JWマリオット・ハノイのスイートルームに滞在

欧米の脱中国政策の流れで発展著しいベトナムですが、首都ハノイの中心部もやはり高級ホテルの建設ラッシュが進んでいます。いち早く発展が進んだタイやマレーシアなどのアセアンの先進諸国と比べるとまだまだその発展度合いは未熟で、観光に行くと他の国ではかなり減った旅行客狙いの軽犯罪に頻繁に出くわして辟易します。

そんな中、JWマリオットでは安心できる安定品質のサービスを受けることができました。冬場、クリスマスイベント真っ只中のホテルの宿泊レポートを書いていきたいと思います。

ホテルへのアクセス

ハノイ旧市街などの観光の中心地からはやや離れた立地です。ノイバイ国際空港まで、それほど混んでいない時間帯で45分ほどの距離感、Grab利用で300,000ドンちょっとの料金でした(車で乗り入れる際、空港の施設利用料で追加で9000ドンが必要です)。

ハノイの交通事情は僕の知る限り最悪の部類で、どこもかしこも大渋滞です。Grabタクシーはすぐにつかまるので交通の足自体には困らないものの、ホテルと市内中心部を行き来するにはかなり時間がかかります。

あとは交通マナーはめちゃくちゃで、挨拶がわりのクラクションが文字通りずっと鳴り響いています。横断歩道もあまりないので、大量に行き交う車やバイクの間をぬって道を渡るのは、日本人的には結構勇気がいるので覚悟してください。とんでもないものをバイクで運んでる姿もあちこちで目撃すると思います。

スイートルーム

建物の上層部が突き出たへりの部分、角部屋のスイートルームへのアサインでした。

リビングルーム

窓がある廊下を抜けた奥にリビングスペース。動線もうまく確保できていて広さも感じるいいレイアウトです。

ガラス効果で部屋を広く見せつつ、グラスなども棚に収容せず、華やかな印象のミニバースペースでした。この辺の演出もいい感じですね。

冷蔵庫の中身はちょっと簡素な感じ。

ウェルカムスイーツはみかん。出かけて帰ってきたらオレンジジュースとお菓子の詰め合わせが置いてありました。

あとはネスプレッソのカプセルに、お茶はイスラム系の東南アジア圏での採用率が高いディルマの高級茶葉が用意されていました。

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ベッドルーム

リビングと同サイズで広いベッドルーム。デラックスタイプの部屋はこんな感じなんだと思います。このくらい広いと、この部屋だけでも十分に過ごせますね。

オーディオはBOSE製のちょっと大きなタイプのものがセットされていました。

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ウォークインクローゼットのサイズも十分。リビング前の廊下の方にもクローゼットがありました。大荷物の長期滞在でも問題なしです。

バスルーム

大きめなバスタブを備えたバスルーム。奥にシャワールームとトイレ。もちろんダブルシンクです。大きな鏡で広々とした印象。バスローブの肌触りも申し分なしでした。

バスアメニティはいつも通りアロマセラピー・アソシエイツです。個包装ではなくボトル式でした。

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その他のアメニティ類もアロマセラピー・アソシエイツのパッケージに包装されていました。これらが充実しているのが欧米とアジア圏の大きな違いですね。コロナ禍を経て、リビングスペースの紙類は一気になくなっていきましたが、これらのアメニティの提供もそのうちなくなっていくのでしょうかね。

ドライヤーは、アジア圏では珍しくスイスのヴァレラのものが採用されていました。

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バスルームとリビングの廊下に2つトイレがありますが、いずれもアジア圏では珍しくTOTOのウォシュレットではありませんでした。たぶんプラチナ以上の会員向けだと思いますが、リビングのトイレ内にもペットボトルの水が用意されていました。

クリスマスイベント

滞在時、ホテルの敷地内で数日間、クリスマスマーケットが開催されていました。大勢の人が繰り出してにぎやかなイベントです。震える寒さの中のドイツのクリスマスマーケットとは違って、ヤシの木の下、肌寒いくらいの天候で迎えるクリスマスマーケットはホットワインなしでのんびりと見て回れます。子供たちのダンスイベントなどもやっていて一日中にぎやかな様子でした。

数日のイベントが終了した翌日の朝、一気に撤収されていきました。ずいぶん閑散とした様子ですが、こちらが通常モード。

裏庭にも広大な敷地が広がっていて、あちこちに飲食スペースやアトラクションスペースがありました。ちなみに今回宿泊した部屋は右下の写真の赤丸の部分。裏庭の方も部屋から見える好ポジションでした。

涼しくなる冬の時期が結婚式が多いらしく、やはり滞在中、何組も結婚パーティーが開催されていました。酔っぱらったスーツ姿の客層に、クリスマスイベントに押し寄せたファミリー層との相乗効果でホテル敷地内はかなりカオスな状態。タクシーでの出入りはちょっと時間がかかっていました。

スパ&フィットネス

最上階の8階にスパやプールがあります。建物の屋上からはみ出すように作られたプールエリアもかなりの広さがありました。一望できる周りの景色もなかなか悪くありません。

がっつり泳げる長さのプールですね。みんなクリスマスイベントに行っているからか、ホテルの規模の割には人が少なかったと思います。

ジムスペースはホテルの規模的にはやや小さ目。中にはサンドボックスも。なぜかアジア圏のホテルにはどこもついていますね。誰かが使っているところは見たことがありませんが。。もちろんキッズルームも完備。

サウナもありますドライサウナとミストサウナもあったかな。水風呂はついていませんが、広いジャグジー付きの温浴施設。あと氷が用意されていましたかね。

飛行機が深夜便だったので、チェックアウト後もスパエリアにアクセスできるカードキーを発行してもらえました。スパでマッサージを利用しましたが、料金は1万円ほどとやはりリーズナブル。ただ、スパルームにあるシャワールームは利用できませんでした。

クラブラウンジ

広々としたラウンジからは裏庭方面の景色が楽しめます。足元には高級住宅がありました。カクテルタイムやアフタヌーンティータイムの食事も充実しています。割と日本人の方を見かけましたが、日本からの客層というよりも現地で住まわれている方が利用している感じでしたね。

朝食

朝食会場も広かったです。料理メニューもバリエーション豊富で長期滞在でも飽きなさそう。もちろんフォーなどのベトナム料理の調理ステーションもあります。

まとめ

まだまだ物価の安いベトナムにあっても流石にこのホテルはそれなりのお値段がしますが、それでも施設の充実度を考えればかなりリーズナブルです。観光拠点として利用するにはやや使いづらさはあるものの、おこもりステイに使うには文句なしですね。ラウンジのスタッフの対応力もいい感じだったので満足度の高い滞在でした。またハノイに行くことがあれば使ってみたいと思うホテルです。

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