書いておきます。

ラウンジは北方面を向いており、足元の堂島エリアでは、左下、電通の関西オフィス跡が更地になっており、右の堂島ホテルも建て替え中。奥に目をやると、湾曲した屋根3つが特徴的なリッツ・カールトンから、その右手奥に梅田スカイビル、さらに右にはグランフロントや大阪駅なども見えます。

ラウンジではアフタヌーンティーもビュッフェスタイルで提供されておりますが、ファミリー層が大量にいて大混雑でした。メニューはかなり豊富で、全種類食べたら夕食にかなり支障をきたすと思います。

カクテルタイムも同様、ほぼ満席。やはりヒルトンも会員数が多いんでしょうね。とはいえホットミールも種類豊富で味もよく、常時追加されていましたので問題ありません。

訪問当時、カクテルタイムの終了時間が早くなっていたため、終了後1時間、フロント階のバーラウンジでドリンクがいただけるということでしたので行ってきました。

このガラスのすだれがかかったところですね。が、しかしフリーなのはノンアルコールだけだったので、結果、かなり高くついてしまいましたとさ。。

まとめ

ヒルトンは空港に隣接して建っているケースが多く、割とリーズナブルなので何度も使ったことがあるのですが、その高級ブランドであるコンラッドは今回が初めてでした。

開業当時から気になっていて、ようやく行くことができたんですが、ちょっとタイミングが悪く子連れ客だらけで、ラウンジやプールを満喫しきれませんでした(サウナは最高でした!)。部屋や設備自体は申し分ないだけにちょっと残念。

あと従業員は外国籍の方の比率がかなり多かった印象です。これまた平常時はインバウンドで相当海外の利用客が多いんですかね。ともあれ、この界隈はまた出かけることもあると思うので、次は祝日を外して滞在しようと思いました。

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