【NY新名所巡り】ハイラインとリトルアイランド散歩

ニューヨーク、マンハッタンの南西部ソーホー地区にできた中空の歩行者天国で、ニューヨーカーの散歩道として、そして新たな観光名所として存在感を示すハイラインとその周辺の観光スポットについてまとめてみます。

アクセス方法

マンハッタン南西の沿岸部にあり、ホイットニー美術館やリトルアイランドのある南部入り口側へのアクセスは14th street駅、ショッピングモールやベッセルなどがある北部入り口へのアクセスは34th Street–Penn Station駅が最寄りになります。いずれも徒歩10-15分程度と微妙に距離があるため、若干、アクセスは不便です。

ザ・ハイライン

高級ブティックやグローバル企業が入る高層ビルが立ち並ぶ北方の入り口の写真です。写真左手に見えるのはハイラインからでてすぐにあるシェッド(The Shed)というアート展示スペース。

北ゲートエリアにはショッピングモールもあるため、南から北へと散歩を終えてショッピングを楽しむのもいいかもしれません。グローバル企業の入るオフィスビルなんかもあるので、平日昼時などは昼休みのサラリーマンで賑わいます。

ハイラインの道脇には多様な植物が植栽されており、都会の中にもかかわらず緑豊かな環境での散歩が楽しめます。歩いていると植物の手入れをするスタッフの姿がちらほらと目に入りますが、メンテナンスが行き届いていて非常にきれいです。

遊歩道の途中にはところどころに休憩スポットもあり、アート作品などを鑑賞するスペースも設けられていたりします。歩き回るといろいろオブジェが目に入ってくるのも楽しいです。

もちろん都会的な景観も見逃せません。南側のエリアは再開発が進む奇抜なデザインの最新建築の展示場のような様相を呈しています。

かと思いきや、昔ながらの景観も見られるので飽きることなく散歩を楽しめますね。

南端の出入り口付近には売店の出店エリアがあります。

ベッセル Vessel

ハイラインの北側ゲート付近に完成したニューヨークの新名所。完成時はここからの展望写真がSNSを賑わしていたのは記憶に新しいところです。超高層ビルに囲まれていますが、ここもかなりの高層。

残念ながらコロナ禍の影響で上部へのアクセスは長期休業中です。中に入って地上部から見ることはできるので鏡面に映る自分の姿をセルフィーしている人がたくさんいると思います。

シェッド The Shed

ハイライン北部ゲートに隣接するアートスペース。ここも僕が訪問したタイミングは休業中。内部を除くとがらんとした寂しげなスペースが広がっていました。現在は通常営業しているようなので、休館日をチェックしてぜひアート鑑賞に訪れてみてください。

The Shed 公式サイト

リトル・アイランド

ここもニューヨークの最新スポットです。ハイラインの南端を出てすぐ、沿岸部に完成した人工島。ユニークな足場のデザインが目を惹きますが、やはり完成時には建築雑誌を賑わしました。

島の内部には売店などもある芝生が巡らせられた広い公園です。のどかな休日気分を味わいつつ、先ほどのハイラインでも見えた現代建築群を遠景に望む楽しげな空間です。

屋外ライブ場なんかもありますね。多少の高低差はありますが、それほど広くはないのでせいぜい30分程度でぐるっと散歩して回ることができると思います。

ホイットニー美術館

従来、アッパーイーストサイドにありましたが、リトルアイランドの岸辺に移転したアメリカンアートを中心にした美術館。オープンエアのカフェなどもあり、ここで昼食やブランチを楽しむのもありだと思います。エドワード・ホッパーやアンドリュー・ワイエスなどが好みなら絶対に外せない美術館ですね。

ニューヨークの美術館巡り

美術館の上層階からはリトルアイランドの全景を捉えることもできるので、ぜひ上まで登ってテラスから眺めてみてください。リトルアイランドの奥に見える湾に大きく突き出したピアー57という施設もレストランなども入った文化施設のようなので、ハイライン巡りのついでに寄ってみてもいいかもしれません。

Pier 57 公式サイト

まとめ

ニューヨーク中心部の街中は人が多すぎてかなり埃っぽいですが、そんな中で緑に囲まれたこの地区は圧倒的な憩いの空間でした。刺激を求めてニューヨークに行くなら優先度はやや下がるかもしれませんが、エンタメまみれのニューヨーク巡りの合間の箸休めに訪れてみるのも悪くないと思います。

あとは、ハイラインの走るSOHOエリアにはアートギャラリーも数多く立ち並んでいるので、ハイラインには登らず、あるいは途中で降りて気ままにギャラリー巡りをしてみるのもよいかもしれません。

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