香港です。ついこないだも行って来たのですが、わたくし、無駄に香港のフリークエントビジターのバーコードがパスポートについているので(セルフパスポート審査レーンの登録で、長蛇の列に並ばなくていいやつです。ANAのブロンズ以上のステータス特典で審査場を通った後に申し込めます。)、なんとなく義務的にふらり弾丸で香港に訪れて本格中華に舌鼓したりしています。
ミラムーンホテル(問月酒店)というだけに、月がモチーフのこのホテル。いろんなところにうさぎがおります。月に兎の影を見るのは日本人だけではなく割とアジア圏に一般的な解釈だそうで、古くから各国の伝承で語られているのだとか。
このホテルは、銅鑼灣と湾仔という繁華街の間くらいにあり、歩き中心だと、若干不便かもしれません。とはいえどちらの駅からも15分ほどですので、街歩きが好きな方なら全然許容範囲だと思います。歩道の上は雨よけがあるので、雨が降っていてもそんなに濡れないで済むと思います。

入り口はちょっと分かりづらいですが、入るとマルセル・ワンダースのチューリップアームチェアが出迎えてくれます。こんなとこに座る人いるのでしょうか。ともあれ、この奥左手にエレベーターがあるので、そこから5階に上がります。

フロントでウェルカムドリンクにアップルティーをいただきました。もしくはモエシャンドンも選べましたが、まだ早いのでアルコールは我慢です。
フルムーンの部屋
部屋のタイプは、ニュームーン(新月)、ハーフムーン(半月)、フルムーン(満月)と分かれており、ここはフルムーンのお部屋です。広すぎずちょうどいいサイズ感でした。もっとケバケバしい感じなのかなと思っていましたが、木目調の天井や壁のおかげで意外とシックにまとまっています。特にベッドから見上げた天井の雰囲気が抜群に良かった。で、肝心の眺望はというと・・・

パーシャルオーシャンビューと書かれていたのでもちろんそんなに期待してなかったですよ、ええ。でもまさかこんな視界のど真ん中にマンションが鎮座しているとは。パーシャルにもほどがあるでしょう。33階の価値が・・・。窓の真ん中にある模様付きの垂れ幕は固定されていて開けなくなっていますが、このマンションが視界に入らないようにという心遣いでしょうか。

下を覗き込むと高さがわかります。この普段見上げるのとは逆にかかったパースにゾクゾクします。下から見上げた時にもいつも思いますが、こういうちょっと古びたビルの壁面に飛び出ているエアコンの室外機とか落ちてこないもんかと怖くなります。

気を取り直して別アングルから。テレビがちょっと遠かった。どうせ見ないのでいいんですが、もう一回り大きくないとベッドからだと見えないなあと。ホテルのサイトの写真を見ると、むしろハーフムーンとかの部屋だとちょうど良い感じかもしれません。手持ちのiPadをBluethoothでつないで流れてくる音響は満足でした。
枕はふかふかさは全くなく、むしろ超低反発でふにゃふにゃでした。過去最高級のヘタレ感。と言っても悪い意味ではなく、枕としてはこういうのもアリだと思いました。クッションとしてはちょっと物足りなかったですが、寝るにはちょうどいい感じ。テレビのサイズ感からしてもベッドではなくて手前のソファで過ごしなさいってことなんだと解釈しました。

ベッドサイドにはバッドラビットがおりました。僕は自分のがあるので使わないですが、貸し出し用のiPad miniも置かれています。電源だけ拝借しました。

テーブル上には色々小物がございます。コンセントの変換器も1個貸し出してくれます。

デスク上のランプにもうさぎが隠れていますよ。この人、下から覗き込まないと顔が見えません。

クローゼット。デザイン入りのバスローブ。これと同じものが購入できるようです。別な柄もありました。テレビのモードをいじっているとその他のリネン等も販売していました。

入り口すぐのエリアに冷蔵庫やら何やらが置かれています。さすが新しめのホテルなので外の音は気にならなかったものの、このエリアからずっと異音がしていて、部屋変えてもらおうかと思ったんですが、どうやらエアコンのコンバーターらしく、エアコン切ったら鳴り止みました。

冷蔵庫エリアは扉を閉められるようになっています。必要性は謎です。

部屋の案内の時に場所を教えてもらいましたが、多分教えてもらっていなかったらこの棚を見つけるのは苦労したと思います。建て付けはイマイチ。

地味に便利だったのが、この貸し出しのWIFI。重宝しました。
クリーンアップは、扉横にボタンで点けられるランプのインジケーターがあるのでこれはいらないと思うんですが、遊び心ですね。いいと思います。

で、そのインジケーターはこの一番下。カードキー入れるところにこのくしゃくしゃの謎カードが入っていたのには笑いました。このホテルのカードキーホルダー(紙製)は、他ではなかなかないくらいしっかり作られたものだったのに。詰めの甘さ。そしてやっぱりフレームが斜めってますよね。

広々ですね。清掃も行き届いています。奥のカーテン開けようと頑張ってみましたが開かず、開かなくなってるのかなと思いきや、洗面台の横に開閉ボタンがありました。でも、開くのは半分まで。

で、そのシャワー室からの眺望。部屋からよりもこちらの街サイドの方が見下ろし甲斐ありますね。いかにも香港って感じです。鉛筆タワーだらけ。
バー&レストラン

3階のレストラン&バー。時間帯によってメニューが変わるようです。

夜、ちょっと小腹が空いたのでオーダーしてしまいましたが、ぶっちゃけあんまり美味しくなかったです。普通に外で食べた方がいいでしょう。

朝食も同じ場所です。まあ、小さなブティックホテルなので、朝食はそんなに充実はしておりません。

卵料理はメニューから好きなものをオーダーして作り立てを持ってきてくれるシステムでした。まあまあ美味しかった。
ホテルの滞在は総合的に結構満足でしたが、他に選択肢がたくさんある香港の中でまた来るかと言われると、、、行かないかな。













