今回は青山ベルコモンズの跡地に昨年開業したばかりの青山グランドホテルです。開業直後はGoogleは5つ星評価でしたが、しばらくして星評価が消えてしまいました。ホテル規模が小さいスモールラグジュアリーでダメなところは大体この流れでクチコミ評価も低迷していくのですが、ここはクチコミ評価はかなり高いまま推移しています。
一方で開業から時間が経ってもなかなか価格が下がらないこともあってか、あまり滞在記が見当たりません。僕も立地的には魅力を感じつつも眺望に一抹の不安があったので情報が出てくるまでしばし滞在を見送っていたのですが、ついに待ちきれず行ってきてしまいました。
今回アサインされた2面窓の部屋からは、いずれも高層ビルに阻まれながらも東京タワーと東京スカイツリーがそれぞれ見えてまあまあ悪くない眺望。そして、ミッドセンチュリーのおしゃれな家具や朝食のクオリティも高く、結果大満足の滞在でした。
ということでホテルの様子を見ていきましょう。
目次
ホテルへのアクセス
外苑前駅から交差点一つ超えた場所にあり、駅直結とまではいかないまでもそれに次ぐアクセスの良さです。このあたりはインテリアショップがたくさんあり、そのショップ巡りに便利です。そしてもちろん今回の滞在の主目的はインテリアショップ巡りでした。
ホテルの入り口はこちら。一目でここだと分かる派手なネオンが光ります。
2基のエレベーター横に館内の案内がありました。4階がフロントで別のエレベーターに乗り換えた先、客室階は16階から19階までです。4階、19階、20階にはそれぞれレストランが入ります。屋上はルーフトップだそうでもうちょっと暖かくなったら行きたいですね。3階には宴会場として使えるホールがあるようです。
ホテルのロビーから客室エレベーター
エレベーターを4階で降り、朝食会場でもあるザ ベルコモを横目に見てカラフルなカーテンがかかる壁の前のレセプションデスクでチェックイン。チェックインの時間帯はここはカフェタイムを楽しむお客さんがいっぱいです。
客室階行きのエレベーターホールの前にはギャラリースペースがあり、アート作品の展示がされておりました。奥で開かれているのはヘルムート・ニュートンの巨大な写真集。このチョイスもホテルのブランドイメージ通りです。
各フロアには壁におしゃれな絵やポスター、写真などアート作品が飾られています。19階はレストランもあるので客室エリアにはセキュリティがかかっていました。
客室階内部には竹林の庭があります。42室ある部屋はそれぞれ異なるデザインということですが、この竹林に面した部屋もあるようです。スタンダードのガーデンビュータイプの部屋ですね。今回滞在したのはもちろん眺望目当てのシティビューです。
デラックスキングルームの部屋
アサインは客室フロア最上階19階のデラックスキング46平米の部屋。青山墓地や青山通り方面を見渡せるコーナーのお部屋です。デラックスタイプはツインは1面窓、キングは2面窓の部屋になるようです。
ルームキーはシンプル。ケースもカードぴったりのサイズでポケットに入れて持ち運び安くて◎
部屋の入り口そばにはチェアが用意されています。この左手がバスルームで右手にトイレ。
絨毯の切り替わりの部分にあらかじめスリッパが用意されていました。ここで履き替えなさいってことですね。と日本人は思いますが、外国の方はそのまま靴で部屋まで行っちゃう人も多いのではないかと。
部屋からの眺望
さて、今回はまず最初に部屋からの景色を載せてみます。こちらはベッドサイドの南東向きの窓。真横の東急ステイが邪魔ですが、広い青山墓地を抜けて東京タワーや六本木エリアの眺望が見えます。東京タワーは半分隠れちゃってますが、やはりこの眺望では主役になりますね。
こちらは北東方面の窓。足元に青山通りが通り、左には神宮球場、正面に大きなオラクルのビルがあり、そしてこの写真だとわかりづらいのですが、オラクルの右、奥の白いビルのてっぺんからスカイツリーが先端を覗かせています。こちらは全体のせいぜい1/4くらいですかね。でも目で見ればすぐにわかると思います。
ということで、コーナーをはさんで2面で東京タワーとスカイツリーが見える希少な眺望の部屋でした。
ちなみに東京のホテルの夜景はこちらの記事でまとめていますのであわせてどうぞ。> 【全方位比較】東京の夜景が綺麗な高級ホテルまとめ(部屋からの写真つき)
リビングルーム
スリッパに履き替えて部屋に向かうとミッドセンチュリーのおしゃれなデザインがお目見えです。正面の窓が北東(スカイツリービュー)、右手の窓が南東(東京タワービュー)ですね。
カラーリングがおしゃれで調和された空間。ひとつひとつのプロダクトが厳選されていることがわかります。
音響はテレビ代の下にGENEVAがありました。定番の高級ブランドですが、ホテルで見るのはかなりレアだと思います。
カーテンの柄もグリーン基調でかなりインパクトの強いデザインですが、閉めてみるとやはり部屋の雰囲気と調和していい感じでした。
食べ飲み放題のミニバー
このホテルがユニークなのは、部屋の料金にミニバーの利用料が含まれているところです。つまり、こちらのミニバーの棚に入っているドリンクとスナック類がすべて無料ということですが、どんなものがあるのか見ていきましょう。
まず上の棚には各種グラスとコップが並びます。ワイングラスがお店のようにひっくり返って配置されています。割りと珍しいレイアウト。
棚の引き戸には定番のネスプレッソとTWGのお茶。そしてインスタントコーヒーもありますね。
飲み過ぎを気遣ってかサプリメントが用意されています。笑
テーブルの下の引き戸にはカロリー高そうなお菓子類とワインにミニチュアウイスキー。おお、これが、食べ飲み放題・・・
さらに下段、引き出し式の冷蔵庫を開けると冷やされている金属グラスに加えて大量のドリンクが。。想像以上の量にカメラを持つ手がブレブレでした。
ということで冷蔵庫から全部出してみました。普段ならこんなことしませんが、全部僕のものなので。笑
しかし、これは流石に1、2人ではで全部平らげるのは無理ですね。
このホテル、部屋代がやたらと高い理由はこれでした。。
ルームサービスを利用するつもりでしたがお菓子で腹が膨れてしまい。。しかも泡が多いのでドリンクもそれほど飲めず。そして余ったところでこんなに荷物に入るわけもない(し、いらない)のでかなり無駄な出費になりました。ホテル的には儲かるのでしょうけど、これ客足を遠のける要因のような気がします。。
バスルーム
バスルームも全面窓で非常に明るい空間です。洗面台おしゃれなんですけど、平坦なんで水が飛び散るのがちょっと難点です。
シンク台の横に物置きスペースがありますがやや手狭なので大きなスーツケースだとちょっと困るかも。でもクローゼットにしてしまわなかったのは良い判断だと思います。
クローゼットスペースの正面にバスエリア。ガラス張りで独立した風呂場があるタイプです。最近、家の風呂のようにちゃんと洗い場とバスタブがセットになっているホテルが増えたなと思います。一昔前までのシャワールームとバスタブが別になった欧米式はやっぱり日本人的には不便なのでとてもよいと思います。
バスローブは着心地良さそうだなと思ったらやはりガルニエ・ティエボー(Garnier Thiebaut)のものでした。タオル地で吸収性よく外は柔らかい触り心地で最高です。
バスアメニティはボトルタイプでした。シンプルなパッケージのオルタナジャパンのもの。なんかいい匂いだった記憶があるんですがメモってなかったのでどんな匂いだったのか分からず。。
アメニティはこちらのセットがシンク下の左右の棚に2つ。歯ブラシセットが再利用できるパック入りなのはいいですね。こういうのは初めて見ました。
パジャマは普通。
ドライヤーはやはり高級ホテル御用達のレプロナイザーで抜かりありません。これボタン操作がちょっと独特です。
トイレ
トイレはバスルームと逆サイド。こちらは玄関ホールとつながっているのでスリッパから靴に履き替えて。トイレットペーパーは三角折りではなくストレートですね。エディションもそうだったかなと思いますが、最近の流行りなのでしょうか。
フィットネスジム
ジムは16階にありますが、当面閉鎖中です。
THE BELCOMO|ザ・ベルコモの朝食
朝食会場は4階フロント前のザ ベルコモです。テラス席もあるので暖かい季節には外がおすすめです。
朝からステーキが、とか食べ放題とかってクチコミを見たんですが、僕が行った際のメニューはこちらのプレフィックスのお料理でした。
コーヒーはいつもの通りカフェラテをオーダー。ちゃんとラテアート付き。手前のは食前酢。
あおきさんの有機野菜サラダ。山菜のフライとチキンが入っていて、ちょっとクセのある味だけどめちゃくちゃ美味しかった。
パクチーてんこもりのアジアンテイストのマッサマンカレー。これも美味しい。しかし朝からこの量は食べきれないな。。
と、なんとか腹に入れたと思ったら追い討ちをかけられました。笑 カタマリ感のあるこのヨーグルト美味しかったので腹八分でここまでたどり着きたかった。。
まとめ
以上、青山グランドホテルの宿泊記でした。ここまで見てきたとおり、クチコミ評価の高さは間違いではなかったと思います。個人的には、ミニバーはいらないのでその分もうちょっとお安いプランがあれば積極的に使っていきたいホテルだなという感想です。立地的に代々木公園や新宿エリアが見えるであろう西側の景色も気になるので今度は逆サイドの部屋を狙ってみたいと思います。