過去に東京タワービューや皇居ビューの部屋のレポートを書いたことのあるアンダーズ東京ですが、この夏、「My Premium Week at Andaz」という7泊以上限定の特別プランを実施しており、かなりお得だったので利用してきました。(1泊あたり総額わずか2万5千円と破格です。通常、どんなに安くても4万円は下りません。)
プレスリリース > https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000017632.html
リリースがあってからそこそこ早い時期に予約しましたが、夏休みなどの繁忙期はすでに埋まっていましたね。今年は終わってしまいましたが、来年ご利用してみたいという方はGoogleアラートに設定するなどして早く情報が入るようにしておくことをおすすめします。
なお、今回のプランでは、4方向の部屋タイプはどれでもお値段が変わらず、おすすめのパークビュー(皇居側)はもちろん最高値の東京タワービューも選べたのですが、朝日が昇るベイビューを選択してきました。
過去記事はこちら
目次
ベイビュールーム
部屋に入ると変わったランプが配置されたセキュリティボックス台が正面に、左手(部屋によっては左右逆です)にバスルーム。先に進むとミニバーを超えてベッドルームがあるレイアウトです。
タワービューやパークビューではソファが部屋の内側を向いていましたが、この部屋は外向きに椅子が配置されています。この方角は周りに高層ビルがないので部屋のプライバシーを確保できるからですかね。
絶景を眺めながらデスクワークが捗りますが、椅子がちょっとデスクワーク向きではないですね。長時間座っていると腰が痛くなるので、ラウンジに繰り出すのが正解かもしれません。
あとベッドが5つ星ホテルの中ではやや硬い部類に入るかなと思います。
部屋からの眺望
東京湾、お台場方面を向いた視界。
朝、スクリーンを上げると朝日で一気に目が覚めます。窓の外を眺めながら机に向かうのはやはり心地よく、いいチョイスをしたなと思いました。ちなみにこの写真は夕方です。夏場は湿気が高く、朝靄がかかっていることも多いですね。街中が真っ白になることがあります。
昼間は外の工事の音が結構響きます。コロナ第5波のピーク頃で普段よりも救急車の音を聞く頻度が高かったように思います。まあ、都内の高層ホテルに泊まると普段から救急車両の音はひっきりなしに聞こえるのですが。
夜景が見事ですね。売却されるという日本テレビタワーやコンラッドあたりの高層ビルを正面に、そこまでは新橋エリアの低層の雑居ビルが軒を連ねます。永遠に見ていられる東京らしい絶景の一つです。
ぐぐっと拡大してみるとお台場の観覧車やフジテレビ社屋などのライトアップもしっかりと見えます。
ギリギリスカイツリーも見えました。まあ、あちら方面を見たいのであればやはりパークビューの部屋を選びましょう。
ミニバー
このホテルは普段から冷蔵庫内のソフトドリンクは飲み放題ですが、緊急事態宣言下でラウンジでのアルコールの提供がない代わりにビールとハイボールが無料とのことでした。アサヒのスーパードライ、サントリーのプレモル、ハイボールがそれぞれ2本ずつ。
アンダーズはこの棚の中のおかきやチョコなども無料サービスです。これらおよび冷蔵庫のドリンクは部屋の清掃のタイミングで補充されます(補充は本清掃の5日目。清掃は1日おきで、3、7日目はリネン交換のない簡易清掃です)。
このネスプレッソマシン壊れていて、自動でストップせずに永遠に抽出されていてあやうく水浸しにするところでした。。ホテルのエスプレッソマシン(ネスプレッソに限らず)はたまにこういう壊れたやつに出くわすで要注意です。(僕の経験上、確率的には1-2%程度)
ウェルカムスイーツ
1階路面のペストリーショップで取り扱っているシュークリームっぽいお菓子が用意されていました。左に見切れて写っているのはタブロイド紙風のアンダーズの情報案内です。紙削減のホテル業界において、なかなか洒落たおもてなし。
インルームダイニングを頼んだタイミングでもってきてくれたもなか。こしあんで食べ応えありました。
鏡がふんだんに使われていて自分が映らずに撮影するのが難しいバスエリア。奥がトイレです。このあたりのレイアウトは以前書いたタワービュー、パークビューと同様。
アメニティボックスの中身を開けるとこんな感じです。
ペリカン石鹸のバスアメニティ。個人的にこのボディローションの香りが好みです。いつぞやから雪肌精のフェイシャルグッズも用意されるようになりました。このあたりのグッズはなくなったら補充してもらえる感じでした。
広いバスルームなんです。あと蛇口を間違えてもレインシャワーにかからない位置にレイアウトされているのが好印象。ボディソープは何種類か香りがあるみたいですね。竹の香り、桜の香りと他にもありそうです。あとバスソルトも置いてありますね。これも何種類かありそうなので好みがある方は頼めば代えてもらえるのではないかと。
アンダーズラウンジ
フロント前のアンダーズラウンジは宿泊客は誰でも24時間利用できるようになっています。お水やお菓子などが常備されており、コーヒーなどのドリンクはスタッフの方が用意してくれる運用です(コロナ前はセルフでした)。
17時から19時の時間帯にはカナッペやオリジナルカクテル(緊急事態宣言中はノンアルコール)が提供されます。週末の宿泊客が多いタイミングは別の部屋が会場として用意されていました。
朝食
アンダーズの朝食情報は下記にまとめていますので併せてご覧ください。
プラン特典
プレミアムクーポン
特典として、宿泊数分だけのプレミアムクーポンを渡されます。52階のルーフトップバーでのカクテル、部屋飲み用のおつまみセット、朝食のワンプレートセットのいずれかをクーポン1枚で、またレストランでの朝食ビュッフェをクーポン2枚で利用できるようになっていました。
ワンプレートは朝食にほどよい分量でした。ビュッフェでオーダーできる1品がついてくる感じですね。これらはインルームダイニングのメニューにもあるのでご利用される方はご参考にしてください。
部屋飲み用のボックスはきのこの炒め物、キャラメルがけのナッツ、マカロンにチョコレートというセット。うーん、やっぱり朝食のほうがベターですね。ですが、上述の通り、緊急事態宣言の影響で冷蔵庫のビールやハイボールが無料でしたのでおつまみにはちょうどよかったです。
アロマミスト
チェックイン時にアロマミストを1本いただけます。桜、竹、柚子、稲穂の4種類からお好みを選べと言われますが、どんな匂いかわからないので選びようがなくないですか。。ということでちょっと悩みましたが、一番匂いがイメージできなかった稲穂を選んでみました。
確かに種籾の匂いを凝縮したようないい香りでしたが、これは嗅いでみないことにはわからないな。。。
ルームサービス
ルームサービスは15%引きになるそうです。まあ、それでも割高ですからヒルズのレストラン街や外に繰り出した方がリーズナブルに美味しいものがいただけるかなとは思いますが、一度51階に上がって降りてというのがおっくうでついつい頼んでしまうのが人間の性です。。
なお、このホテルのルームサービスなどスタッフの方はピンポンを押さずにノックと声かけで知らせる運用になっているので、部屋内の音量が高いと聞こえない可能性があるのでご注意ください。
こちらは田舎風ハンバーグ。ホイルの包み焼きでした。ご飯とサラダのつけあわせ。
こちらはタヴァンバーガー。肉肉しくシナモン風味でした。バンズがかなり大きく具がしっかり包まれているので非常に食べやすかったです。アンダーズの焼き印入り。
1階まで降りるのが面倒でなければ、アンダーズが運営しているBEBUというハンバーガーショップではテイクアウトが可能です。5種類のハンバーガーに付け合わせもいく通りかありましたが、写真はトリュフとチーズのかかったポテトフライ。ちなみにこちらの写真はアンダーズではなく、近くのエディション虎ノ門の部屋で撮ったものでした。
ハンバーガーついでに、おとなりの虎ノ門ヒルズビジネスタワーの地下にあるサードバーガー(the 3rd burger)さんのハンバーガーとフライドチキンが美味しいので載せておきます。東京各地に続々と展開されている毎日食べても体が喜ぶというのがコンセプトのハンバーガーチェーンです。ここはおすすめ。
スパ&フィットネス
客室専用エレベーターで37階に降りると、機材が多く揃ったフィットネスに都内有数のクオリティのプールとこのホテルに来たからにはぜひ利用して欲しい施設が揃っています。フィットネスは個々人用にアルコールスプレーが用意されていて、他のホテルとは一線を画したコロナ対応ぶりでした。
一時期は同時利用が1名までとなっていたサウナも3名までに拡張されており、毎日通いましたが空いていないタイミングはありませんでした。なお、下記記事で取り上げた通り、僕的には都内でも5指に入るクオリティのプールだと評価しております。
室内プールで選ぶ東京都内の高級ホテルステイ(オールシーズン対応)虎ノ門ヒルズ散策
22世紀のトーキョーからタイムマシンに乗ってきたというネコ型ビジネスロボット「トラのもん」です。陸橋を通ってアクセスできるお隣のビジネスタワーでは、このトラのもんグッズのお店も出店していますのでお土産にどうぞ。
リンクはこちら > https://www.toranomonhills.com/toranomon/
エディションやオークラが見えるオーバル広場には、スペインのジャウメ・ブレンサによる「ルーツ」という大型彫刻作品が鎮座します。海外でもたまに見かける有名な作品です。
虎ノ門ヒルズビジネスタワー
虎ノ門ヒルズを中心に3棟の姉妹棟が建築されていますが、いち早くビジネスタワーはオープンしています。ヒルズからは2階の陸橋でつながっていて雨に濡れずアクセス可能です。
ビジネスタワーの3階には虎ノ門横丁という居酒屋が並ぶ飲食街ができているのですが、長く続く緊急事態宣言で閉まっている店がほとんどで閑散としています。アルコールNGだとこういう界隈は悲惨ですね。。。
同じくビジネスタワーの地下には上で紹介したサードバーガー以外にも福島の物産を扱ったスーパーや定食屋、そしてこんな牡蠣の自販機などもあります。
他にもアーバンリサーチとコラボしたファミマや書店などなどショップが充実しているのでヒルズ周辺だけでも十分に過ごせるようになっていますのでぜひ散歩がてら散策してみてください。
まとめ
このホテルは比較的若いビジネスマンらしき客を見かける頻度が高いんですよね。設備のクオリティやサービスの充実度からしても通常価格でも都内では十分にリーズナブルなホテルだと言って良いので、やはり鼻の効く個人でノマド的なビジネスをされている方たちの密かなワークプレイスになっているのかもしれません。
部屋からの景色は今回のベイビューも素晴らしかったですね。おすすめはやはりパークビューですが、もちろん視界が一部閉ざされてしまったとはいえタワービューも悪くないです。宿泊を検討の方はぜひ他の記事もご覧になってどちら方向にするか吟味してください。