世界一周レポートの途中ですが、久しぶりに東京のホテルを書いてみます。
10月14日から全国旅行割が開始され、少し遅れて東京も「ただいま東京キャンペーン」として旅費の割引とクーポンの発行が始まったので、これを利用して帝国ホテルに行ってきました。(正直、キャンペーンに乗じた値上げ幅の方が大きいので全然お得感はありませんが。。)
帝国ホテル東京はかつて御三家と呼ばれた名門ホテルだけあって、知名度、人気ともに抜群ですね。当ブログでもしばしば検索枠で「帝国ホテル」を検索される方もいらっしゃるのでレポート書かなきゃと思いつつもなかなか訪問の機会が取れず、ようやくの登場です。
目次
ホテルへのアクセス
ホテルの立地は皇居外苑に隣接する日比谷公園の前。東京メトロの日比谷駅が最寄りですが、各線JR山手線の有楽町駅からも徒歩圏内です。天気が良ければ東京駅や新橋駅あたりからも歩けなくはないという距離感でしょうか。
東京駅徒歩圏内と言うにはちょっと遠いので、新幹線で東京に来られる方は下記記事を合わせて見てもらえると参考になるかもしれません。
東京駅徒歩圏の最高級ホテル選び完全ガイド(9施設もある)最寄りの千代田線または日比谷線の日比谷駅からは、こちらのA13出口を出ると日比谷公園に面した正面入り口のすぐ近くに出ます。
写真のタクシーが止まっているところが正面エントランスです。ホテルの出入り口はコロナ対策で2022年10月現在、入口と出口が分かれています。
徒歩での有楽町方面からのアクセスは、この写真左手のタワー棟と中二階通路でつながる右手の建物に進みましょう。こちらの入り口からずっと右の方に進むとフロントに到着します。
ホテルのフロントあたりは、この2年間めっきり目にしなくなっていた外国人の姿が目立ちます。夕方は特にスーツ姿のビジネス客を多く見かけました。
エレベーター内には空気清浄機がセットされていました。
オフィスも入るタワー棟には、コロナ禍で開始した月極のサービスアパートメントもあります。月40万円弱と破格の料金なので予約開始するとすぐに埋まってしまいます。この値段は流石にめちゃくちゃお得なのでかなりのニーズがあると思いますね。
全国旅行支援を利用して予約すると、フロントでこちらのクーポンをもらえます。休日1000円、平日3000円。が、しかしまだ対応している店舗が少ないのが悩みどころです。結局、セブンイレブンで消費することに。。。
本館 スーペリアツインの部屋
今回は10階のスーペリアツインの部屋へのアサイン。エレベーターホールを中心に十字に客室が分かれる珍しいレイアウトです。
エレベーターホールから客室エリアにはセキュリティゲートがあります。
ベッドルーム
室内のレイアウトはごく普通のツインベッドの部屋。清潔感もあり、素敵な空間ですが、調度品のセンスなどにどうしても一昔前感を感じてしまいます。やはりベッドは硬めです。床に直敷きの布団派が多い年配の方にアジャストされているのかなと思います。
窓辺にソファスペース。
テレビ台と並んでミニバースペース、部屋の奥にデスクがあります。テレビは稼働タイプで左右に方向を変えられます。
部屋の空調に空気洗浄機がついているのはGOODです。花粉症にはうれしい仕様。
ベッドサイドにはタッチ式のコントロールパネル。USBの接続プラグが下についています。古いホテルはUSBコネクタがなくて困ることが多いですが、この一箇所だけありました。
コロナ禍でのホテルの定番となったコロナ対策グッズは消毒用ウェットティッシュが用意されていました。部屋でのマッサージサービスはホテルの価格と比べるとリーズナブルな価格設定ですね。
部屋からの景色
十字型なので、ホテルの別壁面の部屋が見えてしまうのはイマイチですね。下層の屋根上に神社が見えますね。
遠景には銀座の景色が見えました。まあ、低層だったので眺望はもうひとつですね。眺望を楽しむなら、高層のタワー棟を選ぶのがよさそうです。
クローゼット
部屋の入り口付近にクローゼット。室内にスーツケース台があるので、それほど大きさはありません。
クリーニングバッグ、靴磨きサービス、バッグなどが用意されています。
室内のテレビ台の下にパジャマがありました。最近の都内の高級ホテルは浴衣が用意されていることが多いのですが、帝国ホテルにはありませんでした。大阪の帝国ホテルには浴衣ありましたけどね。
ミニバー
ミニバーには紙パックの水がふたつ。紅茶と緑茶はホテルオリジナルのものが用意されています。ネスプレッソはありません。
上の棚にはコップ類。
棚や冷蔵庫の中身はコロナ対策ということで全て撤去されていました。2020年のコロナ初期にはこの対策をしているホテルはいくつかありましたが、未だこれやってるのかという感じです。。まあ、ご年配の利用者が多いから支持されるんですかね?
バスルーム
バスルームは風呂場があるスタイル。大阪の帝国ホテルもこれに近いレイアウトでしたね。
風呂のお湯張りは自動です。
バスアメニティはアユーラのものが採用されています。ホテルのロゴつき。
入浴剤も用意されています。
アメニティ類は流行りの木製のグッズが二人分用意されています。5つ星ホテルの標準的な品揃えですね。
プール&サウナ
プールやフィットネスエリアはタワー館の20階にあります。本館からはフロントの一つ上、M階から長廊下を渡ってアクセスできます。1階からタワー館に行っても中に入れないのでご注意ください。
プール内は撮影禁止ですが、イメージ的には大阪のに似て半分天窓の明るい空間です。3レーンくらいの狭さですが、現在は事前予約制になっているので混雑はありません。なんなら客よりもスタッフの方が多いくらい。
プールの深さは1.0-1.1mと記載されていましたが、体感的にはもうちょっと浅い感じがしましたかね。デザインは一昔前感はありますが、カルキ臭もせず快適に泳げました。
サウナは同時利用5名までの制限となっていました。ドライサウナで90度設定と標準的な温度設定。もちろん大浴場も休憩室もあります。
プール・サウナ・フィットネスを利用する場合、追加料金がかかりますのでご注意ください。
フロント前の階段を上がったM階にはこんなセイコーのモニュメント時計が展示されていました。
ホテルの歴史館
ホテルの正面入り口の横にはホテルの歴史が学べる展示スペースがあります。
現在の建築は3代目ですが、渋沢栄一の初代本館やフランクロイドライトによる2代目の模型の展示、そして2024年から2036年にかけて新改装予定の田根剛による4代目デザインの完成イメージなども展示されていました。
フランクロイドライトのデスクなど、ホテル内を散策すると歴史的な遺物の展示があったりもするので探検してみてください。
地下のアーケード
ホテルの地下にはかなり広いアーケード街があります。ここには飲食店もいろいろ入っています。まあ、日比谷エリアは飲食店は無数にあるので、雨が降っていなければあえてここに行くこともないとは思いますが。
M階または地下フロアを通ってタワー棟にアクセスできるので、かなり広い空間です。
朝食
朝食は洋食は1階のパークダイナー、和食は地下1階のなだ万での提供となっています。
洋食のパークダイナーの中はアメリカンスタイルの喫茶店風。高級ホテルというよりももっとアットホームな雰囲気です。
ジュースとコーヒーまたは紅茶を選び、卵料理かパンケーキからメインを選びます。
卵料理を選んだ場合は、トーストかロールパンのセットがついてきます。
うーん、大阪の帝国ホテルでも酷評しましたが、正直、5つ星ホテルの中で比べると底辺の部類です。。もちろん美味しくないわけではないのですが、一工夫欲しいという感じ。下記記事で他のホテルと見比べれば意味はわかるかと。
コロナ禍でも朝食がおいしかった東京都内の高級ホテル総まとめ(ビュッフェもあり)一休ダイヤモンド会員特典
今回は一休.comを利用して予約しましたが、半年で30万円以上の利用で到達できるダイヤモンド会員のステータスを予約完了時点で保持していると、下記の特典が受けられます。
- 13時からのアーリーチェックイン
- 15時までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフトとしてお菓子のプレゼント
- 室内アロマトリートメント10%オフ
レイトチェックアウトが使えるのは嬉しいですね。上の写真のお菓子がウェルカムギフトでした。
一休.comに関しては下記記事に詳しく書いています。
国内の高級ホテルにもっともお得に泊まる方法【年200泊する僕が解説】まとめ
かつて御三家と言われた帝国ホテルは、いつかは泊まってみたいあこがれのホテル。ということで、検索件数も他のホテルの比ではありません。が、、正直、最新鋭の都内の他のホテルと比べると見劣りするというのが正直なところです。
しかも値段設定も強気なので、はっきり言ってコスパ悪いです。もちろん渋沢栄一からの歴史や格式を感じるという体験という意味では一度は行ってみる価値はあると思いますが、純粋に滞在体験の満足度を求めるなら他の選択肢があるかなという感じです。
2年後に始まる改装後にどうなるのかに注目ですかね。
当ブログでは都内の高級ホテル情報はほぼ網羅しているので、ぜひご参考にご覧ください。
東京の高級ホテル特集