今回はクアラルンプールのランドマーク、ペトロナスツインタワーを望む好立地にあるWホテルの滞在記です。到着時間が早かったため、スイートルームの準備ができるまでワンダフルルームで過ごさせてもらったので、そちらの部屋の様子もまとめてレポートしてみます。
目次
ホテルへのアクセス
ペトロナスツインタワーとは大通りと空き地を挟んだ立地。5分とかからない距離ですが、傘が無意味なスコール時には逆にツインタワーには行けないかもしれません。とはいえ雨季でもスコールは一時的なものなのでタイミングを見計らいましょう。天気予報は当てにならないので、湿度の変化と空模様から予測するしかありません。空気がじっとりしてきたら降り出す前に建物に入るのが吉です。
空港からのアクセスは40分くらいが目安ですが、例によって市内中心部は渋滞がひどい上に、スコールが降るとまったく予測がつかなくなります。空港に向かう際も、Grabなどのアプリを使うか事前にタクシーを予約しておかないとタクシーが全く来ないということになりかねないので注意です。
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エントランスのエレベーターで8階のフロントに上がるとやはりファンシーなWのオブジェがお出迎え。蛍光色のライティングといいパリピデザインが光ります。バーエリアの方にはモエシャンドンの自販機が置いてありました(写真右手奥)。
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ウェルカムドリンクとして出てきたのは最近欧米中心によく見るようになったCOMBUCHA(コンブ茶)です。昆布茶ではなく、紅茶や緑茶を発酵させたアジア発祥といわれる甘いドリンク。一口サイズで喉を潤します。
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客室フロアは落ち着いて高級感のある雰囲気です。デザイン傾向はクラブ風ではありますが。
ワンダフルルーム
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アサイン予定の部屋の準備ができていないということで、一時的に利用させてもらったのが16階のワンダフルルーム。
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ツインタイプの部屋ですが、セミダブルサイズのベッドが二つ入っても余裕のあるサイズ感です。
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窓際に大きく張り巡らされたミラーに加えて、ソファに座ったときの目線に合わせてベッド側の壁に長く広がるミラーの使い方もうまく機能して、ソファに腰掛けるとさらに部屋が広く感じられます。ベッドの上に特徴的なクッションが置かれているのはWホテル共通仕様。ここは葉っぱらしきデザインでした。
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窓の外はタワービューが見事です。真横の空き地にそのうち高層ビルが建ってしまうのでしょうが、それまではかなり視界が開けた景色が楽しめると思います。いくつか見えるビルも特徴的なものが多いですね。ツインタワーを挟んだKLCCモール側は高級ホテルが立ち並ぶエリアでもあります。
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角の丸みで使い勝手悪いのが減点要素ではありますが、デスクスペースはちょっとテンションが上がる感じが好印象でした。こういうカウンター系のデスクってなぜかそこで作業したくなるんですよね。
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バスルームはやや手狭ですが、機能的にレイアウトされていて使い勝手は良さそうでした。ちょっとシンクの経年汚れが目立ってしまっていましたが、白基調のWホテルデザインだとしょうがないのかな。おしゃれな吊るしランプも少し壊れていたりもしますし、デザイン的にはダメージを受けにくくするというのも長く高級感を維持するには大事な要素だよなと思いました。いかんせん若年層ターゲットの部屋は子供があちこち触ったりするでしょうからね。
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冷蔵庫の中身はいろいろ。アジアでは珍しくシャンパンが入っていました。フロントに自販機が置いてあったモエシャンドン。
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ベッドサイドにはコロナ後のホテル定番アメニティの消毒液とマスクがセットされています。メッセージカードをセットしているオブジェなんかもかわいいですが、こういったグッズは1階のホテルショップで購入可能なはず。
スイートルーム
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ワンダフルルームで2時間ほど過ごしたのち、案内されたのが21階のスイートルーム。タワーサイドのコーナーの部屋です。先ほどの部屋の倍以上の広さです。
リビングルーム
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部屋に入ってすぐに広がるリビングルーム。やはり角がトリムされていて使い勝手の悪いダイニングテーブルと、その奥窓側にリビングスペース配置されたレイアウト。鏡の使い方が先ほどの部屋よりもさらに大胆ですね。
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壁面にセットされたテレビのサイズはちょっと今時この部屋のサイズ感からすると小さすぎる感じもしますが、、テレビサイズなんて年々安く大きくなっていくものなので、付け替えもあらかじめ想定した設計をしておけばよいと思うんですよね。
ミニバーはネスプレッソにお茶はJINGティーが採用されていました。アジア圏、特にマレーシア、インドネシアあたりの高級ホテルではディルマをめちゃくちゃよく見るのでちょっと珍しいですかね。
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ベッドルーム
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リビングのお隣のベッドルームにはキングサイズのベッドにソファ、そして窓際に広いデスクスペースがありました。ベッドの上にはやはり葉っぱデザインのクッション。
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コーナーに大きな支柱がありますが、やはり鏡でうまくカバーしてあまり圧迫感を感じない工夫がなされています。
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ツインタワーを横目に作業ができるデスクの配置です。景色がいいと作業も捗りますよね。ベッドサイドのデスクと作業用のデスクの段差を持たせたデザインなんかも結構好きです。コンセントのあたりが壊れてたりしたのはご愛嬌ですが・・・。ベッドサイドにはコロナグッズがもちろん用意されていました。
ベッドルームとバスルームの間にウォークスルータイプのクローゼットがありました。余裕でスーツケースを広げられるサイズ感です。
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シューシャイン(くつ磨き)のサービスもついています。アメニティにセルフシューケアグッズがあるのもおなじみ。
バスルーム
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クローゼットを抜けた先のバスルームは鏡がこれでもかとふんだんに使われています。ガラス部分以外はほぼ全部ミラーです。
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こちらの部屋の洗面台まわりは綺麗でした。ダブルシンクで広々しています。室内全面がミラーなので、逆にシンク前の鏡がない部分が目立ちます。
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アメニティはコロナ禍中にアジア圏のWホテル共通でアメニティ変更があったダヴィネスのMOMOと黒い洗顔セット。MOMOはかなり好みの香りなんですが、黒い方はちょっと工業的な匂いを感じてしまうのであんまり好きじゃないんですよね。黒い方はアメリカのWでも見たので欧米人が好む香りなんでしょうか。
ちなみに今年に入って大阪のWホテルではMOMOの方は個包装ではなく共用ボトルになってしまっていたので日本で入手するには購入するしかなくなりました。
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ドライヤーはスイスのヴァレラ。アジア圏では珍しい、、と最近むしろよく書いてる気がしてきました(笑)が、フィリップ製が割と主流でたまにパナソニック、ごくまれにヴァレラという印象です。
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珍しい形のスチーム式アイロンはフィリップ製でしたね。
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大きなバスタブにシャワールームを備えます。シャワー室のガラスにうっすら映り込んでいますが、壁面にはテレビが埋め込まれていました。
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トイレはリビングサイドと洗面所の2つ。便器はもちろんアジア圏で圧倒的なシェアを誇るTOTOです。
プール&フィットネス
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12階のウェットフロアにプールエリアがあります。記事冒頭のアイキャッチにも使ったようにツインタワーを望む気持ちの良いビューで、夕方にはプールの真ん中から霧を発していました。
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しっかりと屋根がありつつも開放的なバースペース。夕方には食事を楽しむお客さんでいっぱいになっていました。
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そこそこ機材が充実したジムスペースも全面窓で開放的な空間。
朝食
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朝食はWETフロアの一つ下、11階のレストランでいただきます。
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ちょっとユニークなメニューが並ぶ卵料理をオーダーしつつ、あとはビュッフェ形式のレストランです。スタイル的にはやはり旧宗主国でもある英国式の洋風メニューに加え、マレー系、中華系のメニューが多めです。サラダはプラントから葉をちぎって取るマレーシア独特のスタイルです。コロナ中はちょっと手をだしづらいところはありつつもフレッシュにいただけるのがいいですね。
まとめ
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Wホテルはクラブラウンジがないのですが、代わりにプラチナ以上の会員サービスとしてバーでのドリンク券をいただきました。外はやっぱり蒸し暑かったので冷房が効いた室内を利用するのがおすすめですかね。
利用したのは1泊だけでしたが、安定のWホテル品質で大満足の滞在でした。KLCC周辺は5つ星ホテルがたくさんあるので選択に迷うところですが、ここはお値段以上の満足度が得られるホテルのひとつかなと思います。