世界遺産博物館島をホテルから眺める ラディソンブルホテル ベルリン

ベルリン博物館島に川を挟んで東岸に位置するのがラディソンブルホテルです。ラディソンホテルグループは、このブログの最初の投稿で書いた世界初のデザインホテルでもあるヤコブセンのコペンハーゲンのラディソンコレクションロイヤルホテル(僕が宿泊した当時はラディソンブルでしたが、改装と共にラディソン・コレクションにリブランドされました)に始まる一大ホテルグループです。

日本ではあまり馴染みがないホテルグループですが、北欧中心に展開し、趣向を凝らしたデザインホテルが多いのが特徴です。そのラディソンのベルリンの旗艦ホテルがこちらですが、冒頭にも書いた通りの位置どりで、博物館島の美術館巡りをするには一番いい立地のホテルの一つになります。

この写真の左手、川面を照らす青い光を発しているのがホテルです。右の大きな建物が博物館島島のベルリン大聖堂。ホテルがその真正面に位置しているのがわかると思います。ライトアップされた川辺から博物館島へのルートはとても良い散歩道だと思います。

道路に面したホテル前からはベルリンテレビ塔も見え、色々得した気分になります。観覧車の見える公園を超えた先にはショッピングモールなどもあるようです。

ホテル内部の大水槽

そして何よりこのホテルを選ぶ理由の一つが、ホテル内部に置かれたブルーの水槽です。これはなかなかユニーク。僕の知る限りでは、他にホテルにこの規模の水槽があったのはドバイの7つ星をうたうジュメイラホテルぐらいですが、ここは単に水槽があるだけでなく、エレベーターでその内部に入るアトラクションを楽しむことも可能です。

フロアに行くエレベーターからも水槽を眺められますし、内向きの部屋に泊まれば、水族館に宿泊した気分が味わえると思います。夜はライトダウンされますが、それもまた夜の水族館に紛れ込んだような気分を味わえます。

クリスマスシーズンだったので、クリスマスツリーと並んでお菓子の家も置いてありました。

ヘンゼルとグレーテルですね。グリム童話の本場だけあって、本物のお菓子でできてるようでした。これは子供達は喜びますね。

エレベーター前のスペースは広々、ここからも水槽が見えるので、ここらでのんびり過ごしてもいいかもしれないですね。

ジュニアスイートの部屋

さて、このホテルの本領はしかしこの水槽にあらずです。部屋にいながらにして世界遺産である博物館島を眺められる。とりわけ正面のベルリン大聖堂を見なければなりません。ということで選んだのは大聖堂ビューのジュニアスイート。スイートタイプは角部屋に配置されているようなので、川とは反対側のビューの部屋を選んでしまわないように注意です。

そして、これが部屋から見た大聖堂です。かなりの大迫力。普通のカメラだと全体を写すのはまず無理だと思います。超広角レンズでなんとか入りました。こちらサイドは背面ですから、普通はみなさん反対側からカメラを構えると思うので結構レアな写真ではないでしょうか。

夜のライトアップもなかなか。しとしと雨も、旅路には辛いですが、こう見るといい雰囲気を醸してくれます。川の流れと共に行き交う人や船をぼんやり眺めて過ごすのも悪くない。

部屋の作りは、北欧ブランドだけあって、簡素です。ライティングはヒュッゲ風で穏やかな灯りです。仕事は忘れましょう。入ってすぐには荷物置き。

リビングスペースが続きます。カーテンを開ければここから大聖堂がお目見え。

デスクスペースと並ぶ棚の収納スペース。機能的な作りです。ネスプレッソと水、エナジードリンクなどがコンプリメントでした。

ベッドも簡素。東欧でよく見る折りたたまれたベッドメイク。サイドテーブルが便利です。

水回りエリアは、入り口とベッドルーム奥の二箇所からアクセスできる作り。

バスタブとシャワーエリアがありますが、まあ、特筆すべきことはないですね。

ホテルのランクはBooking.comでは5つ星でしたが、5つ星にしては全体的に簡素な感じがしましたが、グーグルマップを見ると4つ星表示です。まあ、値段からしてもそんなところでしょうか。TRAVEL WEEKLYでは8 moderate Deluxeでしたが、7くらいが妥当な気がしました。とはいえ、2泊しましたが滞在中に特に不便は感じませんでした。

朝食会場

朝食会場はそこそこ広め。メニューも普通に色々ありました。

博物館島の美術館巡りをするなら1日では足りないので、連泊前提で使うことになるホテル候補だと思います。ベルリンは全体的にホテルが安めですが、ここも例に漏れず、さらに水族館気分も味わえ、移動も楽な上にDDR博物館やベルリン土産の定番、AMPELMANNショップも併設されており、などなどトータルで見てコスパはとても良いと思いました。

子連れで滞在するにはとても良いのではないでしょうか。実際、小さな子供達がいるファミリーの客層が多かった印象です。