東京タワーとスカイツリーが同時に見えるザ・プリンスパークタワー東京のテラスルーム

東京タワー至近の5つ星ホテルが今回のザ・プリンス パークタワー東京です。

2005年開業なので、高級ホテルの開業ラッシュが続く東京では古い部類のホテルになってきましたが、大規模なパーティルームをいくつも備え、チャペルや温泉、さらにボーリングができる施設まであり、多彩な利用客に対応できる高級ホテルです。

僕も仕事のイベントなどでお世話になったことがあるホテルでしたが、今回は東京タワービューのテラスルームに滞在してきたのでそのレポートです。

ホテルへのアクセス

最寄駅は芝公園駅または赤羽橋駅でどちらからでも5分ほどの距離感かと思います。

こちらは芝公園から撮った写真ですが、左がプリンスパークタワーで、東京タワーとの近さが際立ちますね。なお、東京タワーの最も至近のホテルはこのホテルの姉妹ホテルでもある東京プリンスホテルですが、そちらは4つ星ランクになります。

フロントロビーはこのような落ち着いた雰囲気です。まだまだ年季を感じさせないモダンなインテリアに期待が高まります。

ホテルの内部に空洞があるタイプですね。2000年代のホテルは世界的にもこの作りが多いように思います。このタイプのホテルでは、地上の中心部から見上げて撮ると、このように面白い写真が撮れますのでトライしてみてください。

パノラミックキング(バルコニー付き)|東京タワー側の部屋

32階まで客室がありますが、今回のアサインは21階、北向きの東京タワービューの部屋です。

3階から18階までのレギュラーフロア(パークフロア)と19階以上のフロアで利用できるエレベーターが異なります。19〜28階がパノラミックフロア、29〜31階がプレミアムクラブフロア、32階がロイヤルフロアという呼称でそれぞれ部屋のランクが異なります。

で、パノラミックフロアの低層の部屋からの眺めがこちら。東京タワーはやや高台の上にあることもあり、21階からでも見上げるような感覚です。この写真にも写るエディション虎ノ門で感じたような浮遊感を味わうには30階でもちょっと足りないかなという印象ですが、これも十分に素晴らしい景色です。目の前の緑と奥の超高層ビルの街並みのコントラストが最高です。主役の位置にある増上寺の本堂が改修中なのがちょっと残念でした。

上の写真は東京タワーが際立ちますが、こちらの写真のように、拡大すると右手のビルの谷間にスカイツリーもしっかり見えます。写真だと小さいですが、肉眼でははっきりと東京タワーとスカイツリーの両方の全貌が見えます。両タワーを建物に阻まれずこれだけはっきりと視界に捉えられるのはこのホテルだけじゃないかな。

※ 他に東京タワーとスカイツリーが見えるホテルは下記記事を参照ください。

部屋からの景色はこのような感じです。

別アングルから。北向きの部屋なので直射日光が入らず、高層ビルだと過ごしやすく程よい明るさになります。仕事するにも良い環境だと思います。

枕はやや高めでしたが、ふっくらと沈み込みがあって程よい感じです。ベッドもこのクラスのホテルの標準的な硬さだったと思います。

テレビ台の下に金庫がありました。珍しい位置にあるなと思いました。テレビは可動式でベッドサイドに向けられるので寝そべって見ることができます。そしてトランクが気になりますね。

中にはテレビのリモコンに電気系統のグッズが。コンセントのプラグは海外のホテルにあると重宝するので、海外の方には嬉しいと思います。

リビングに向かう通路に小さめのクローゼットがあります。

リビングのソファ横の戸棚はミニバーです。開けるとまず目に入るのがこちらのネスプレッソ。水色のヴィヴァルト・ルンゴ・デカフェはこないだネスプレッソが現在の在庫で終了とのアナウンスを出していたのでそのうち変わると思います。

冷蔵庫の品揃えはこちら。シャンパンが寝転んでたのは写真撮った時には気づかなかった。こんな置き方してるのは初めて見ました。

棚の中のミニチュアアルコールやお茶類は割と定番が並んでいます。

ミニバー横のスーツケース台の下の棚にはパジャマが入っています。東京の5つ星ホテルでは珍しく浴衣はありません。

バスルームはこちら。シングルシンクでトイレもむき出しな当たりはちょっと古さを感じます。シャワー室もレインシャワーは付いていませんね。

地下の天然温泉に行ったので使いませんでしたが、ジェットバスですね。

バスアメニティはタラソテラピー(海洋療法)で有名なTHALGOです。地下の温泉はすごく塩味がしましたがあれもきっとその一貫なのだと思いました。

トイレにもやや古さを感じますが、やはりTOTOのウォシュレットです。

ちょっと部屋にいて目が痒くなったので空気清浄機を持ってきてもらいました。部屋にあらかじめ置いていないところでもどこのホテルも常備していると思いますので必要な方は頼んでみてください。これ、喫煙室で使われまくっていたらしく、目の痒みはおさまったものの、部屋がタバコ臭くなってしまった。。。

ホテルの施設

冒頭でも述べた通り、こちらの見取り図のようにホテルの地下には多数のパーティールームが広大な空間に大量にあります。かなり大規模なイベントにも対応できるので、利用されたことのある方も多いのでは。

地下、スパエリアには結構歩きます。途中にはお酒の品揃え豊富なローソンがあり、ちょっとした買い物は外に出ずに済ませられます。ただし、現在9時ー21時の営業時間になっているので行く時間は注意しましょう。

スパに向かう途中にはこちらのボーリングサロンがあります。これはユニーク。

スパ&フィットネスエリアは残念ながら写真禁止だったので写真はありません。天然温泉は、数十人が一度に入れるくらいの規模感の広い浴槽でとても気持ち良いです(しかも独占して泳げました)。

ドライサウナは80度ほどの低音設定ですが、赤外線の器具が多量に付いていて、温浴効果抜群でした。浴室の外に休憩スペースもあるのでサウナーな方も満足できると思います。浴場、サウナには高級ホテルでは珍しくテレビも付いていました。

33階 ブリーズ ヴェールで朝食

20年12月現在ではコロナの影響により朝食ビュッフェの提供は停止しており、和洋食のメニューからの選択式になっています。

和朝食御前がこちら3570円です。焼き物は鰈の照り焼きか鶏肉の照り焼きが選べました。ご飯も白米と五穀米の選択式です。

洋食のメニューはこちら。コロナ感染対策の一環でしょうか、メニューは紙ではなくiPadでの提供でした。

コロナ中の都内の高級ホテルの朝食は下記記事でまとめて確認できるのであわせててご覧ください。

コロナ禍でも朝食がおいしかった東京都内の高級ホテル総まとめ(ビュッフェもあり)

インルームダイニング

夕食はインルームダイニングで酢豚のセットをいただきました。サービス料込みで4000円ちょっと。ホテル内にいろんな種類のレストランが入っているので、ダイニングのメニューはかなり種類豊富です。

このクラスのホテルにしては若干リーズナブルなメニューもあるように思いました。まあ、この辺りは近くに食事処が色々あるので外で食べるのが正解だとは思いますが、部屋から出ずに済ます誘惑には抗えず。。

おまけ:ナポリスタカのピザがおすすめ

すみません、もうちょっとちゃんと撮ればよかったですが、こちらがお店の佇まいです。こちらのナポリピザのお店に久々に行ってきましたが、ここは食べログの百名店に入るほど高評価なこともあり、平日のランチタイムはサラリーマンで激混みのお店なんですが、今回はほどほどの混み具合で並ばずに入れました。

今回いただいたのがこちらのきのこのピザ。モチモチのピザ生地にすごく伸びるチーズが最高です。あとサラダとドリンクが付いて1200円です。

昔の携帯写真を漁ったらマルゲリータの写真が見つかったので、ついでに載せておきます。

立地はホテルからは東京タワーの下をくぐって歩いて10-15分ほどの距離感ですね。かなりボリュームがあるのでちょうどいい腹ごなしになると思います。

ソーシャルディスタンスが取りづらいレイアウトで、集団で来て大声で喋る客もいたりするので気にされる方はご注意ください。

まとめ

20年に続き21年度版のフォーブストラベルガイドでも4つ星評価を獲得していますが、正直、フォーブスの格付けは当てにならないのでそれほど期待せずに行ってみましたが、いい意味で裏切られました。

最新鋭の設備には及ばないのは仕方ないですが、その分リーズナブルに泊まれますし、何より東京タワーとスカイツリーを同時に見つつ、自然も都会のビルも視界に入るという好立地です。もちろん見晴らしは高層階が良いとは思いますが、低層階であっても開けたビューなので残念な思いはしないで済むかと思います。

おそらく今回ご紹介した東京タワー側のビューがベストだとは思いますが、朝日や夕日が見られる方角の部屋も捨てがたい魅力があるような気がしますので、また次の機会には別の部屋を見てこようと思います。

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