ザ・ウェスティン・エクセルシオール フィレンツェ アルノ川サイドの部屋

花の都フィレンツェの中心部、アルノ川のほとりにあるウェスティン です。2019年現在、268箇所あるウェスティン の中でエクセルシオールと名のつくホテルはこことローマの2つだけなので、少し特別感があります。

ホテル正面はちょっとした広場が広がります。左手に教会がありました。

フィレンツェ中央駅から10分もかからない立地で、スーツケースに優しくない石畳の街で、とても便利な立地です。ヴェッキオ橋などのある中心部へも10分程度ですので、荷ほどきをして街に繰り出すのにちょうど良いと思います。

真正面にセントレジス がありますので、マリオット会員の方はお好みで。川沿いでヴェッキオ橋が遠くに見えるかもと期待しましたが、流石にそちらまでは見えませんでした。テラスにジャグジー付きのベルヴェデーレという部屋からは見えるようですが、お値段は10倍ほどでした。東京並みの酷暑の夏場には最高に気持ち良さそうですが、観光名所の宝庫フィレンツェ では贅沢すぎますね。

対岸から撮影した夜のホテルです。いい雰囲気ですね。屋上でグリーンに光るレストランSE·STO on Arnoの評価が高いようですが、フィレンツェ には行きたいレストランが多すぎて、結局行かず終いでした。

ご参考。こちらがホテル正面から見えるセントレジス です。少しセントレジス の方が小さいんですね。お値段的にもやはりセントレジス がワンランク上ですね。

ホテル入ってすぐの生花がゴージャスでした。内装は全体的に豪華なつくりで、東京や大阪のウェスティン とよく似た雰囲気です。

こちらはフロントです。この重厚感のある木目調がウェスティン っぽいです。

エレベーターホールがこちら。あちこちに飾られている絵画がちょっとした美術館風で楽しめました。

こちらが廊下の様子です。ぐるっと中を一周できますが、途中、段差があったように思います。結構広いのでぼんやり歩いているとどこにいるのか位置関係を見失いますが、まあ、一周すれば問題なしです。

アルノーリバー プレミアム キングルーム

アサインされた部屋は南向き、アルノ川に面した部屋です。ヨーロッパのホテルでありがちな部屋が全て微妙にサイズが違うのが見て取れます。なんども泊まってみても違った発見がありそう。

こちらが部屋の様子です。板張りの床はスベスベで転倒注意です。壁はクッションが入っておりました。古い建物にしては天井高が十分あり、開放感あります。スーツケースを広げるスペースも十分にありました。その分、テレビは今どきにしてはやや小さめに感じます。

別アングルから。川沿いの窓の外の景色が見所ですが、やはり古い建物ですので、窓は小さめ。外向きに配置されたチェアに座って堪能しましょう。チェアの奥の扉はコネクティングルーム用ですので、開きません。

ベネチアのウェスティン (今はセントレジス に変わっています)と同じく、防犯のため窓の扉には通常鍵がかかっているので、部屋に案内された際に開けてもらいましょう。

窓の外がこちら。柵のつくりが心もとないですね。堰があるので、川の流れはゆったりです。

正面に見えるのはサン・フレディアノ教会。中心街からはやや外れた立地ですが、フィレンツェ らしい黄色からこげ茶の街並みは変わらず。十分に街の雰囲気を味わえます。西の山に日が落ちていくのを、川のせせらぎの前でのんびりと眺めて過ごすのも悪くない。

日が落ちると、ちょうど川が堰き止められたあたりで夕涼みする人々がやってきます。若者たちが爆音で音楽を流して騒いでおりました。窓の防音性能は高くないので、窓を閉めていてもちょっとうるさい。

冷蔵庫の中です。イタリアンビールがなかったのはちょっと残念。

冷蔵庫の棚の上にはおつまみが並んでいました。

水のデザインがちょっと高級感を損なう感じでしたが、タダなのでしょうがない。

東京のウェスティン でもおなじみのピローミストが置いてありました。

ターンダウン後のチョコレート。靴磨きもしていただけるようでした。

部屋の外、小さな廊下を通ってバスルームへ。右の鏡の扉の後ろがクローゼットです。傘が傘立てに置いてあるのは珍しいですね。大概クローゼットのパイプハンガーにかかっている印象ですが。

洗面台はダブルシンクで広々使えます。シャワーのデザインがちょい昔のヨーロッパデザインで、例によって水と熱湯、ハンドシャワーとレインシャワーの切り替えがよくわからないタイプ。冷や水レインシャワーを浴びないように慎重に操作します。

トイレもごく普通。もちろんイタリアですからビデ付きです。

アメニティ類も恵比寿のと全く同じものでした。ただし、イタリアは歯ブラシは備えられていないので持参必須です。

朝食会場 ORVM Breakfast Lounge

朝食は一階のサロン風の会場です。朝陽を浴びる明るい感じではないですが、しっかり作り込まれた部屋で、シックに落ち着いた朝を迎えられます。これはこれでなかなか良かった。

部屋の片側に料理が並びます。そこそこの品揃え。もちろんエッグステーションもありますよ。

棚の上はこんな感じでした。日本ではあまりヨーグルト食べないですが、ヨーロッパに行くとついつい手にとってしまいます。なんか濃厚で美味しいんですよね。

さて、安定のウェスティン品質で、なおかつ歴史を感じる建物の雰囲気もとても◎なホテルでしたが、ホテルの設備はやや古めでしたので、もしもう少しモダンなデザインがお好みでしたら、ベッキオ橋真横のルンガルノがオススメです。

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