パークハイアット・ニューヨークに滞在

今回は、ニューヨークのパークハイアットの滞在記です。

コロナ禍中にインフレと円安が進み、昨年は東京と比較して3倍くらいの価格感になっていたニューヨークの高級ホテル事情でしたが、一足遅れて東京のホテル群が一気に激しい値上げ攻勢をかけてきたおかげで、2023年現在はむしろ逆転気味でニューヨークの方が割安感がでてきました。とはいえ1泊10万円は下らないお財布に厳しいニューヨークの5つ星ホテルをレポートしていきたいと思います。

ホテルへのアクセス

セントラルパークから1筋挟んだ好立地。セントラルパークをランニングするにも便利ですし、ここからはタイムズスクエアあたりも十分に徒歩圏内に収まります。地下鉄の最寄り駅は57th street駅ですね。

ニューヨークの中心部だけあってやや手狭な印象でしたが、フロント階のラウンジスペースなども雰囲気は悪くありません。

アメリカ独自の緊急避難路を示す赤字のEXIT表示がやたらと目に付きますが、廊下もいい雰囲気です。

キングルームの部屋

L字の内側の部屋。セントラルパーク側の北側20階の部屋でしたが、正面にJWマリオットの高層ビルが建っているので眺望は期待できません。

窓が小さいのでちょっと室内は暗め。ですが、部屋のサイズは50平米ほどあり、広さは十分。

ウェルカムスイーツにりんご。サイドデスクに電子機器類がまとめられているのは使い勝手が良く好感が持てます。

引き戸の中にはシートが敷いてあり、高級感を感じさせるのに抜かりはありません。

窓がとても小さく、全開しても半分閉まった状態のカーテン。。自動開閉装置がついていましたが、これはさすがに無駄・・・

窓の外、JWマリオットと隣のビルの合間からかろうじてセントラルパークの緑がチラッと見えました。ニューヨークっぽさを感じる古めかしい高層ビルの狭間の景色は案外悪くはありません。眺望を期待して泊まったJWマリオットよりよほどマシでした。

JWマリオットニューヨークのデラックスルームに滞在

収納スペースが三箇所に分離されていたのはちょっとユニーク。正直、使い勝手はよくないですが、あちこち開け閉めして探険気分を味わえるのは悪くはありません。まず、部屋に入ってすぐスーツケース風のボックス収納。

ボックスの隣と、リビングに隣接した位置に分かれて2つクローゼットがあります。それぞれサイズが小さいので、結局、スーツケースは室内に置くことになりますね。アメリカのホテルでは珍しく使い捨てのスリッパがありました。

ミニバーもボックスタイプの収納に収まっています。ネスプレッソやミニウイスキーなどが並ぶ豪華な雰囲気です。採用されているお茶はニューヨークのT Salonというオーガニックをうたうブランドでした。

冷蔵庫は引き戸式。無造作にポケットに入っていたm&msの安っぽいパッケージもアメリカらしさを感じるので案外悪い気はしません。

バスルームはあまり広くありませんが、ダブルシンクでビューバス付き。写真で見るよりは解放感を感じます。

シャワー室は小さいながらもレインシャワーとハンドシャワーがついていて使い勝手も悪くありません。

バンコクのパークハイアットでも採用されていたル・ラボのアメニティ。言葉で表現するのが難しい独特な香りです。日本人よりも欧米人が好みそうな匂いです。

トイレはTOTO製でしたが、ウォシュレットではなく、押しボタンで流す昔ながらの欧米式。

きれいに箱入りでまとめられたアメニティセットは東京のホテルを彷彿させますが、箱がなんだか薄汚れちゃっているのはやはりアメリカ品質・・・。

ドライヤーはミラノのサロン系ブランドのelchimが採用されていました。

フィットネス&プール

塩水の温水プールでした。ホテルのプールにしては珍しく監視員のスタッフが常駐していました。プールの奥に温水ジャグジー、そしてサウナもあります。絶景の東京のパークハイアットには遠く及びませんが、ビルに囲まれた都会的な景色はそれはそれで見応えあり、気持ちよく過ごせました。

富士山とオペラシティ 東京最高層47階のプールも再開、パークハイアット東京のデラックスルームに滞在

プールのひとつ上のフロアにあるジムスペースも充実していましたね。ひととおりの機材が揃っている印象です。

朝食レストラン Living Room

・・・ここは史上最悪の朝食タイムでした。。。

スタッフは奥に大勢いるのに全然案内されない、やっと案内されたと思いきや、その後メニューも持ってこない。冷房が強すぎて激寒、スタッフ、永遠に来ない・・・

そして、ずっと後からやって来た客を先に接客するし、やっと頼めた料理も全然出てこない。

ロブスター・スクランブルエッグ・・・!?

そしてようやくでてきた料理のサイズも小さくクオリティは低い、、しかもめちゃくちゃ高い。。(写真の卵料理とオレンジジュースだけで65ドル = 約1万円・・・しかもチップでさらに20%)

思い出すとまた腹が立ってきました。笑

これまでハイアット系、とりわけパークハイアットの朝食はどこもクオリティが高く、ハズレを引いたことはなかったのですが、残念ながらここはあまたある5つ星ホテルの中でダントツの最低評価を下さざるをえません・・・。

まとめ

総じてホテルの設備は最新鋭でハード面に関しては満足度は高かったものの、朝食サービスのひどさで台無しという滞在体験でした。まあ、総じてアメリカのサービス水準は低いのでそもそも期待はしていませんが、それにしてもひどかった。ということで、宿泊される方は朝食は外で済ませることをおすすめします。

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