マリオット系列のセントレジス大阪やW大阪と同じく御堂筋沿いに昨年開業したばかりの4つ星ホテルが今回のザ ロイヤルパークホテルアイコニックです。横浜のランドマークタワーの横浜ロイヤルパークホテルなどと同じロイヤルパークホテルズのホテルの一つ。
アイコニックというブランドは東京汐留に続く2つ目です。立地的にはビジネス客が本ターゲットになりそうなホテルですが、ラウンジアクセス付きの部屋やスイートルームもあり比較的リーズナブルに優雅な滞在体験ができます。
目次
ホテルへのアクセス
ホテルの立地は御堂筋線の淀屋橋と本町駅のちょうど中間地点ですので、どちらからでもお好みでどうぞ。タクシーであれば、御堂筋を南に下ってテンピュールのお店の前と指定するか、裏の御霊神社の前に止めてもらえば裏側の入り口からアクセスできると思います。
低層階にはオフィスが入っているこちらの建物です。御堂筋沿いは建築ラッシュですが、ちょうど南側の区画にもまた新しいビルが建てられているところでした。これができると南向きの眺望は失われそうですね。
御堂筋側から入ると、絵画が展示されているスペースを通り抜けてこちらのエレベータースペースから15階のフロントへ。
フロントエリアには、レストラン&バーがあります。結構広めの待合スペースもあり、いつ行っても誰かしら座っていました。
エグゼクティブデラックスキングの部屋
アサインされたのは24階のクラブラウンジアクセス付きの部屋。西向きの部屋で靱公園などを見渡せる方角です。部屋の起こさないでのサインはビジネスホテルでよく見るマグネット式でした。部屋のサイズ的に、御堂筋を見る東向きの部屋はスイートしかなさそうですね。しかし、このホテルでスイートの値段出すならWかセントレジスを選ぶかな。。
スタンダードタイプの部屋は南北に並ぶようです。館内ではかなりサラリーマンを見かけましたが、ビジネス利用にも良さそうですね。この辺はいい立地にアパホテルが多く建っていますが、ちょっとアパは壁が薄くて隣のいびきが聞こえるのが難点ですが、このホテルであればその悩みは避けられそうです。
ICONICのフォントの配置がかわいいカードキー。
部屋はリビングエリアとベッドエリアが一体型のいわゆるジュニアスイートタイプですね。最新のホテルですが、ちょっとデザインのセンスがひと昔前感があります。ペニンシュラ東京のグレードを少し落としたような印象。
ベッドはふかふかでまくらもふんわりとしてこのクラスの寝具としては最高級ではないでしょうか。匂いなどもなく寝心地は抜群。あと基本的に外音は聞こえず防音性能は良いと思いましたが、隣から夜中に子供が走り回っている音が聞こえて、やっぱりお安い分だけ客層はちょっと悪いかなと。。
こぢんまりとまとまりつつ座席もたくさんあるレイアウトに好感が持てます。部屋にあらかじめ空気清浄機が用意されているのも花粉症勢には助かります。
他にもいろいろと貸し出し備品が用意されているようです。必要な方はどうぞ。
窓からは靱公園が視界に入る西側の景色。この辺はいわゆる市内の高級住宅地のひとつですが、靱公園は結構浮浪者が徘徊してたりするんですよね。。隠れ家的名店があったりするので探し回ってみるのもよいと思います。あとは右上奥のほうに一際高くて大きな建物がありますが、あれ中之島に建つマンションで建築当時日本一の高さのマンションということで、僕も当時モデルルームの見学に行きましたが、ムービーから始まり、でっかい模型の部屋に通され、、と金かかっとるなという演出に圧倒された記憶があります。
もう少し北を向くと、かつて大阪北区のタワマンといえばここくらいだった肥後橋のDグラフォートや中之島フェスティバルタワーの姉妹等まで視界に入ります。足元は御霊神社、南を向くと大阪ドームと、細部に目をやるといろいろと見どころのある景色です。右下にうっすらと見える大量にバスば並ぶ駐車場もなんじゃこりゃと思いました。
ベッドの横にそこそこ広い収納。奥に洗面所。右側にはミニバーエリアが配置されています。棚などはまふっと閉まるちゃんと高級仕様です。なかなか4つ星クラスのホテルでは出会わない仕様ですが、ちゃんと金かかってますね。
もちろんバスローブあります。消臭スプレーもついていました。
ミニバーにはネスプレッソがあり、カプセルはこちらの品揃えでした。マスターオリジンのタイプは最近ちょくちょく見るようになりましたね。
冷蔵庫は空っぽです。ここはビジネスホテル仕様。
バスルームの雰囲気は高級マンション風。
バスアメニティはホテルオリジナル。
タオルはやはり今治タオルでした。
トイレには手洗いスペースもついています。
洗面台の下には充実したアメニティ。コロナグッズの消毒用ウェットペーパーはここにありました。バスソルトもあります。
このフェイシャルグッズは日本最古のクラシックホテルである日光金谷ホテルにあったのと同じものでした。
こだわりのボディタオルだそうで、持ち帰りご利用くださいとのことでした。
フィットネスエリア 24階
2度目の緊急事態宣言明けでしたが、残念なことにフィットネスは閉鎖中でした。。
エグゼクティブラウンジ 25階
ラウンジは1つ上の25階でしたが、24階と25階は階段でつながっているのでわざわざエレベーターを待たずに移動できます。階段下には南向きのこちらのスペース。アパホテル、セントレジス、W大阪、さらにスイスホテルなど御堂筋沿いのホテルがずらっと並んで見えます。通天閣やあべのハルカスも見えるのでなかなかよいポジションだなと思います。お隣の建設中のビルに阻まれそうなので今のうちにこの眺望は楽しんでおきましょう。
夜は御堂筋を走る車のライトが印象的。一方通行の道なので、信号と車のテールランプの赤が増えたり減ったりしていく変化を追いかけて延々と見ていられる景色です。ラウンジは北向きなのでまた全然違う印象になるのも御堂筋ビューの面白いところです。左奥にピンクに光っているのが通天閣ですね。
ラウンジはそこそこの広さがあります。アフタヌーンティー、カクテルタイム、朝食とそれぞれ写真右手のカウンターにお料理が変わって並びます。
東側、御堂筋が見える席はパーティールームとして使えるようでした。こちら方面は北浜エリアのランドマーク的なマンション群が見えます。この視界の奥に大阪城公園があるのですが、ちょっとここからだとビル群に阻まれて大阪城は見えないでしょうね。
珍しいパッカのお茶が並んでますね。独特なフレーバーのお茶があるのでぜひお試しあれ。もちろんコーヒーやソフトドリンクなどもドリンク類はかなり充実していました。ティータイムはパティスリー系が並びます。
夜のアルコールもかなり豊富。ここはカクテルスペース。カクテルのレシピなども置かれています。逆サイドにはもちろんワイン系も氷に載せて用意されていましたよ。一方、食事は野菜ディップやハム、チーズ類など酒のあてが中心で夕食にするには人によっては物足りないかもしれません。
朝食は卵料理はオーダー式で、他はビュッフェスタイル。写真のようにエッグベネディクトも選べます。ビュッフェはマスクとビニール手袋着用とコロナ後のニューノーマルスタイル。食パン専門店の高匠さんのパンなどもありました。
まとめ
御堂筋沿いでまた好立地のホテルが登場してくれました。もちろんこの界隈の5つ星ホテルと比べると少々見劣りしますが、逆にビジネスホテルと比べるとかなり良く、しかもお値段もリーズナブルなので有力なホテル候補ではないかと思います。とりわけベッドの質が良かったのが僕的には好印象で、今後、この界隈を訪れる際には積極的に使っていこうと思いました。