前回のローマに続き、今回はマレーシアのランカウイ島のセントレジスの滞在記を書いてみます。
マレーシアの西側、マラッカ海峡の北端にある小島がランカウイ島は世界最大のケーブルカーがある自然公園など、自然豊かなことで知られる観光地ですが、その東部海岸にエクスクルーシブなリゾートとしてセントレジスとウェスティンが並び営業しています。
目次
ホテルへのアクセス
ランカウイ島へは日本からの直行便はないので、基本的にクアラルンプールを経由して行くことになると思います。マレーシア国内移動はLCCのエアーアジア便が安くてシステムも便利なので気軽に使えると思います。
【備忘録】マレーシア入国と国内移動の手順空港からは車で30分ほどの距離感です。もちろんGrab利用が便利です。マレーシアはどこも女性のドライバーが多い印象ですが、とりわけランカウイ島では女性ドライバーさんに当たる確率が随分高かったように思います。
ホテルは外とは遮断されたところにあるので、地図では歩けそうな距離にある観光名所のDataran Langも車なしで行くのは厳しいと思います。そして僻地にあるため、Grabもドライバーが全然捕まらないのが困りどころでした。。基本的におこもりステイ向けのホテルですね、ここは。
セントレジスのフロントエリアはどこも天井高とアート作品などの展示が特徴的ですが、やはりここも解放感抜群の応対スペースです。並べられた豪華な椅子に座ってのチェックイン。
ウェルカムドリンクとスイーツ。早めの到着だったのでしばし部屋の準備状況の確認待ち。
セントレジス・スイート・バルコニーの部屋
今回はフロント棟から離れた建屋の3階にあるスイートルームへのアサイン。バトラーさんに案内してもらいながら、部屋まで向かいます。広い敷地にいろいろなタイプの部屋がありそうでした。
南国風の雰囲気がどことなくただようリビングスペース。ビーチサイドに向いた全面窓で明るさもあります。
ベッドルームはセントレジスらしい落ち着いた印象。ベランダの塀やランプなどにイスラミックな幾何学文様のあしらいが見られます。
テーブルにソファとそろいぶみ。ですが、ちょっと蒸し暑すぎるのでここで過ごすことはありませんでした。。冷え切った部屋からここに出ると一瞬でメガネやカメラのレンズが曇ります。
隣棟や下のプライベートプール付きの部屋などと共に、敷地内とビーチを見渡せる良好なビューでした。
リビングの壁面にミニバースペース。
業務用タイプのネスプレッソに定番のTWGの紅茶セット。このタイプのネスプレッソマシンは水をたっぷり入れていないと動かないので、水が入ってなくても動く家庭用の感覚で使うと動かなくて困ることがあるので注意しましょう。
高級ホテルで飲み比べてわかった美味しいお茶まとめウェルカムスイーツはディップ付きのスナック。味が思い出せないですが、、ちょっと変わった味がしたような記憶があります。
廊下の壁面にはビーチへのお出かけセットが用意されていました。
部屋の入り口側とベッドルームからアクセスできる洗面スペース。左側の手前の扉がトイレで、奥がシャワールームです。真ん中にバスタブがあるのはちょくちょく見るタイプですが、日本人的にはちょっと使いづらい配置ですね。シンクは独立したダブルシンク。
洗面エリアと入り口の間にはウォークスルークローゼット。スーツケースを広げられるくらいの余裕はありました。
ドライヤーはスイスのヴァレラです。ヨーロッパの5つ星ホテルでは定番のブランド。アジア圏では珍しいのですが、最近、よく書いている気もしますね。
高級ホテルで採用されている安心高品質のヘアドライヤーまとめアメニティ類はマリオット系列のホテルでよく見るパッケージのセット。シャンプー類のバスアメニティは他では見たことのないものでした。個包装ではなく使いまわしのタイプ。
【厳選16ブランド】高級ホテルをバスアメニティで選んでみるプール&フィットネス
ビーチに面してちょっといびつな形のプールがあります。
ビーチと宿泊棟を結ぶスペースは整備された庭風。敷地は結構広いので探検できます。
フィットネスも一通りのジム機材がそろっていますね。
猿が出るので部屋の鍵はちゃんと閉めてねというのはリゾートホテルあるあるですが、結構でかいやつが宿泊棟の中を普通に歩いてました。
塀の上に鎮座しているトラのぬいぐるみ。突如視界に入ってくるのでちょっとびっくりしました。猿除けなのかな?
ビーチとディナー
島嶼に囲まれた宿泊客専用のビーチです。雰囲気はいいのですが、マラッカ海峡は全体的に海が乳白色に濁っていて、正直、泳ぐ気分にはなれないのが残念なポイント。やはりここもダメでした。そこそこ掃除はされていますが、ビーチのきれいさでは島の西部のジャラン・パンタン・ビーチの白砂の方がきれいでしたね。
遠浅のビーチなので引き潮時にはかなり水がなくなります。スイートロッジ棟の方もちょっと無残な感じになっていました。写真では地面がざらざらしている感じがあると思いますが、水が引いた後の湿地には大量の小さなカニがうごめいていました。面白い風景でしたが、人によっては気持ち悪いと感じるかも。
敷地内にディナー営業している海上レストランがありますが、ここを介してお隣のウェスティンの敷地にもアクセスができるようになっています。
ウェスティンの方のビーチは木の枝が落ち放題でちょっといまいちでした。。カートで送迎してもらっている人をちょくちょく見かけましたかね。
風が強い中、ちょっと早めにビーチサイドで夕食。肉厚のハンバーガーでした。
ホテルの朝食
この滞在中、朝食レストランの改装工事が行われていたため、ポールルームでの提供となっていました。ホットミールのステーションも複数あり、料理の質と量は満足でしたが、やっぱりちょっと何かが物足りない感じがしましたかね。セントレジスらしい会場の華やかさがやはりちょっと欠けていました。もう数日長居できていればリオープンしていたそうなのですが、残念。
空港ラウンジ
ランカウイ空港には、手荷物検査の後、出発エリアにセントレジスとウェスティンの宿泊客専用のラウンジがあります。
マレーシア国内の移動は基本的にエアーアジアを利用することになるのでラウンジがあるのはありがたかったです。検査場の外にはプライオリティパスで利用できるラウンジがありますが、そちらは人でごった返していて席の確保も難しい感じでした。
まとめ
マレーシアの離島のひとつランカウイ島ですが、ビーチや自然公園など、観光に向いた面白い場所はあるのですが、なにぶんスコールがあるので、計画を立てづらい難しさがあります。それだけにいっそおこもりステイに振ってしまうのも一手ですね。
このセントレジスとお隣のウェスティンは、敷地外と隔離された空間なのでのんびりと過ごすにはもってこいだと思います。上で書いた通りビーチが泳ぐには向かないのですが、プールはそこそこ広さがあるので泳ぐならそちらでということで悪くはないかなと思います。
コロナ後のホテル価格高騰の中にあって比較的ましな価格帯ではあるので、ここはおこもりステイの選択肢のひとつに入れておきたいホテルだと思います。