Wホテルの滞在記を続けてみます。今回はアメリカ、フィラデルフィアのWホテルです。フィラデルフィアは、ワシントンとニューヨークのちょうど中間に位置する都市ですが、全米の中でも比較的治安の悪い都市としても有名です。
つい1年ほど前にもSNSでフィラデルフィアの麻薬中毒者だらけの街道の動画がバズっていましたね。ただし、このWホテルをはじめとしたいくつかの高級ホテルが立ち並ぶ市内中心部は流石に治安も良く、基本的に安心して出歩くことができます。
四角く区切られた街路を斜めにカットした北東のフィラデルフィア美術館に向かう道には、ロダン美術館をはじめとした数多くのアートスポットもあり、散歩がてらの観光にももってこいです。
目次
ホテルへのアクセス
ホテルは市庁舎のすぐ裏手にあり、非常にわかりやすい立地です。映画ロッキーで有名なロッキー・ステップのあるフィラデルフィア美術館へ向かうバスもホテルのすぐそばから発着し、観光にも非常に便利です。同じビルの低層階に同じマリオット系列のエレメンツのサービスアパートメントが入っています。
ホテルに入ってすぐ、ゴージャスな雰囲気のバーエリアが広がります。夕方はドレスアップしたお客さんで賑わっていました。中華系のフロントスタッフの方がとても丁寧に接客してくれて気分のいい滞在スタートです。
コーナースイートの部屋
ホテルの客室は32階から49階までで、今回のアサインは41階とちょうど中間あたり。
写真の焦点があってなくてわかりづらいですが、左下の角の2部屋分の居室です。この部屋は右の方の部屋からひとつセキュリティ扉を通らないと行けなくなっていました。(肝心の扉の建て付けが悪く、いつも開きっぱなしになっていましたが・・・)
リビングルーム
黒基調でシックな雰囲気の中にも鮮やかなソファやポップなアート作品の効果で賑やかな印象の部屋です。
コーナールームで全開の窓が心地よい空間。ハンモックのチェアもあり、心躍ります。照明が弱いので夜はちょっと暗いですが、この2面窓で昼間は明るい中でハンモックに揺られながら空中遊泳気分を味わえます。
ネスプレッソはミニバーエリアの棚の中に収納されていました。
マリオットのアンバサダー会員のウェルカムアメニティとして、手書きのメッセージカードとオリジナルチョコレートが用意されていました。
部屋からの眺望
こちらも41階の高層でしたが、近接するビル群はさらに頭ひとつ抜けています。
足元には高層ビルが立ち並びますが、遠くには低層建築が地平線まで広がるアメリカの都市部の景観です。奥に目をやると川にかかる大きな橋も見えます。
ベッドルーム
バスルームとベッドルームが一体化したレイアウトです。部屋の形は見取り図通りではなく、傾斜がかかっていてベッドも変な方向に向いています。
ベッドの頭にデスクがあるタイプ。このレイアウトは結構好きです。バスエリアと隔てつつ、部屋を広く見せる つくり。窓際のソファもいいですね。テンションの上がる部屋です。
クローゼットの中のカラーはやはりWホテルらしくド派手なカラー。
ベッドサイドのこの時計つきのオーディオ、アメリカのマリオット系のホテルでよく見かけました。USBチャージャーのない古いホテルでもこれがあると助かります。
バスルーム
デスク後ろにバスタブ。シンクはもちろんダブルシンクです。
シャワーのデザインもちゃんとしています。ハンドとレインのハンドルがピクトグラムの刻印付きで間違わないようになっているし、シャワー口とハンドルの位置が離れていて間違えて水を被ることもありません。ほんと水回りの仕様がひどいホテルばかりの中、こういうのを見ると感動します。
シンクの水栓も最新式。最新鋭のホテルで最近よく見かけるタイプのものが採用されています。が、問題はシンク台。平坦なデザインはおしゃれなんですが水がめちゃくちゃ飛び散るのですよ。。
アメリカでは珍しく、歯ブラシや髭剃りなどのプラスチック製のアメニティ類もぜいたくにひととおり揃っています。
バスアメニティは、Wホテル全体で採用されているダヴィネスのMOMO。シャワールームとバスタブ横それぞれにボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています。
【厳選16ブランド】高級ホテルをバスアメニティで選んでみるトイレ
シャワー室に隣接したトイレはスモークガラスで中がうっすら見えます。部屋の手前の鏡などおしゃれさは満点ですが、、ちょっと使いづらいですかね。
リビング側のトイレはしっかり密閉空間が用意されているのでご安心を。
ウェットエリア
ホテルの下層、7階にプールやフィットネスなどのウェットエリアがあります。少し小さめのテラスのプールです。
狭いプールとは対照的に室内外のスペースは広く、プールの奥、テラスを歩くと緑に囲まれたシークレットガーデンと名付けられたスペースにテーブルがたくさんあり、思い思いの場所でくつろぐことができます。
インルームダイニング
インルームダイニングのメニューをオーダーしてみました。電話越しの対応が最悪で非常に気分の悪い思いをしましたが、、まあ、料理の味は悪くはありません。
朝食
ちょっと遅めの時間に朝食会場に行きましたが、ガラガラでした。ピーク時間なのに大丈夫かなとちょっと心配になりますが。
オーダー製のメニューからエッグベネディクトを。アメリカらしく、ポテトフライの付け合わせと一緒に登場。マリオットのプラチナ以上の会員は、朝食は無料でいただくことができます。
まとめ
総じて満足度の高い滞在体験でした。ホテルのデザインのテイストは大阪のWに近い雰囲気を感じました。一部不満のある部分はありましたが、またフィラデルフィアに行くときには使ってもいいかなと思えるホテルです。