渡米に必要なESTA申請をしようとGoogle検索をすると、検索上位には悪質な代行業者ばかりが出てきます。代行業者なので申請自体はできるようですが不当に高額請求されてしまうため、この記事ではそういったサイトに引っかからないための情報を記述しておきます。
実は僕自身もつい先日、申請しようと思ってまんまと偽サイトにアクセスしてしまい、危うく高額請求をくらってしまうところでした。。
一見、公式サイトのように見せかけているので、初見だとまず気づけません。。支払い画面まで進んだタイミングでなぜか支払い金額が表示されなかったので気づけましたが、もし支払い処理まで終えてしまっていたら知らずに高額請求されていたことでしょう。
そうなると、この手のサイトは海外事業者が運営していたりするので、日本の消費者庁等にかけあっても泣き寝入りするしかありません。
それどころかこんなサイトに個人情報を入力してしまったらどういう形で悪用されるかもわかりませんので本当に気をつけましょう。というか、Googleさん、頼むから公的機関の偽サイトは検索から完全排除してくれ。。。
ちょっと愚痴が長くなってしまいましたが、ともあれ、ESTAは14米ドルで取得できるので、かならず公式サイトから申請するようにしましょう!英語が苦手という方も日本語対応しているので簡単です。
目次
そもそもESTAとは何か?
日本人は米国滞在にあたってビザ免除プログラム(VWP)を利用して滞在することが可能なのですが、このVWPを利用した渡米者の適格性を判断するための電子システムがESTAです。少なくとも渡米の72時間以上前に申請しておくことが推奨されていますので、渡米が決まったらなるべく早いタイミングで申請しておきましょう。
申請を終えていれば、電子的にパスポート番号などと紐づけられているため入国にあたって特に必要な書類等はありません。ESTAの有効期限は2年(またはパスポートの有効期限が2年未満の場合にはその有効期限日まで)です。
なお、2011年3月以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに滞在経験がある方は利用できませんのでご注意ください。その他にも細かい要件はありますが、大使館のサイトが参考になるので気になる方はご確認ください。
参考:在日米国大使館サイト
ESTAに関する公式サイト
ESTA申請の公式サイトは1つしかありません。
それ以外は冒頭に書いた代行業者または詐欺サイトなので注意しましょう。ググっても代行サイトばかり検索上位に出てくるというひどい状況(Googleさん頼むよ。。)ですが、こういう時は外務省や大使館などの公的機関のサイトから必ず飛ぶようにしてください。
僕のこのサイトは大丈夫です(と書いてあっても信じないほうが良いです)が、基本的にブログなどのリンクから飛ぶのもおすすめしません。検索上位に出てくるようなSEO対策されたサイトはお金儲けが目的なのでかなりの確率で悪質なサイトに飛ばされます。
一応、外務省とESTA申請の公式サイトへのリンク貼っておきますが、本物かどうかは必ずしっかりチェックするようにしてくださいね。くれぐれも盲目的にネット上の情報を信頼しないように。
ESTA申請方法
さて、ここからは実際の申請画面について解説していきます。
ESTAの申請サイトのトップページは2022年4月現在はこのように自由の女神が出てきています。英語なので怯む方がいるかもしれませんが、安心してください。右上のENGLISH(U.S./U.K.)というところをクリックすると、日本語選択ができます。
日本語にしてしまえば、後は各項目の指示を読みつつ進めれば10分もあれば申請を終えられます。事前にパスポートのとクレジットカードの準備をしておきましょう。
途中でメールアドレスの登録と、そこへのパスコードの送付処理があるので、よく使うメールアドレスも開いておくとスムーズに進められると思います。
大まかな流れは下記の通り。
パスポートの顔写真ページの情報を入力します。パスポートを画像スキャンして自動入力することも可能になっていますが、それほど項目があるわけでもないので手入力でよいと思います。個人識別番号というのがマイナンバーっぽい響きですが入力不要です。
メールアドレスの本人確認が入ります。アドレスに送付された4文字のコードを入力して次に進みます。僕のときは即時届きました。コードの有効期限は25分とありました。
日本での本人の連絡先、両親の名前、勤務先等の個人情報を入力します。
利用するSNS情報などの入力欄もありますが、オプションなので入力しなくても特に問題はありません。GEメンバーシップに関する質問もありますが、米国の永住権者や特定国の出身者が対象の項目なので、このサイトをご覧になっている日本人が選ぶべき選択肢はNoになると思います。
次は渡米先での滞在先の住所や電話番号などの入力が求められます。
個人の連絡先の入力項目になっているのでややこしいですが、もし滞在予定のホテルが決まっているのであれば、最初の滞在先のホテル情報を入力すればよいですし、まだ決まってなければこちらの入力例(実際に僕が入力した画面のキャプチャです)のように「UNKNOWN」と 入力しておけば問題なく申請は通ります。
一通り入力が終わると、確認ページが出てきますので、各ページで確認のチェックを入れて支払い手続きに進みましょう。なお、一定期間(1週間)支払いの猶予期限がありますので、申請番号を控えておけば後から支払い処理だけ進めることも可能です。
支払いは、Paypalまたはクレジットカードでの手続きが可能でした。申請費用が$14.00と明記されているかちゃんとチェックしましょう。もし記載がなかったり、それ以上の金額が記載されている場合は偽サイトです。
支払いが終わると、申請者の姓名、生年月日、申請番号、パスポート番号、申請のステータスが記載されたこちらの画面が表示されるので念の為画面をキャプチャするか、右上のボタンからダウンロードしておきましょう。
支払い時点では、ステータスはApplication Pending(保留中)との表示が出てきますが上に記載がある通り72時間以内に判定されるのでステータスが更新されるのを待ちましょう。再びこのサイトに戻ってきて必要事項を入力すればこの画面を確認することができます。(僕の場合は支払い後2時間後には承認が下りていました)
ちなみに以前はこんなに親切なシステムじゃなかったので、申請が通ったのかよくわからないままドキドキしながら渡米したことがありましたね..
まとめ
以上の通り、申請自体は簡単なので、公式サイトにさえたどりつきさえすればぶっちゃけガイドはいらないくらいなのですが、検索上位に悪質サイトが出てくるのが本当にやっかいです。
ESTAは2年で有効期限が切れてしまうので、この記事は2年後の自分のためのメモでもあるのですが。この記事で救われる人がいますように・・・