わずか20万人にも満たない街でありながらミシュランの3つ星レストランが3軒もあり、世界一の美食の街とも称される、スペインはバスク地方にあるサンセバスチャン、またの名をドノスティア。
ホテル マリアクリスティーナは、この地にある唯一の5つ星(当時)で、かつて避暑地としてこの土地を訪れていたイギリス王妃にその名を冠することを許されたホテルということで、SPGグループのハイブランドであるラグジュアリーコレクションの一つです。
駅前にすごく気合の入った橋がありましたが、これもマリア・クリスティーナ橋という名前だそうです。
駅舎及び遠距離バス乗り場からは、上の橋を渡り、歩いておよそ10分ほどの立地にあリます。川沿いでわかりやすいので、まあ、まず迷うことはないでしょう。駅の方から向かうとこちら側面が見えてきます。
フロントに向かって左手にエレベーターホールがあります。踊り場に鎮座するのはマリアクリスティーナ王妃でしょうか。

夕方、隣の部屋がパーティーをしていたっぽくて、うるさい音が結構聞こえてきました。やはり古いと防音性能は落ちます。
ウェルカムワインは同じくラグジュアリーコレクションのマルケス・デ・リスカルのワイン。ここに来る前に泊まってきたところだったのでいい余韻に浸れました。
部屋は一番奥まったところ。繋げられる部屋がいくつもありますね。部屋のタイプも色々。
うーん、眺望はもう一つでした。リバービューにするならエレベーターに近い部屋をリクエストするといいかもしれません。
夜のライトアップに映える重厚感です。優雅に3つ星レストランか、それとも旧市街でのピンチョス巡りか、どちらからの帰りにもマッチする佇まい。
昼にはあれだけひっきりなしにやってきていた高級車も夜にはすっかりいなくなりました。
朝食の間。ちょっと写真をパシャパシャ撮るのが無粋な感じでこのイマイチな写真しか残ってませんが、とても優雅な空間でした。やはり若い人は少なかったように思います。金が結構使われているんですが、落ち着いた雰囲気は全く損なわれていません。
ちなみにこのホテルに入っているレストランはアジアン料理専門です。宿泊する人はみんな街の美食に酔いしれるので、あえてバスク料理にはしないというというこの斜めってるこだわりが粋です。まあ、行かなかったですけど。笑
このホテルはもっと年を重ねてからまた行きたいなと思いました。大人の余裕を持ってのんびり訪れたい、そんなホテルです。そしてバスク料理を食べ飽きたらホテルのアジアンにも挑戦してみようかなと思います。
現地での食べ歩きは下記の記事をご参照ください。