京都嵐山の高級ホテル翠嵐滞在でレア嵐山巡り

京都は嵐山といえば風光明媚の代名詞とも言える名勝地。ここには星のやがあったり、数年前に数億円のマンションが即完売されたりと、リッチな話題にも事欠かないですが、2015年に登場したこのわずか39室のホテルもそんなラグジュアリーな空間の一つです。

ずっと気になっていたものの秋口にはなかなか取れず、あえて花粉飛び交う晩冬にようやく行ってきました。ホテルの立地は渡月橋周辺の喧騒からやや離れた天龍寺のすぐ隣。京都を代表する景勝の一つである竹林の小径へも朝の散歩がてらに観光客がほぼいない時間帯に行けてしまうというなかなか希少な経験ができてしまいます。

ホテルには貸切の露天風呂や、露天風呂付きの部屋もありますが、阪急嵐山駅方面に少し歩けば、風風の湯という大衆温泉もあるのでお安く温泉気分を満喫することも可能です。

ホテルの立地

渡月橋から上流に向かいます。途中、このアラビカというコーヒー屋さんはずっと行列でした。いい匂いが漂います。閉店間際は空いてましたが、結局買わなかったのでまた今度チャレンジしてみようと思います。

さて、小舟を横目に歩いてホテルに着くと、極寒の中にも関わらずホテルの方が門前で出迎えてくれます。

灯りに浮かぶ夜の風情も良しです。

この先にフロントが。左手には小さな庭園も。フロントの受付のお姉さんは着物を着ておりました。色々案内も丁寧にしてくれて印象抜群でした。

フロントを抜けて客室に向かう道もこの通り庭園がしつらえられております。

モダンな造りの廊下の先に部屋があります。小さいホテルなので若干廊下も狭目ですね。

月の音(つきのね) スーペリアキングの部屋

アサインされた部屋は一番奥の方のキングルームでした。

広々。時期的に花粉がたまらんかったので空気清浄機をお借りしましたが、広いので1台では効きが十分ではありませんでした。。。

洗面エリアは扉をガラガラ閉められるタイプ。開放感が増すのでこの部屋の作りは結構好きです。

お茶セットのデザインもよし。

ベッドサイドの水は他では見ないブランドでした。

カウンターとして使える洗面台。ちょうどいい位置にあるのでついついモノを置いてしまいます。

アメニティはセントレジスや東京の紀尾井町のラグジュアリーコレクション(はバイレードに変わりました)でも使われているおなじみルメードゥ。右下の石鹸は、柚子入りのオリジナルのもの。近くに柚子の産地があり、それを使っているということでした。実は柚子が日本で初めて栽培されたのは京都なんだとか。

うん、心地よい広さだったな。テーブルの上にはこれもおなじみラグジュアリーコレクションのホテルリストの冊子に、お茶菓子と果物が用意されていました。

部屋から見える内庭はうーん、もう一つでした。紅葉の時だったらそれなりかもしれませんが、やはり景色を楽しむなら外出した方が良さそう。

しかし部屋の居心地が良いのでアクティブステイかおこもりステイか悩みます。

ターンダウン後は、浴衣が出されておりました。パジャマもありましたよ。

枕元に出されていたこちらのお菓子も美味でした。

シャンパンアワーと夕食

門を入ってすぐのこの建物が喫茶処です。こちらで夕方はシャンパンアワーをやっています。

ということで夕方はシャンパンをいただきました。一緒に出てきたお菓子も美味しかった。

その後、ちょっと渡月橋のあたりをぶらぶらした後、夕食はフロントでレコメンドされたお店の一つ、うなぎの廣川さんへ。並ぶと聞かされていましたが、少し遅い時間だったからかそれほど待たずに入れました。

きっとガイドブックにも載っているのでしょう。外国の方が結構入っていました。もちろんお味は大満足。

嵐山の駅はこんなライトアップがされていてなかなか綺麗です。

昼間はあれだけ賑わっていた観光街も夕方6時頃には閉店ガラガラで、寂しい感じが漂います。というか人がいなくなります。何度も来てますが、こんなに人がいない嵐山は初めて見た。

早朝の竹林巡り

ホテルを出て裏山を歩けばものの10分足らずで竹林に辿りつけます。朝も8時台であればこの通り、ほとんど人もいません。秋は言わずもがな、冬は雪化粧、2月頃であれば梅園、春夏の緑と清々しい朝の散歩を楽しめるのだと思います。

ぐるっと回って世界遺産の天龍寺正門。9時の開門に余裕で間に合います。

冬枯れの景色も悪くはないです。やはり早い時間だと人が少ないのでのんびりゆったり境内を見て回れます。

天龍寺といえば八方睨みの雲龍図。天井の龍がどこから見ても睨んでいるように見えるというやつですが、本当に睨みつけられるかどうかはぜひ体験ください。いつでも開館している訳ではないようなのでご注意を。

という感じで、竹林を散歩からの天龍寺コースでざっと2時間くらいでしたでしょうか。早めの朝食からの散策、そして売店やら商店街が開き出してから小腹を整えに買い食いみたいな感じがいい流れですね。


なお朝食はこんな感じのフロアでいただきました。

さて、チェックアウト後ですが、帰りはタクシーで京都駅まで送ってくれました。新幹線の時間に合わせて出発時間もレコメンドしてくれます。京都駅まで出るにはちと電車だと不便ではあるのでこのサービスは大変便利でした。

ホテル自体とてもいい雰囲気でしたが、それにも増してサービスのクオリティが高かった印象が残っています。従業員の方とすれ違うと名前で声かけしてくれたり、気にかけられている感がちょっとむずかゆい感じでしたがホスピタリティというやつを感じられた気がします。

と、気づけばもう晩秋ですが、すでに11月の連休の予約はいっぱいになっていますね。。そもそも秋の京都はどこも予約困難ですが、早めに(遅くとも夏頃には)予約して準備万端で訪れたいものです。今年の11月の連休は久々に京都以外で過ごそうと思いますが、ここはまたベストシーズンに行きたいと思っています。

ちなみに昔、11月23日頃に嵐山に行った時の写真がこちら。紅葉満開って感じではなかったですかね。

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