ハイアットセントリックは、ハイアットブランドの中でアンダーズやトンプソンと並び、個性的なブランドを意味する「バウンドレス」というグループにカテゴライズされたブランドです。日本国内でこのブランド名のホテルは2018年に銀座の並木通りに開業したハイアットセントリック 銀座 東京と2020年に金沢に開業したハイアットセントリック金沢の2つです。
ちなみにバウンドレスのグループの中でも、アンダーズはラグジュアリー、そしてここハイアットセントリック銀座はプレミアムと位置付けられており、いわゆるホテルのグレードとしては4つ星相当のホテルになるでしょう。
今回の記事では、そんなハイアットセントリック銀座のキングルームとツインルームの滞在記をまとめて書いてみたいと思います。
目次
ホテルへのアクセス
意外にもインバウンド観光のメッカ銀座エリアには5つ星ホテルがないのですが、その代わり4つ星ホテルは乱立していると言ってよいほどたくさんあります。そんな中、銀座駅からのアクセスもよいブティック街の中心地、並木通り沿いの一等地に位置するのがこのホテルです。
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チェックインは4階のレセプション。レセプションエリアにはボードゲーム など時間潰しのおもちゃや書籍などが並んでいて楽しげです。おしゃれな貸し自転車もあります。フィットネスもこのフロアにあります。
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各エレベーターホールはアーティスティックなオブジェで彩られていました。
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白基調に赤がふんだんに使われた華やかな印象の客室廊下です。
キングルーム
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客室は5階から12階で、今回は10階のフロアへのアサイン。
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ベッドエリアの手前に、ミニバーと洗面台が配置されたテーブルが用意されています。ユニークな配置ですがなかなか使い勝手のよい空間です。
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ベッド側にはカウンター席が用意されており、パソコンを広げて仕事をするのにちょうど良いスペースです。
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ベッドルームの奥にはカウチソファ。窓際の壁面に描かれたグラフィックイラストがユニークです。銀座をモチーフにいろいろ描かれているのでじっくり鑑賞して楽しめます。
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ベッドサイドにはど定番のBOSEです。
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商業ビルが立ち並ぶ銀座エリアなので眺望は期待できません。が、10階からだと隣のビルよりは高かったので、ビル上の通気口や室外機などが並んだちょっと工場チックな風景が好きな人であれば楽しめそうな景色です。
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収納スペースは流行りのオープンスペースです。割と広いスペースなので大きめの荷物でもここで広げられます。
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ユニットバスではなく、しっかりとお風呂場がついています。
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ツインルーム
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最上階の12階には、大きなスイートルームがありますね。今回アサインされたのは角部屋でしたが、他の部屋と同じく窓は1面だけです。銀座エリアのホテルは眺望が限られるのでどこのホテルもそんな感じですね。
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基本的に部屋のレイアウトはキングの部屋と同様です。ベッドのスペース確保のため、キングルームにあった窓際のカウチソファがこちらの部屋にはありません。
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代わりにテレビの前にテーブルとチェアが用意されていました。
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最上階でもやはり眺望は期待できません。上で載せた写真のやや右側を向いた写真ですが、すぐそばのルイ・ヴィトンのユニークなデザインのビルが目に入りますね。
部屋のアメニティ
部屋のアメニティ類も同じなのでこちらでまとめて並べていきます。
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バスローブはやはり高級ホテル御用達ガルニエ・ティエボー製のホテルオリジナル。タオル地でかなり着心地がよいデザインです。
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ドライヤーも高級ホテル定番のテスコム社のノビーでした。フィルタの取り外しができる優れもの。
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コロナグッズの除菌シートは4つ星ホテルでちょくちょく見かけるタイプの小さいタイプのものでした。
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洗面台の下に歯ブラシなど一通りのアメニティが揃っています。綿棒がたくさん入ってるのはありがたい。
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風呂場に置いてあったバスアメニティはBeeKindという他では見覚えのないブランドでした。
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洗面台の裏側、台の下には冷蔵庫。常温の水に加えて冷蔵されたお水も周到に用意されていました。
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上の段には電気ポットやお茶などのセット一式。
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日本茶は伊藤園、紅茶はTWGという組み合わせ。カモミールティーがあるのはうれしい。
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もちろんコーヒーはネスプレッソが用意されています。用意されていたカプセルは少し薄めのタイプでした。
インルームダイニング
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夜食に白身魚のフィッシュフライバーガーを頼んでみました。銀座なので、ディナーのお店に困ることはないですが、ハイアット系列のお料理はクオリティが高いと知っているのでついつい頼んでしまいます。
NAMIKI667 ランチコース
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フロントの1つ下のフロア、3階に入るのがナミキ667というメインダイニング。テラス席もある銀座らしいおしゃれなレストランです。3階から4階への吹き抜けもあって開放感も抜群です。
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お昼からぜいたくにランチコースを頼んでしまいました。このレストランの料理長は、パークハイアット東京、アンダーズ東京のメインダイニングで副料理長、そしてリッツ・カールトン東京のタワーズで料理長を務めた後に着任し、その後、リッツ・カールトン日光の総料理長へと転身したという華々しい経歴を持つ早坂心吾氏だったということで、確かにアンダーズやリッツ・カールトン風の料理センスを感じます。
少々お値段は張りますが、外したくない時に使えるレストランだなと思いました。
まとめ
外資系ホテルチェーンで比較すると、同じく銀座にあるマリオット系列のアロフト、IHG系列のキンプトン新宿あたりと同系統かつ同格のホテルだと感じます。が、個人的にはちょっと特殊な配置のテーブルや食事のクオリティなど、ここが一番好みかもしれません。
銀座エリアはホテルの選択肢が多いですが、ちょっとだけグレードを上げた滞在を求めるなら有力候補になると思います。