美食の街サンセバスチャン唯一の5つ星ホテル「マリアクリスティーナ」コロナ前後の滞在比較

※コロナ後に滞在してきたため大幅に加筆修正しました。

わずか20万人にも満たない街でありながらミシュランの3つ星レストランが3軒もあり、世界一の美食の街とも称される、スペインはバスク地方にあるサンセバスチャン、またの名をドノスティア。

ホテル、マリアクリスティーナは、かつて避暑地としてこの土地を訪れていたイギリス王妃にその名を冠することを許された格式高いこの地にある唯一の5つ星ホテルです。マリオットグループのハイブランドであるラグジュアリーコレクションに加盟しているため、マリオット会員はその恩恵を受けることができます。

当記事では、コロナ前のデラックスルームの滞在とコロナ後のスイートルームをまとめて紹介してみます。

ホテルへのアクセス

バルが集まる旧市街へも徒歩圏内のバスク地方北端の河口部に位置しています。

ホテルの南側、駅前にすごく気合の入った橋がありましたが、これもマリア・クリスティーナ橋という名前だそうです。


駅舎や遠距離バス乗り場からは、上の橋を渡り、歩いておよそ10分ほどの立地です。川沿いでわかりやすいので、まあ、まず迷うことはないでしょう。駅の方から向かうと大きくMARIA CRISTINAと書かれたこちら側面が見えてきます。

ホテルの内部探訪

ホテル正面口

高級車がばんばん乗り付けてくる車寄せ。まあ、このホテルへのアクセスは車が便利ですね。

夜は人通りも少なくひっそりとしていますが、危険な雰囲気はありません。

テラスの写真を見たら自転車が並んでいました。これ貸し出してもらえそうですね!少し遠出してみたいときは重宝しそうなので、ぜひフロントで聞いてみてください。

フロントエリア

入り口すぐ正面にフロントがあります。マリアクリスティーナ妃と思わしき女性の肖像画がお出迎え。フロントは非常に丁寧な接客が印象的でしたね。

そういえば再訪時、アンバサダーへのウェルカムギフトということでこちらのホテルロゴが入ったカードケースをいただきました。ホテルの紙のカードケースはポケットに入れているとボロボロになりがちなので、以降、これを使うようにしてたりします。


フロントに向かって左手にエレベーターホールがあります。踊り場に鎮座するのもやはりマリアクリスティーナ王妃でしょうか。

PCなどの用意されたライブラリースペースもあります。壁面にはあちこちに肖像画が飾られていますね。ホテルにはもちろんバーがありますが、まあ、この町で飲むなら旧市街のバルはしごしちゃいますね。

廊下

廊下の内装は白基調に紫のシックな印象。長い廊下の途中には至る所に椅子とテーブルが用意されています。

中庭

旧市街へアクセスしやすい裏口のあるホテルの中庭には以前の訪問時には車が何台か停まっていましたが、再訪時はカフェスペースになっていました。

グルメショップ

ホテルの正面口すぐ左手にはお土産ショップがあります。

ところせましと美食の街の食材やワインがこれでもかと並びます。見ているだけでも楽しげですね。自宅まで送付もできるようなのでぜひ吟味してみてください。

デラックスルーム

ホテルは5階までありますが、3階のエレベーターホールから一番遠い部屋へのアサイン。

ソファとデスクのあるオーソドックスな部屋ですが、天井のシャンデリアや華やかな絵画などゴージャスな印象の部屋です。ベッドはふかふかで寝心地は最高。

夕方、隣の部屋がパーティーをしていたっぽくて、うるさい音が結構聞こえてきました。やはり古いと防音性能は落ちます。

ウェルカムワインはこのホテルと同じくラグジュアリーコレクションのフランクゲーリーによるホテルがあるマルケス・デ・リスカルのミニボトルが用意されていました。


このシンクの左側にガラスのシャワールームもあります。


シャワーが昔の受話器みたいなタイプ。この受話器型のシャワーはたまに見かけますね。


うーん、眺望はもう一つでした。リバービューにするならエレベーターに近い部屋をリクエストするといいかもしれません。

スイートルーム

6年ぶりの再訪でアサインされたのは、なんと前回の滞在で利用した部屋のお隣323号室でした。宴会騒ぎでうるさかった部屋ですね。

部屋の見取り図がちょっと謎めいていますが、これがちょっと面白いレイアウトで、323と324の部屋の間にあるでっぱりのある部分がリビングになっていて、どうやら322から325まではまとめて4部屋をコネクトして利用できるようになっているようでした。なるほど、そりゃあ隣の部屋の音がよく聞こえるわけだと妙に納得。

よく見ると他にも変わった部屋がいくつもありそうです。

そのリビングルームがこちら。大人数収容を想定した部屋ですから、一人で使うには無駄に広すぎる空間です。323側と324側の二箇所入り口があります。

ウェルカムドリンクは微発砲のロゼワインにアンチョビとピクルスのピンチョス。これ食べて一眠りしちゃったのでちょっと計画が狂いました。笑

ベッドルームのレイアウトは前回のデラックスルームと同様。ただ、ベッドの足元は台座ではなく椅子とテーブルでした。

クローゼットはスーツケースを入れるにはやや手狭です。

ミニバーにはやはりマルケス・デ・リスカルのワインなどが並びます。

バスルームは広さも含めデラックスルームとおそらく全く同じデザインでした。

アメニティはイタリアのアクア・ディ・パルマが採用されていました。

トイレはビデ用の便器があるイタリアンスタイル。バスローブをトイレにかけるのはどうかと思ったりしますが、確かにここしかスペースがありません。

フィットネスルーム

フィットネスジムは地下にあります。観光地の5つ星ホテルにしては珍しくトレーニングに励む人を見かけました。

朝食ビュッフェ

朝食ビュッフェは美食の街の面目躍如のクオリティです。種類も豊富で食べすぎてしまうこと間違いなしです。旧市街のバルは昼間にやっている店もあるので足を伸ばしたいところですが、なかなかそうはいかせてくれません。笑

金が多く使われた煌びやかな空間ですが、ギラつく感じではなく落ち着いた雰囲気で優雅な朝食を楽しめますね。

ドリンクでオーダーしたカフェマキアートもおしゃれなグラスで出てきます。

オーダーしたエッグベネディクトも生ハムが使われた珍しいレシピ。トリュフやクモがにのオムレツなども目移りします。

ちなみにこのホテルに入っているレストランはアジアン料理専門です。宿泊する人はみんな街の美食に酔いしれるので、あえてバスク料理にはしないというというこの斜めってるこだわりが粋です。まあ、行かなかったですけど。笑

まとめ

6年ぶりの訪問の情報を大幅に加筆修正してみましたが、改めていい滞在体験ができたホテルだったと思います。この記事を最初に書いた後に宿泊したホテル数はおそらく1000を超えているのですが、その中でもやはりこのホテルとこの街の滞在満足度はかなり上位であることは変わらないおすすめの旅行先です。

ついつい食べ過ぎで太ってしまうのだけが難点ですが、ぜひダイエットして訪れてみてほしいホテルです。なお、現地での食べ歩きは下記の記事をご参照ください。

【一人旅にもおすすめ】サンセバスチャンでピンチョス(バル)巡り

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