前回のルブアに引き続きルーフトップバーが有名なバンコクのホテル、バンヤンツリーの滞在記です。
バンヤンツリーはプーケットに起源を持つホテルグループで、日本のオークラグループと提携しているので、オークラ・ニッコーホテルズの会員さんは予約特典がありそうです。Hotels.comでもGold会員特典が設定されており、チェックアウト時間の2時間延長や部屋の空き次第ではアップグレードもあるようです。ホテル予約に関しては下記記事を参照ください。
【年200泊する僕が徹底解説】得するホテル予約サイトの選び方(ノウハウ全部出し)目次
ホテルへのアクセス
ホテルがあるのは高級住宅が立ち並ぶサトーン地区。このあたりは少し古めの高級ホテルがいくつかありますね。ホテル周辺は結構、再開発が進められていました。
鉄道駅からのアクセスはちょっと悪いので、基本的にはタクシーでの移動をおすすめします。(サラディーン駅やチョンノンシー駅から徒歩15分ほど)
ホテルの隣の区画には日本人御用達で有名なバーンカニタの支店(本店はコロナで閉店してしまいました)や、世界初のタイ料理でのミシュランスター獲得店のナーム(Nahm)などの有名な高級店が軒を連ねております。
ホテルの入り口前に1棟ビルが建っているので入り口が分かりづらいのですが、BANYAN TREEと書かれた看板のある建物の中を通って行けばホテルのエントランスに到着します。フロント前にはそこそこ広いラウンジで、生演奏がされています。
チェックイン時には甘いお水とカラムーチョっぽい味のバナナチップ(最近、バンコクで流行っているのかよく見かけます。かなり美味しい)がウェルカムドリンクとして提供されながらのチェックインです。
HORIZONルームの部屋
このホテルは全室スイートタイプです。61階建ての超高層にも関わらず薄べったい建物です。
リビングルーム
1996年に開業し、2009年に改装済みということで、やはり一昔前感は残る部屋のインテリアです。
デスクが部屋の奥から窓側のリビングスペースに向けて配置されているのは結構珍しいですね。ありそうで意外とないパターンで、重役気分が味わえるのはちょっと楽しげでよかったです。
室内にレモングラスのいい香りがただよいます。お香も用意されていました。
ウェルカムスイーツはちょっと変わった形のりんごでした。
北向きの眺望です。西側の途中が崩れたようなデザインのビルはバンコク最高層のマハナコンタワー。300m超のルーフトップにはバーやガラス張りの底面のスペースなどあり観光名所となっています。しかしバンコクはどこを見てもいつもどこかで超高層ビルの建築が進んでいますね。
ミニバー
リビングの一角にあるミニバースペースです。蒸留酒が棚に並んでいますね。お水もやはり大量に用意してくれています。
コーヒーはネスプレッソなどはなく、ネスカフェのインスタントのみ。紅茶は高級ホテルでたまに見かけるスリランカのブランド、ディルマでした。
高級ホテルで飲み比べてわかった美味しいお茶まとめミニバーの下に冷蔵庫です。
ベッドルーム
ベッドの壁面にはタイの神話的なイラストが描かれていました。ベッドは柔らかさも申し分なく、寝心地良しです。シーツは薄手なので寝るときはエアコンを弱めたほうがよいです。
ベッドルーム側にクローゼットが二つついています。
バスローブの代わりに浴衣がありました。このホテルも日本人客多いのでしょうね。
バスルーム
バスタブ付きですが、トイレの横というこのレイアウトは、スペース的にここしかなかったのでしょうが、もうひと工夫して欲しいとは思いますね。シャワーカーテンがないのでちょっと使いづらさもあります。
シャワールームは逆サイド。洗面台はシングルシンクです。ミニバーだけでなく、こちらにも飲料水がちゃんと用意されています。
アメニティもオーソドックスなセットが一通り揃っていますね。
バスアメニティ類は個包装ではなく、部屋に備え付けのタイプ。百合系のフローラルで甘い香りでした。
ドライヤーはレミントン製。あまりいい口コミが出てこないドライヤーですが、なんとなくサロン仕様風のデザインではあります。
プール&フィットネス
プールやフィットネス、サウナのあるスパフロアは21階にあります。スパの受付を抜けた先に広いラウンジスペース。
短い階段を登った先にプール。幅は狭いですが、そこそこ距離はあるのでガッツリ泳ぐのにも利用できます。
ビーチサイドのベンチエリアは三箇所ほどに分かれて、ちょっと少なめ。このときは空いていましたが、ホテルの規模感を考えるとタイミングによっては混雑しそうな気もします。
ジムスペースはそこそこの広さですね。機材も結構充実していたと思います。たまに見る階段登り機もありますね。
ルーフトップバー
お待ちかねのルーフトップバーは、エレベーターで最上階の59階まで登り、そこから2階分階段を登った先にあります。外の階段を登った先にこちらのテーブルが並ぶフロア。
さらにもう一段高いエリアにカウンターバーのある空間。かなり上空感があります。この360度見渡せる感じは他では経験できないような特別な場所です。営業開始直後に入れてもらいましたが、まだ客がほとんどおらずスタッフものんびり談笑してる様子でした。
ちょっと恐怖すら感じてしまう薄いガラスの囲いです。酔っ払って倒れたら割れてしまいそう。これは日本では真似できないですよね。周囲から頭ひとつ抜けた高層なので見晴らしは最高です。が、日除けがないので日が沈む前に行くと結構日射しがきついかもしれません。
朝食
朝食ビュッフェは地下に会場があります。料理の品揃えはこの規模のホテルとしてはそこそこですかね。十分満足できるとは思いますが、5つ星ホテルとしてはそこまで特別感がある感じではありません。
まとめ
やはりこのホテルに泊まるなら、ルーフトップバーには一度は登って景色を堪能してみて欲しいと思います。部屋や朝食ビュッフェなどは値段相応で可もなく不可もなしといったところ。十分に5つ星ホテルとしての品質は満たしていますね。
立地だけはやや不便なのが残念です。幹線道路に面しているのでバスやバイクタクシーを駆使すれば便利とも言えるのでしょうが、観光客にはちょっと難易度が高いかなと思います。朝夕の渋滞を避けてタクシー移動か徒歩移動が苦にならないのであれば十分選択肢に入るホテルになると思います。