森ビルによる再開発が続く虎ノ門ですが、その中でも象徴的な建築物である虎ノ門ヒルズの上層階に入るアンダーズです。周りにはそこまで高い建物が多くなく、頭一つ抜けているこのポジションからは(南西側の部屋を選べば)東京タワーを正面に拝むことができます。スカイツリーに電波塔の役割を譲ったとはいえ、未だ東京を代表する輝く塔を眺めながら過ごす夜はやはりちょっと特別です。
旗が翻りますが、ちょっとわかりづらい入り口。1階のおしゃれなカフェを通り、高層51階のフロントにエレベーターで登ります。びっくり価格のレジデンスのエントランスがそばにあり、ちょっと他とは違う佇まいです。1階のレジデンスとの共用部は写真禁止とのことでしたのでお写真はありません。
目次
タワービューキングの客室
客室は47階から50階の4フロアにあります。廊下の作りが洒落ています。
もちろん皇居や湾岸エリアも捨てがたい魅力がありますが、ここはミーハー根性で東京タワービューを選んでみました。
部屋の様子はこのような感じで和風を意識している様子。木の机のリボン型の入れ子材が可愛いです。
部屋からは東京タワーが正面に。
日が沈む前の景色。ちょっとどんより気味ですが、それでも素晴らしい眺めです。
ベッドサイドには、定番のBOSEのスピーカーに北斎漫画が置いてあります。
ルームライトやシェードなどのボタンはこんなレトロなスイッチでコントロールします。思わずかちゃかちゃやってしまいます。
冷蔵庫のドリンクはアルコール以外は飲み放題です。野菜ジュースが置いてあるのは珍しい。
もちろんネスプレッソにお茶のセットもあります。このへんの配置が機能的だなと思った記憶がありますが、写真がなかった。。
説明が難しいのですが、この写真、洗面エリアとの間を仕切る棚の背面です。この鏡の裏側にタオルなど揃っており、写真の右側の紺色の棚あたりは荷物置き場になっています。ここは扉を閉めることもできるようになっていました。
棚の下には浴衣とデザインが揃えられたスリッパ。草履風のデザインのものもあり、浴衣と揃えて使うとより雰囲気が出ますね。
洗面台も木製です。この木の素材感を生かしたテーブルがホテルのいろんな場所で見かけます。これ何年くらい持つんでしょうかね。
洗面台の裏側に風呂場があります。
結構な広さがありました。2面に鏡が貼られているのでさらに広く見えます。
アメニティが他で見たことのないブランド(ペリカン石鹸)のものでしたが、なんか酒麹的ないい匂いがしました。結構好きかも。
トイレは安定のTOTOですね。
アメニティ類はこのように機能的に収まっています。四角い箱が整然と並ぶ感じで虎屋の羊羹を思い出しました。美味しそう。真ん中の紐は、引いて取り出すために付いているようです。ちゃんと考えられているデザイン。
天空のスパ
こちらのホテルに泊まるからにはぜひスパエリアを満喫していただきたいです。
さすがヒルズを冠する巨大建築だけあって、プールも広々。20mあるそうですので全力で泳げます。水質も抜群で、さすが入会金百万を超えるのも納得のクオリティです。難点をあえてあげるなら、プールと窓の距離があるので、プールに入っていると景色は見えないです。この点は海外の屋上インフィニティプールと違うところ。まあ、どうせ泳いでる時には見えませんから。
ビート板など水泳道具ももちろん揃い、水やタオルも適時補充されていました。何より人が少ないのがいいですね。
温水エリアは奥になにやら気になる空間が。
やはりありました、ジャグジー。
なんだか洞窟の奥深くに来たようで、不思議な感覚。
リラックスルームには、マッサージチェアも配備されていて、のんびり日頃の疲れを癒すことができます。サウナもしっかりついていますよ、
追記:こちらの記事> 【2020-21年版】室内プールで選ぶ東京都内の高級ホテルステイ(オールシーズン対応)にも書いた通り、ここのプールは僕的には都内でベスト5に入るプールです。
ルーフトップバー
虎ノ門ヒルズの先端の三角のあたりにはルーフトップバーと結婚式場があります。フロント階でエレベーターを乗り換えて最上階の52階へ。
Rooftop Bar the SUHIということで、ここは奥のカウンターでは本格的な寿司を食べることもできてしまうという一風変わったお店です。ホテル客でなくとも入れるので、ホテル内は外人さん多めですが、ここは日本人のカップルが多め。
ルーフトップと言いつつも、かなり高いガラスで仕切られているので、バンコクや香港のルーフトップとは違って乗り出して外を見ることはできません。ただオープンエアーなだけなので、正直車の音がうるさいだけだったりしますが、まあ、体験として一度くらい行ってみてもよいかも。
アンダーズラウンジでのイブニングタイム
チェックイン、チェックアウトはこの写真のテーブル席で行われるのですが、このラウンジエリアで夜はナイトキャップが用意されます。裏手にはエスプレッソマシンやお茶なども用意されており、24時間このエリアで滞在OKのようです。
ワインやちょっとした(というよりちゃんとした)おつまみが用意されます。
メーカーのプロモーションのようで、特別にレモンビールがあるということでオススメされました。
ザ タヴァン グリル&ラウンジの朝食
朝食会場は上のアンダーズラウンジの奥にあります。ラウンジにも軽食が用意されていますが、ここの朝食は美味しいのでちゃんとこちらでいただくのが正解です。
窓辺からは遠くにスカイツリーも見えます。が、朝靄でうっすらでしたね。
※朝食の内容は、下記の記事にまとめ直しましたのでご参照ください。
まとめ
このホテルに泊まると帰り際になぜかお土産にお菓子がもらえます。むき出しのまま渡されるのでなんか笑えますが、なにがもらえるかお楽しみに。お子様は喜ぶと思います。
さて、サービスには定評のあるアンダーズですが、東京でもそのクオリティは健在でした。和テイストのこだわりが随所に見られて外国人にも人気がありそうです。この時は東京タワービューを選びましたが、もちろんこの立地ですから他のサイドも絶景であること間違いなしなのでまた今度行ってみようと思います。
追記:
こちらの記事 > アンダーズ東京は皇居ビューの部屋が絶対おすすめ(タワービューじゃない)で書いた通り、この記事のタワービューの景色は2021年現在ではアイキャッチの画像ほどの絶景ではないのでご注意ください。もちろん今でも東京タワーは見えるので、東京らしい景観という意味では価値のあるビューですが、真横に高層タワーが完成してしまいました。