マンダリンオリエンタル・クアラルンプールのクラブルームに滞在

前回のWホテルに引き続き、マレーシアの首都クアラルンプールのランドマーク、ペトロナスツインタワーを望む5つ星ホテル、マンダリンオリエンタルの滞在記です。タワーに接続するKLCCモールのすぐ隣という好立地。1998年の開業とやや古い部類のホテルですが、602室を誇る高層1棟の建築はペトロナスツインタワーと並んでもなかなかの存在感です。

左のやや茶色がかったタワーがマンダリンオリエンタル

KLCC公園周辺は、高級ブティックに加えて紀伊國屋書店なども入る大型のKLCCモールに加えて水族館など遊ぶにも適した再開発地区で、中心街のブキッビンタン地区と並び高級ホテルの激戦区です。近くにはフォーシーズンズやグランドハイアットなどもあります。

ホテルへのアクセス

メトロのKLCC駅からKLCCの内部を通ってアクセス可能です。モールからは一度外に出ますが、通路は天蓋で覆われているので濡れずに行くことが可能です。スコールの前後は渋滞になるのでなんとも読めませんが、空港からはタクシーで1時間弱のアクセスといったところでしょうか。

ホテルの正面玄関はペトロナスツインタワーからは逆サイドのオフィス街側で、公園の方から見るのとはまた違った印象です。クラブラウンジアクセスのついた部屋の予約でしたが、チェックインはラウンジには案内されず地上階にあるフロントでの対応。ちょっと待たされました。

エレベーターは8基あり、比較的待ち時間は少なかったですね。

クラブキングルームの部屋

30階建ての26階の部屋へのアサイン。L字の内側、プールサイドのビューです。

マンダリンオリエンタルらしいエキゾチックなデザインのカーペットが印象的です。2015年頃にリノベーションされているとのことで、設備も古さを感じさせずいい感じでした。

KLCC公園とその西部のビル群を望むビュー。グランドハイアットなどの高級ホテルも視界に入ります。

足元を見ると、3階のプールやテニスコートが見えました。

ウェルカムドリンクでジュースが用意されていました。甘味は強いですがこれ結構美味しかったです。

部屋の角にミニバーの専用区画には流行りのリユーサブルボトルの水が用意されています。お茶はBOHという他では見たことのないブランドが採用されていました。もちろんネスプレッソもあります。

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冷蔵庫の中身はやや控えめ。

コロナ禍で定番となった消毒シートとマスクのアメニティ。22年末時点では高級ホテルのスタッフでもマスク着用しない運用のところも結構ありましたが、とはいえ街中は4割くらいの人はマスク着用している印象でしたね。

ベッドサイドのオーディオは、高級ホテルではあまり採用されているのを見ないiHomeというブランドでした。

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バスルームはひと昔前の高級ホテルでよく見るデザイン。特筆すべきことは特にないですが、固定式のシャワーはやっぱり使い勝手が悪いです。バスアメニティが個別パッケージではなく共用ボトル式なのはちょっと減点でしょうか。最近は高級ホテルでもエコを建前に共用化でのコストカットが進んでいますね。

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プラスチックではなく、紙製のパッケージに入っているのは東京のマンダリンオリエンタルと同じでした。歯ブラシやクシなども木製なのも近年の流行りですが、歯磨き粉までも紙ケースになっているのは珍しくこだわりを感じます。が、やっぱりアメニティがしょぼいと多少残念な気持ちにはなるので、バンコクのマンダリンオリエンタルのようにパッケージはこだわってもいいようにも思いますね。まあ、価格設定が倍以上違いますが・・・

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ドライヤーは定番のフィリップス製。アジア圏のホテルではトップシェアじゃないかと思います。もうちょっと日本企業がシェアを取っていてもいいように思うのですが、営業力不足なんでしょうね。

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クローゼットにはバスローブではなく薄手の浴衣。着心地よかったと思います。

プール&フィットネス

スパエリアは3階。そこそこ設備が充実したジムに、サウナもありました。サウナは水風呂がないので、出た後はプールへ向かいましょう。上で見た通りテニスコートや室内ゴルフ練習場もあるようです。

KLCC公園に面したインフィニティプール。ホテルの建屋に阻まれてツインタワーは見えませんが、エクスクルーシブ感はあってかなりいい雰囲気です。そこそこ広さもあるのでしっかり泳げました。

プールに沿って席数も結構あるので混雑する感じはありませんでしたね。プールからはタワーは見えないといいつつ、夜はライトアップされた様子が正面のグランドハイアットに映り込んで綺麗でした。

プールサイドのバーエリアでは夜10時くらいまでかなり爆音で音楽を流していたので、その重低音が部屋まで響いていたのがやや不快でした。。

クラブラウンジ

24階に位置するクラブラウンジはかなりの広さでした。この規模感はなかなかないですね。微妙にスタイルの違う席がいろいろあるので、気分に合わせて利用できそうです。とはいえカクテルタイムはタワービューの窓際は人気で全部埋まっていましたが。

ツインタワーとその足元のKLCCモールが目の前に迫りなかなかの迫力でした。あまりに近いので広角レンズでもタワー全体を画角に入れるのは困難です。

噴水のあるKLCC公園。熱帯雨林気候ならではの巨大な樹木が茂ります。開発が進む様子も見られますね。

フードプレゼンテーションはアフタヌーンティー、カクテルタイム、朝食とそれぞれにビュッフェ形式で用意されます。コーヒーが美味しかったのが印象に残っています。フードメニュー自体はホテルの規模感やラウンジの広さからするとやや控えめではありましたが、とはいえ十分すぎる分量です。

チェックアウトは普通にラウンジで対応してもらえたので、チェックイン時に案内されなかったのは普通にスタッフのミスですかね。まあ、特に困るわけではないのでいいでしょう。とりあえず直接ラウンジに向かおうとしてもエレベーターのセキュリティで上がれないので、スタッフにクラブルームで予約していると伝えるのがよいでしょうね。

まとめ

細かいところで気になる部分はありましたが、総じて満足度の高いホテル滞在でした。特にプールエリアのリゾート感やラウンジからのビューの特別感などは他ではなかなか得られない体験だと言って良いでしょう。

クアラルンプールのホテルの中では高価格な部類ですが、とはいえインフレが進むバンコクなどと比べるとまだリーズナブルといえるので、おこもり旅の滞在先候補としておすすめできるホテルだと思います。

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