ロンドンサウスケンジントンの3大博物館

今、上野の国立科学博物館で大英自然史博物館展(会期:2017年3月18日(土)~6月11日(日))が開催されているというのを遅ればせながら知りまして。そういえば自然史博物館の写真があったのを思い出したので、ついでにすぐ横にある科学博物館とヴィクトリア&アルバートミュージアムも合わせて載せてみようと思います。

昔、イギリスに住んでいた頃のものなので旅の記録というわけではない上にちょっと古い情報ですが、、この3つの博物館はロンドンに行くなら絶対に行って欲しいオススメの場所です。個人的にはV&Aミュージアムは大英博物館よりも好きで何度も行きました。

それぞれ広いので1日で3つまわりきるのは結構しんどいかもしれません。もしも奇跡的に晴れていたら、途中で一休みして、ケンジントンガーデンズにちょっと足を伸ばしてみるのも素敵な休日の過ごし方だと思います。

サウスケンジントンの3大ミュージアム

自然史博物館


undergroundというのは地下鉄のことです。日本人が学ぶアメリカ英語だと地下鉄はsubwayでundergroundは地下道を指しますが、イギリス英語では逆の意味になってしまいます。この手の意味が逆転する単語はちょいちょいあるのですが、例えばイギリスでお馴染みのフィッシュ&チップスのチップスというのはポテトフライのことで、いわゆるポテトチップスのことではありません。ルームシェアしていたイギリス人とアメリカ人がこれはチップだ、いや、フライだって言い合いしていたのを思い出しました。イギリスでポテトチップが欲しい時はクリスプって言いましょう。まあ、わざわざ言わなくても山ほど店の棚に並んでいますが。ちなみにクリスプの味はビネガーが主流で、初めて食べた時はなんじゃこりゃと思いましたが不思議と慣れるもので、時々あの味が恋しくなるときもなきにしもです。と、イギリスの食について語り出すと本題に戻って来れなくなるのでこの辺で。


さて、入り口をちゃんと撮った写真が見当たりませんでした。苦笑


中に入ると以前はこの恐竜の化石標本(ディプロドクスのディッピー)が迎えてくれたのですが、なんと今年初めからイギリス巡業に出ていて、しかも2020年末に終わっても、もうこの場所には戻ってこないで外に展示されることになるそうです。


上の方に大きな木の切り株があります。樹齢1300年のジャイアントセコイアだそうです。


猿たちが飛び回っています。こういう演出も面白い。


ヨーロッパの博物館に行くと子供たちがあちこちで寝転がってるのが印象的ですね。日本だったら親に激怒されると思いますが、文化の違いを感じる瞬間の一つです。


博物館っぽいエリアです。いろんな鉱石がいたと思います。


こんな動物大集合エリアもあります。上のフロアから見下ろすこともできますよ。横には色々な動物の解説がありました。写真を漁っていたら象と馬の骨格と走り方のメカニズムの違いを説明したパネルとかがあって、つい読み耽ってしまいました。


でもこの博物館の目玉はやはりこの恐竜エリアでしょう。薄暗い古い神殿風の中を。アトラクションのような橋の上を歩いて行きます。ちょっとワクワクします。


こんな感じで化石が浮かび上がっていたり、中には肉体の再現された像もいます。


このティラノサウルスくんは動いて吠えてました。なかなかのクオリティでしたが今もいるんでしょうか?今だったらVRとかARの展示物なんかもありそうですね。

ロンドン科学博物館

自然史博物館の横です。FREEって書いてある通り無料で入れます。ロンドンはこういった博物館にいずれも無料で入れるのがすごくいいところだと思います。でもあちこちに寄付ボックスは置いてあるので、余裕のある方はぜひ寄付しましょう。

やはりイギリスといえば蒸気機関でしょう。ということでいろんな昔の機関車が置いてあります。もちろん飛行機も飛んでます。写真の奥に石膏像が並べられているのは謎です。科学の発展に寄与した偉人とかでしょうか?

車を縦積みにしてやろうという発想。いいですね、好きです。一番下の車、なぜか日本のナンバープレートですね。

いろいろ専門エリアが分かれていますが、船のエリアには帆船から豪華客船まで。こんな断面図もあって楽しめます。


科学技術といえば、やはり宇宙船は外せません。アポロですよ。10号。横には飛行機エリアが広がります。


こんな実験体験ゾーンもあります。子供も大人もみんな色々やってました。


学習ゾーンといえばいいでしょうか。インタラクティブなアトラクションがたくさんあります。複数階あるので、これも一つ一つ試しているとあっという間に一日たってしまうと思います。

ヴィクトリア&アルバート博物館


これまた入り口の写真が見当たりませんでしたが。右の建物がそれです。


ミケランジェロのダビデ像を始め。美大生にはお馴染みのブルータスやジョルジョといった石膏像のレプリカたちが並んでいます。


かつて装飾美術館という名称であった通り、いろんなレリーフが見られます。また、工業振興、デザイン発展というのがこの博物館発祥の背景にあるということで、学生デザインコンペの優秀作の展示や工業デザインのエリアもあります。


こんな柱なんかをそのまま持ってくるという発想がすごいです。こんなのが何本もいるのはなかなか圧巻ですよ。


ガラス細工や壷のエリアも。現代作家の作品展示もありました。


ギラギラした装飾品のエリア。

中庭です。まあ、天気は期待しないでおきましょう。とにかく大きいので、カフェで休憩しながら回るといいと思います。キリがなくなってしまうのでほんの一部だけしか載せていませんが、ここはエリアごとにいろんなものが展示されています。本当にオススメなのでロンドン旅行の際にはぜひ旅程に組み込んでください。

 

イギリス写真は大量にあるので、また気が向いたらアップしてみようと思います。

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