豪華客船で国境越え ヘルシンキ → ストックホルム シリヤラインの一夜

北欧はスウェーデンの首都ストックホルムとフィンランドの首都ヘルシンキを夜間に結ぶ客船がこのタリンクシリヤラインです。

豪華客船フリークな方々も世の中には結構いらっしゃいまして、長期休暇のたびに夫婦でクルージングに旅立つ友達もいたりしますが、こちらは一晩だけで、リーズナブルにプチ客船旅行を楽しめます。

予約は、日本の代理店から。ボッタくられることもなく日本語で予約できます。大概、この手の日本の予約サイトは現地サイトの2、3倍とかの値段になってたりするもんですが同じ値段でした。というか、日本からだとそちらのサイトからしか予約できなかったと思います。2隻の姉妹客船シリアセレナーデ号とシリアシンフォニー号が互いに行き来しているとのことですが、僕の乗ったのはシリアシンフォニー号でした。

一応、日本語公式予約サイト載せておきます。→ こちら


見ての通りの存在感。かなり遠くからも一目でわかる大きさで、朝からずっと停泊しているので、目に入るたびに否が応にも旅情が掻き立てられます


この人影とのGAP。この道の終わりには記念撮影ポイントが。撮られた写真は後ほど船で販売されます。


かなりギリギリに行ったので予想通り長蛇の列でした。

 
が、自分はコモドア部屋なので並ばず右手のガラ空きのチェックインカウンターで悠々と。高いクラスを買った時の特権ですね。
 

 

部屋はこんな感じです。
 

 

じゃん!

って、あれ、フツーの客室・・・。そうでした、船内を見られる部屋にしたかったので悩んだ末、グレードダウンしたのをすっかり忘れてしまっていました。。

本当はちゃんと並ばないといけないところを、涼しい顔して抜かしまくってしまいました。ごめんなさい。
涼しげな顔で受付していたかと思うと恥ずかしい。。。
 
ここは「プロムナード」タイプのお部屋。二人部屋ですね。一人旅なので片方のベッドを畳んでいるとそれなりに広く使えます。昔、卒業旅行で英仏間をやはり夜中のフェリーで移動しましたが、同じような印象でした。二つ星ホテルくらいで移動費込みと思うとコスト的にも悪くないでしょうか。もちろんベッドメーキングはされていますが、布団はシーツをめくると誰かの髪の毛が付いていたりと、ちょっと不潔なので注意。
 

さて、気を取り直して探索です。さすが巨大です。廊下の奥が見えません。
 


屋上には屋内プールもあり、僕が乗船した頃には早速家族連れで賑わっていました。

 


ヘルシンキの2大教会も一望できます。この写真の右側には、同サイズの別ルート行きの巨大客船が停泊していました。

 


動き出すと、こんな小島が見えたりします。こんなところに住んだら楽しげですね。移動はちょっと億劫な気がしますが。遠くには高い煙突がいくつも見えます。巨大なので全く揺れないもんかと思っていましたが、意外と揺れは感じます。

 


遠くからいろんな人が手を振ってくれます。多分ここはスオメンリンナ要塞の端です。ここを抜けると海へ。

 


中(プロムナード)の様子。確かここは7階です。いろんなお店が所狭しと並んでいますね。免税店(なんせ国境越えてますから)とか、ビュッフェエリアはこの地下、つまり6階にあります。免税店はいわゆる空港で見かけるお土産の店舗と同じです。この船で帰国する訳ではないですから、余計な荷物が増えるだけなのでわざわざここで買うことはないと思います。

 


ビュッフェ(北欧風に言うとスモーガスボード)で食事をとる場合は、予約時に確か17時半からか20時半から選べたと思います。予約時間に行くと超混雑しますが、しばらくのんびりしていると見ての通りスカスカになってくれるので、ほどほどに時間調整して行ってみてください。料理が残っているかどうかは保証しませんが。当日の入店も可能ですし、プロムナードにいくつもレストランがあるので、あえて予約時にはビュッフェを選ばないという手もありです。

 


ですが、大量の胃袋を捌くだけあって、さすが充実しておりました。

 


プロムナードでは、色々イベントが催されるようです。低層でビミョーだと思っていたら、特等席でした。この後、ちょっと驚きの展開があり、写真にバッチリ納めていますが、ネタバレなので載せないでおきます。楽しめるのでぜひ見てください。ショーの観覧もできるのですが、僕が乗った頃にはすでにチケットが配布終了でしたので、見たい方は早めの乗船を。

上の写真でもわかる通り、子連れが圧倒的に多い印象です。ベビーカーを引いて歩いている方も結構いました。空路と比べて安いこともあり、故郷帰りや家族旅行などで活用されているのかなという印象です。

日が沈み、やがて館内も暗くなりました。イベントは続き、なにやら歌声が聞こえます。部屋からプロムナードをぼんやり見ているうちに、昼間のヘルシンキ観光の疲れもあって、いつの間にやらうとうとしてしまい、気づけば深夜。。。お祭りに取り残されてしまいました。


プロムナードのお店は閉店ガラガラ。ショーも終わって静かに。

 


でもご安心を、カジノエリアや深夜ライブがまだやっていました。

 


そしてまた一眠りして早朝、まあ誰もいませんね。

 


陸地が見えてくると、並行してヨットが走っています。

 


と思ったらこんな群れが。笑

 


いやー、絵になります。冬場はずっと真っ暗だと思いますが、こんな気持ちいい朝を迎えられるので、ぜひ外向きの部屋を選んでください。プロムナード側はわりとすぐに見飽きてしまいました。

 


朝9時、ストックホルムに到着です。並んでいると大声で談笑する中国人の集団がいてうるさいなーと思いながら振り返るとトイレットペーパーを持ったおばちゃんが。いやいや、びっくりしました。。持って帰るんすね、それ。部屋のやつですよね。邪魔じゃないすか。せめてカバンに入れたら、って、お土産いっぱいで入らないんですね。なるほど。。ちょっとびっくりしてうるさいとかどうでもよくなりました。

 


着岸後、GARDET駅までは徒歩で10分ほど。タイミングよく電車に乗れたのでさらに+5分くらいでT-Central駅まで行けました。

飛行機だと、深夜移動はビジネスクラスでも結構しんどかったりしますが、船の旅は楽ちんです。北欧旅行はきっと複数都市を回ることが多いと思うので、ぜひこのルートは挟んでみてください。

そういえば、ヘルシンキでは日本人をよく見かけましたが、この船にはほとんどいませんでした。どのガイドブックにも掲載されているルートなんですけどね。

僕と同じくヘルシンキから出発するなら、下記のホテルが近くてクオリティも高いのでおすすめです。

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