パリのパークハイアットです。2018年現在、パリに11件あるフランス国家認定の最高級ランクであるパラスホテルの1つということで非常に期待して行ってきました。
IWCとパネライの間が入り口です。道を挟んでこちら側、正面にはティファニーがありました。
ホテルに入るとこの銅像が出迎えてくれます。左手にコンシェルジュがおり、フロントへは右の道をまっすぐ進みます。
フロント手前。今年はIWCの設立150周年ということで記念モデルが飾ってありました。IWCのデザインイメージはハイアットに合うと思いますが、ここはフランスのブランドが並んでいて欲しいところではあります。フロントでは日本人の女性が接客してくれて、色々助かりました。
廊下は薄暗く、そんなに古いホテルではない(2002年開業)ですがやや年季を感じます。もちろん悪い意味ではなく。ただ、ホテルの半分が改装中ということでずっと工事の音が鳴り響いていました。。。
目次
臨時スパルーム
そしてスパエリアも工事中ということで、1階のスイートルームが臨時のスパスペースになっておりました。さすがスイートだけあって何台も器具が並んでおります。
プールに入りたかったのだけどやはり工事中とのことで、30分のスパをサービスしてもらえました。これまたホテルの1室を使っての施術ですが、旅の疲れが吹っ飛びます。
ジュニアスイートの部屋
アサインされたのはジュニアスイートの344号室。部屋の案内図も金が使われている通り、全体的に金が基調のカラートーンです。
テレビは鏡に埋め込まれているタイプで、電源を切ればどこにあるかわかりません。テレビの下の暖炉はただの空きスペースになっているのですが、ちょっと無粋な感じで、どうせならここはエタノール暖炉なり入れて欲しいところでした。暖炉奥にミニバーが隠れています。ぱっと見モノが見えなくなっているこの作りはいいと思います。広すぎずちょうどいいサイズ感ですが、全体に張り巡らされた鏡がなお広さを演出してくれています。天井高も十分で快適でした。ターンダウン後は外の光は完全に遮断されて真っ暗な中で睡眠も捗りました。
窓から見た内庭側の様子です。見ての通り、シャッターが付いているので真っ暗にできるわけですね。
背もたれがないのでなんだか布団感の漂うベッド。ふかふかです。見ての通り鏡にはライトを持った彫刻が取り付いているんですが、この彫刻の後ろが綺麗に拭かれていなくてイマイチと思いました。手間なのは分かるけど、そこを拭いてこその高級感なんだと思うのです。最高級を冠するなら、そこはこだわって欲しいかな。そういえば出発日の朝、ハウスキーパーがピンポンを鳴らして、ガチャン、オーソーリーというのが2度もありました。。。ええ、ドントディスターブにしてなかったのが悪いのかもしれないけれどもチェックアウト時間も伝えているのだから。。この辺りのオペレーションの悪さはバンコクのパークハイアットで感じたものと同じだったのでちょっと残念。
今回はWorld of Hyattのサイトからシャンパン付きのルームタイプを選んでいたので、スパタイムの間に用意されていました。
冷蔵庫にプリングルス。たまに見かけますが、なぜ冷やすのでしょうか。。FIJIの水のボトルを見るとなんだかハワイを思い出します。
コンプリメンタリーの水はフランスの誇るエビアンでした。レマン湖にもいつか行ってみたいなと思います。
ジュニアスイートとはいえ、部屋が狭めだなと思いきや、洗面所が広々でした。スーツケースを並べ立てられる。棚もいっぱいあるので、なんなら荷物も全部開封して仕舞えてしまいます。シンクはL字に2台配されていて横並びでないのは珍しいなと思いました。これもダブルシンクと呼ぶのでしょうか。
あの上の台の上にかすかに見えているのはヨガマットでした。確かにこの広さなら十分ヨガもできますね。
洗い場付きの風呂場です。これは欧米ではユニークなのでは。ただ、見ての通り閉鎖された空間ではなく、だだっ広い洗面所直結なので寒いです。やっぱり水回りはどう頑張っても日本のホテルの快適さはないなーと思う次第です。なお、これまた見ての通り金があしらわれており、、デザイン的には上品か下品か際どいところ。
うーん、ギリギリ下品側かな。。
見たことないデザインのバスアメニティ。見た目は四角いですが、触った感触で実は中は円柱の容器が隠れているようでした。
トイレの蓋は木製。いっそこれも金だったら面白かったのになー。
朝食
やはり金基調のエリアに料理が並びます。どこかマルシェっぽさを感じます。お味は安定のパークハイアット品質で満足です。
パンケーキのエッグベネディクト。ちょっと他では見たことないタイプでした。もちろん美味。
夜の散歩
ホテル正面右手の道を進むとこちらのヴァンドーム広場に出ます。右手の建物がリッツですね。この辺りは高級ブティックが立ち並んでおります。さらにこの道をまっすぐ南へ進むとチュルイリー公園に出ます。
チュルイリー公園は遊園地になっていました。金曜の夜だからか、夏休みだからか、もう深夜ですが子供連れがたくさん。ヨーロッパは移動型の遊園地が多いのでここも常設されているのかは分かりませんが、かなり多くの設備があって見ているだけで結構楽しめました。
工事中だったり、ハウスキーパーの乱入があったりとイレギュラーはありましたが、総じて満足のいく滞在でした。パリのホテルはそれこそ星の数ほどあるので次の滞在はまた別のホテルを選ぶだろうとは思いますが、迷った時の選択肢として間違いのない一つにストックしておこうと思います。