今回はシカゴ滞在で巡ってきた、シカゴ観光のメインどころをまとめて紹介してみます。
目次
ミレニアムパーク
ミレニアムパークの立地
モンロー湾に接続する広大な公園エリアの北部分。園内に入るには手荷物検査があり、タイミングによっては少し並びます。持ち込み可能なサイズに規定があるため、なるべく手軽で行きましょう。ここにはシカゴ観光の新名所がいろいろあります。
後述するクラウドゲートやクラウドファウンテン以外にも、フランク・ゲーリーによる橋や青空ギャラリー、ガーデンなど、晴れていれば歩き回って楽しめるエリアが目白押しです。
クラウドゲート
今やシカゴ観光の目玉ともいえる巨大なオブジェ。全面鏡面加工のこのクラウドゲートとセルフィーを楽しむ観光客で終日賑わいます。オブジェの下側は不思議な湾曲をしていて面白い写真が撮れるので、ぜひ忘れずに中をくぐってみてくださいね。
クラウドファウンテン
シカゴの住民の顔を映し出しているというモニターの口の部分から水が出て、この広場に水溜りができるはずなのですが、このときは残念ながら水は出ていませんでした。
ジェイ・プリツカーパビリオン
フランク・ゲーリーによる野外音楽堂。ここで音楽イベントが開催されるようです。サッカー場が入ってしまいそうな広大な敷地です。
シカゴ美術館
シカゴ美術館の立地
ミレニアムパークの南、グラントパークの北側にあるアメリカ三大美術館の一つ。公園西側の大通りに面して入り口があります。
シカゴ美術館の収蔵作品の多くはCCO(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)、つまり無償利用が可能なものとしてデジタルデータのダウンロードができるようになっています。が、やはりデジタルデータと本物の鑑賞体験は全然異なります。誰もが教科書などできたことがあるような有名作品も多数展示されているので、ぜひ一度訪問したい美術館のひとつですね。
やはり目玉は美術の授業などで誰もが見たことのあるスーラの点描画やゴッホの寝室など19世紀末の作品群でしょうか。じっくり1日かけて見て回りたいサイズ感の美術館ですが、時間があまりない場合は、まずはヨーロッパ絵画の展示エリアに向かいましょう。
広大な館内でもコンテンポラリーアートのエリアは現代風建築の建屋になっていました。
フィールド自然史博物館
フィールド自然史博物館の立地
グラントパークの南、線路を超えて進んだ先のミュージアム・キャンパスというエリアにフィールド自然史博物館、シェッド水族館、アドラー・プラネタリウム・アンド・天文学博物館など複数の博物館が集まっています。なかでもフィールド自然史博物館は、世界最大のティラノサウルスの化石が展示されていることで世界的にも有名です。
あいにくの天気でしたが、朝から子供連れで博物館を目指す家族を何組も見かけました。ここだけで十分に丸一日過ごせますが、博物館間の移動は少し歩くので晴天を祈りましょう。
自然史博物館の正面。ここは出口専用になっています。入口はこの写真の左奥にあります。入館料は大人料金が34ドルしました。
長い廊下の地下フロアには、昆虫の展示、エジプトエリア、地下を拡大して見るコンセプトの展示エリア、映画(別料金)のエリアなどがあります。1階にはさまざまな動物・鳥などの標本。2階に恐竜、人類、特別展などのエリアがありました。
1階の中央広場。大きなトーテムポールや首長竜の化石標本などが展示されています。以前はここに展示されていたティラノサウルスは22年現在は2階の展示室に移転されています。
世界最大のティラノサウルス『スー』
恐竜の化石が並ぶエリアと隣接したフロアに、この2000年に発掘されたティラノサウルスについての特別展示室があります。迫力のある展示風景で見応えがあります。胴体の大きさに比べて随分小さい手の印象でしたね。ちなみにこの展示の顔部分はレプリカで、本物は別に展示されていました。
マイクロ・ソイル・ラボ
地階にある人間が1/100のサイズになって地下に入ったらというコンセプトの展示。この中に入るとあなたのサイズが1/100になるという演出付きのアトラクションで、子供が喜びそうな仕掛けが満載です。
とはいえそこそこグロテスクなので、お子さんはちょっと覚悟して行きましょう。笑
エジプトの展示
エジプトの発掘物の展示もそこそこの規模がありました。かなり保存状態のよい書物と、それに記載されている内容をジオラマで再現された展示など、エジプト神話などに興味のある方はここだけでも結構楽しめると思います。
シカゴシティパスはお得?
フィールド自然史博物館、シェッド水族館、スカイデッキに加えて、シカゴ美術館、科学産業博物館、360シカゴ、アドラー・プラネタリウムのうち2つ、都合5つの施設が利用できるシティパスはネット購入が可能です。
料金的には、このうち3カ所利用するならペイしそうです。9日間有効で、しかもファストトラックで順番待ちをスキップできるメリットもあるので、これらの施設をめぐる予定があるなら利用を検討したいところですね。
ということで、次回の記事では、このうちスカイデッキと360シカゴという2大展望台について書いてみたいと思います。