ローズウッドホテルバンコク プレミアルーム滞在

バンコクのプルンチット駅周辺には、パークハイアットやオークラなど奇抜な外観が目を惹く高級ホテルが立ち並びますが、その中でも特に変わったデザインのホテルが今回のローズウッドホテルです。

ホテルへのアクセス

プルンチット駅直結で、駅から連絡橋を通って直接ホテルにアクセスが可能です。この周辺は通勤ラッシュ時にはひどい渋滞が発生するため、空港からは電車移動がおすすめです。

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以前ご紹介したアテネホテルから見えていたこの写真左手の、三角形の変わったビルがこちらのホテルなんですが、2019年3月に開業したばかりということで、実はまだ真新しいバンコクで話題のホテルの一つです。手を合わせた形をあしらったデザインということで、言われてみれば確かにそのように見えてきます。

駅と繋がるフロアにはアート作品の展示があり、ちょっと特別な雰囲気です。7階のフロントにエレベーターでアクセスします。

フロント階では凝った作りの飾り付けがお出迎えです。ウェルカムスイーツなどもさりげなく用意されています。

フロント横にはいろんなオブジェが並びます。チェックイン時には、オブジェに紛れて並んでいる水が提供されました。

フロント前のソファです。まだこなれていない感じがしましたが、総じて丁寧な接客で好感を持てました。レイトチェックアウトもオファーされましたので(僕は早い出発だったので不要でしたが)、フライトの時間が遅い場合など、事前に伝えておけば滞在を延長してもらえるでしょう。

チェックインを済まして、客室専用エレベーターで部屋に案内してもらいます。エレベーター前にもフロントにあったようなオブジェが並んでおります。

廊下も雰囲気があります。額の飾りかたもいい感じですね。ふわっと香る匂いも高級感がありました。

プレミアルーム

今回、傾斜した窓が気になっていたプレミアルームに滞在しました。駅に面する側の一際大きなサイズの部屋です。

ルームキーのサイズがユニークでした。一般的なカードサイズよりも一回り小さいカードで、ポケットに小さく収まるのが使い勝手良しです。

さて、期待していた斜めのガラス戸ですが、周りの高層ビルから丸見えなこともあり、スモークがかけられていました。ぼんやりと周りが見える程度で、都会の中で開けた視界を期待していたので、やや拍子抜け。

何より鳥のフンや雨水の跡なが残っていてお世辞にも綺麗とは言えず、、これはデザインの敗北だと思いました。合掌するタイの挨拶をイメージしたというデザイン意図はわかるのですが、このデザインを売りにするなら、日々のメンテナンス性もしっかり考慮すべきと思います。ただ、傾斜が逆になる低層の部屋であれば綺麗だと思うので、高層階ではなく、低層階をリクエストするのが良いかもしれません。真下の道路の音は大きくなると思うので一長一短ですが、高層階でもこれだけガラス面が広いと防音性能は低く、外の爆音はかなり聞こえていました。

しかし、部屋のサイズは十分広く、居住性に関しては文句なしです。調度品の一つ一つも高品質で、色々と趣向を凝らしているところには好感が持てました。

大鏡も効果的に配されており、より部屋が広く感じます。

シェードを閉めるとこんな感じです。天井が狭いのでやや圧迫感を感じます。ベッドはやや固めの部類でした。たくさんある枕はふかふかで布団も柔らかく、しっかり眠れました。が、部屋のエアコンが壊れていたのか集中管理なのかわからないですが、どう設定を変えても強風のままでずっと寒かった。

ベッドサイドからは、奥にパークハイアット、線路を挟んだ逆サイドにはオークラが見えます。

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ウェルカムフルーツはみかんでした。日本人的にはドラゴンフルーツやマンゴーなど南国ならではのフルーツを期待したいところですが、日本では珍しくもない温州みかんが意外と東南アジア圏の高級ホテルでは採用比率がそこそこ高かったりします。

サイドテーブルの小鉢にはチョコレート。

テレビリモコンも革のカバーに収納されています。

ベッドサイドには、小物を入れる空の箱にジェネバのスピーカーが入っていました。

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時計はアナログ式。コチコチ音が鳴るタイプは嫌ですが、真っ暗な中で眠りたいので、ライトが消えないデジタル時計よりはアナログの方がよいと思います。操作盤なども主電源を落としたら全部消えるようにしてほしいといつも思います。

ミニバーはネスプレッソ。お茶の抽出できるカプセルもありました。たまに見かけますが、このホテルで見たのが初めてでした。

スナック類もちょっと高級な感じがします。きれいにオーガナイズされて配置されているのはトヨタ式がしっかり輸出されているバンコクらしいですね。

カクテル用のグッズも揃います。写真には写っていないですが、この横に洒落たレシピブックなども置いてありました。

ドリンク類は全て無料とのことで、足りなければ追加してくれるということでしたが、こんなに飲みきれない。

こちらがクローゼットエリアです。バスルームとリビングの間にあります。部屋のサイズからするとやや手狭でしたかね。

このグレイの羽織がすごく着心地よかったです。

スリッパが2サイズ用意されていました。ワンサイズじゃないのも珍しいですね。

シューキーパーにメガネケースと、細かい備品も抜かりないです。

バスルームエリア奥。このダブルシンクからも奇抜な外観のパークハイアットが見えます。もちろんここもシェードを閉められるようになっていますが、まあ洗面エリアに窓はいらないかな。

シンク前から振り返ってバスルームを見渡したところ。バスタブが見えますが、通路を挟んで右側にはシャワールームとトイレが並んでいます。

きっといい素材なんでしょうけど、やはりトイレは日本製を導入してほしいところ。あとバンコクでは珍しくトイレットペーパーが固かったです。

オリジナルのシャンプー類。匂いはおとなしめだったと思います。

飛行機のビジネスクラスのバッグのような袋の中にアメニティはまとめられていましたので、全部出して並べてみました。

棚の下、トイレットペーパーが箱に収納されていたり、パスソルトもありました。

ダイソンのドライヤーをホテルで見たのはこのときが初めてでした。

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プール

この滞在中には入りませんでしたが、まあまあの広さのプールですね。立地的にも階層的にも景色は微妙ですが、一応、インフィニティプールです。もちろんプール横にジムもあります。

朝食会場

フロント階のエレベーターで、フロントと逆サイドにレストランがあります。

あまり広くないのでずっと人がいっぱいだった印象です。給仕さんはいっぱいいましたが、なかなか隅々まで目が届いていない感じでサービスはちょっとイマイチに感じました。

このカウンターも利用できます。

料理はオーダーするので、ビュッフェで並ぶ料理は品数少なめでした。ちっちゃいバナナが可愛い。

パン類の種類はそこそこ。いろいろ選べます。

外のテラスにも席がありますが、暑いので誰もいませんね。

カーエントランス

車でアクセスする際はこちらのスペースになります。ちなみにホテルからドンムアン空港までは、高速代込みで600バーツで固定レートのようです。プールにも滝がありましたが、ここでも同じように水が流れています。

以上、あちこちに配されたオブジェをはじめ、細かいこだわりに好感の持てるホテルでした。その分、バンコク内でも最も高価な部類に入るので、あえてリピートするかどうか悩むところですが、総合的に見ると同程度の値段設定でかつ立地もほぼ同等のパークハイアットの方に軍配が上がるかなというのが個人的な感想でした。まだ新しいホテルなので、これからオペレーションは改善されていくでしょうから、今後に期待したいところです。

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