コロナ禍でしばし営業を休止していた三越前駅直結のマンダリンオリエンタル東京でしたが、7月頭に営業を再開しています。
GoToキャンペーンが始まるのに合わせて予約したのですが、開始直前に東京が除外となってしまい、やむなく通常料金で宿泊することになってしまいましたが、滞在そのものは非常に満足がいくものでした。
目次
ホテルへのアクセス
三越前駅の地下街からホテルに直接アクセスできるので便利ですが、東京駅や神田駅からも余裕で徒歩圏です。
地下からアクセスするとこちらの1階の入り口にたどり着きます。この先、エレベーターを登って最上階の38階がフロントです。エレベーターは1組ずつ順番に利用するようになっておりました。
1階にはこちらのショップがありますが、こちらも営業休止中でした。客数が少ないので営業しても利益出ないんですかね。
こちらが38階のフロント前の広間です。チェックイン時は少し混んでいましたが、落ち着いたこのエリアでのんびり待つのも悪くないです。オリエンタルな風味がありつつも和のしつらえですね。
下のフロアのレストランなどはまだ再開時期未定で、下のフロアへはアクセスできなくなっていました。
廊下は黒基調で、ところどころ空いたスペースに壺が飾られていました。
写真ではわかりづらいですが、部屋の取っ手の位置がすごく低く作られています。どういう設計意図があるのかはわかりませんが、こんな位置にあるのは初めて見ました。
一休ダイヤモンド会員のサービス
今回は一休で予約して行ったので、ダイヤモンド会員特典として、こちらのブレンドティー(2000円相当)をお土産にいただきました。あと後述しますが、ホテルのサービス料3000円分がいただけたのでルームサービスで利用しました。
デラックスプレミアキングの部屋
客室は30階から36階までのフロアにありますが、アサインされたのは35階のデラックスプレミアキングの部屋でした。
部屋の作りはオーソドックスですが、ランプやデイベッドの形などユニークです。ベッドは硬くも柔らかくもなくちょうどいい硬さでした。枕のクッション性も程よく、軽めの掛け布団も絶妙最高の寝心地でした。シーツは若干ノリがかかったような感じですがすべすべつるつるで触り心地も悪くありません。
ウェルカムスイーツとしてホテルオリジナルのマンゴープリンです。東京にはマンゴープリンが冷蔵庫に用意されているホテルはちょいちょいありますが、ウェルカムスイーツとして出てくるのはここだけ。
スカイツリービュー
正直、このあたりは高いビルが林立している印象があったので眺望は全く期待していなかったんですが、いい意味で見事に裏切られました。
この通りスカイツリーが見えるビューの部屋でした。江東区、江戸川区方面になると思いますが、超高層ビルがないので非常に開けた視界です。正面にはもちろん高層ビルが並びますが、ホテルの高さが一段上なのでこの眺望です。
台風の来ない歴史的な7月ということで長引く梅雨空が残念でしたが、雲がスカイツリーを隠したり見せたりして通り過ぎていく様子がそれはそれで楽しめました。ずっと外を見ていられます。
夜は雲が去ってくれてライトアップされたスカイツリーが映えました。こちら方面を見るのは初めてじゃないかな。この景色も東京っぽさがあっていいですね。
そしてこのビュー、東横インがたくさん目につきます。宿泊ニーズ多いんでしょうか。
部屋の設備
部屋にほんのりレモンぽい、カモミールっぽいいい香りがふんわり漂ってるなと思ったら、こんな芳香剤が置かれていました。ベッドに寝転がった時に一番香りを感じます。
いい演出だなと思いました。これなら匂いが嫌いな人はシンクに流してしまえばいいですし。
エスプレッソマシンはイリーのマシンでした。いつも書いてますが、ネスプレッソより特別感があります。
冷蔵庫はこちら。ノルウェーの山岳地帯からVOSSの水がありました。
ランドリーのロゴがかわいい。
カトラリーはこちら。これでシャンパンをいただきました。
やはり浴衣があります。
双眼鏡も置いてありました。
バスルーム
水回りの設計が独特です。扉のないシャワールーム。バルセロナのマンダリンオリエンタルではひどいことになりましたが、こちらはシャワールームの水は風呂場外には飛び散らないようになっていて、これはありだなと思いました。
狭い空間でも開放感抜群です。
アメニティ類は箱ではなく紙の袋に入っています。アフターコロナ定番の除菌グッズもここに並びます。
エココンシャスということで、歯ブラシとクシは木製でした。このクシは最近いろんなホテルで見かけます。プレスチック削減のはずが、ホテルの包装箱を開けるとさらにプラ袋に入っていることがよくあり中途半端だなと思うことが多いですが、ここのはちゃんと袋も紙製でした。
シャワーアメニティはイタリアのBOTTEGA VENETAです。ポマードの匂いでした。イタリア系に多い香りですが、ちょっと苦手なんですよね。。
裏にカタカナで書いてあるボッテガ・ヴェネタがちょっとかわいい。微妙なニセモノ感を感じる。(もちろん本物です)
部屋の入り口には、ペニンシュラでおなじみのパススルーボックスがついておりました。この小さな扉を通して、従業員の方と顔を合わせることなくランドリーサービスのやりとりなどできます。
インルームダイニング
このホテルは38階のピッツァ・バーなど有名ですが、残念ながら休業中です。対面ライブ席なのでやむなしですかね。一休のサービスで3000円分のバウチャーがあるのでルームサービスでこれまた有名なハンバーガーをいただくことにしました。
夕食
ホテルのすぐ隣に日本橋三越があるのでデパ地下巡りを楽しみ、ついついノリの良い店員のお姉さんに乗せられてシャンパンなど買ってしまいました。ボランジェです。
付け合わせはフレンチポテトを選びましたが、この絵面、ジャンキー感は出ないですね。罪悪感なく食べられます。笑
バーガー自体の味はやや薄味で、ピクルスがパクチーの味がしてアジアンな感じがしました。ポテトの方は塩味がしっかり効いていました。細いので食が進みペロリと平らげてしまいます。
朝食
ケシキというレストランでの朝食はチェックイン時に時間指定が必要です。僕がチェックインした時は8時から9時のゴールデンタイムはすでに埋まっていたのでルームサービスでいただくことにしましたが、部屋で食べるのも悪くないですね。美味しかったー。
エッグベネディクトの付け合わせのほうれん草が円盤状に畳まれているのがユニークです。
小さいサイズのステルトンの水筒も可愛いですね。このサイズ感ちょっと家に欲しいかも。ステルトンには本場のラディソンブルと同じくおかわりのコーヒーが入っています。カフェラテをオーダーしたので、中はカフェラテで満たされておりました。
ケシキの朝食はこちらの記事をどうぞ。
マンダリンオリエンタル 東京の富士山ビューの部屋と百名店ケシキの朝食都内の高級ホテルの朝食は下記の記事にまとめています。
コロナ禍でも朝食がおいしかった東京都内の高級ホテル総まとめ(ビュッフェもあり)フィットネスも再開
サイトではジムは閉まっていると書いていましたが、行ってみると要望が大きいので再開しているとのことでした。あまり大きくないですが、一通りの設備は揃っています。
このホテルは残念ながらプールはありません。ここのスパは天空のスパの呼び名で雑誌とかでたまに見かけますね。
以上、クラブラウンジやプールがないマンダリンオリエンタル 東京ですが、眺望も素晴らしく部屋籠りステイには持ってこいのホテルでした。総じて満足度が高く、またレストランが再開した頃に訪れたいなと思っています。
追記: ということで逆サイドのビューの部屋に泊まってきました。> マンダリンオリエンタル 東京の富士山ビューの部屋とケシキでの朝食