【21年6月開業】アロフト大阪堂島のロフトスイートに滞在

今回の宿泊記は6月末に開業したばかりのアロフト大阪堂島です。昨年、銀座にアロフトが日本初上陸してから間もなくの2軒目ですが、選ばれたのは従来、堂島ホテルがあった立地です。

1984年開業の堂島ホテルは結婚式場として選ばれることも多く、数多くのご夫婦の思い出が残る場所だったのではないでしょうか。僕も披露宴に招待されて行ったこともありますし、その特徴的な外観は目を引くものがありました。昔撮った写真を載せておきます。↓

堂島ホテルの写真(2013年頃)

従来のブランドイメージとは大きく異なるアロフトとは、また思い切りましたが奏功するのでしょうか。今後が気になりますが、そんなアロフト大阪堂島の開業直後の滞在レポートをしていきます。

ホテルへのアクセス

ホテルの立地は、梅田地下街の最南端を地上に出てすぐ。大阪市内北部を分断する中之島のすぐ北にあります。少々歩く必要はありますが、地下街を進めば大阪駅からホテルまでほぼ濡れずに歩いて行けます。

ちなみにこの地下街、僕もかつて仕事でよく通っていた時期があるのですが、平日朝夕の通勤ラッシュ時は逆走困難なものすごい人の流れになります。いつも今でかい地震起きたら死ぬなと思いながら歩いていたのを思い出します。コロナの影響でマシにはなっていそうですが、移動タイミングは念のためご注意ください。

ホテル外観はこちら。堂島ホテルの面影はなくなり、現代的な装いに生まれ変わっています。

ホテルの内装のポップな雰囲気や天井のデジタルサイネージなどは銀座のアロフトと同様。フロアは銀座よりも広いですかね。同じく今年の3月に心斎橋にできたWホテルを少しカジュアルにした感じです。

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各階のエレベーターホールには、豊臣秀吉やグリコのマーク、くいだおれ人形や阪神っぽいユニフォームなどなど、大阪に馴染みのある衣装に扮した恐竜のキャラクターイラストが並び、落ち着いた雰囲気でありながら賑やかです。エレベーターの内装は中之島エリアの有名な橋の絵が描かれています。3台それぞれに違う橋なので、何度も乗ってチェックしてみてください。

廊下の壁面には夜の都会の街並みが描かれていました。

ロフトスイートの部屋

最上階の一つ下、13階の南東向きの角部屋、ロフトスイートへのアサインでした。中之島側を向いた一番いい位置の部屋ですね。

リビングルーム

部屋に入るとダイニングテーブルとリビングスペースが併設された広めのリビングが目に入ります。期待以上の出来栄えにテンションがあがります。

リビング側から。このダイニングテーブルとチェアがよくできていて、作業台として使うのに絶妙な高さでした。写真でもうっすら見えていますが、テーブルの下には冷蔵庫が隠れており、アイスペールも収納されていました。この台、うちにも一台欲しいな。

ダイニングテーブルの上には、ネスプレッソやお茶用のデロンギのポットなどのミニバーセットと並んでマーシャルの音源が用意されています。メッセージカードを持つのはネジで作られたブラスバンドのオブジェ。

リビングのチェアにはレコードが置いてありました。なかなかおしゃれな雰囲気。

窓の外の景色は期待しないでください。足元には最近問題起こしまくっているみずほ銀行の堂島支店があります。あと正面のビルの下にファミマがあるので便利ですよ。

コロナグッズの消毒ジェルは大阪の高級ホテルでよく見るタイプのものが置かれていました。前回のリッツ・カールトン大阪とも同じですね。

ベッドルーム

ベッドルームは角部屋です。車通りの多い道路なのでちょっとうるさいのはやむなし。あまり防音性能は高くありません。テレビは壁掛けタイプですが、可動式なのでベッド側に向けて見ることもできます。

ホテルの南にはサントリーの本社ビルがあります。ちょうどこの写真で見えている屋上の広場ですが、ここは例年であればビアガーデンが開催されていて大賑わいなんですが、残念ながらコロナ禍の禁酒令で閉鎖されている様子でした。

上を向くと中之島のフェスティバルゲートの姉妹棟がそびえます。右のウェストタワーの高層階はコンラッド大阪が入ります。下記記事のクラブラウンジからの写真には、アロフトが工事中だった様子が写っていますね。当時、まだこのホテルがどのブランドになるかは公表されておりませんでした。

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窓のスクロールカーテンには、なにやら大阪弁らしきことばが連綿で綴られていました。気になる方は読んでみてください。

洗面エリア

ベッドルームの裏、リビングのお隣のスペースに洗面台があります。ダブルシンクで広々。

アメニティはこんな感じ。普通の4つ星クラスの品揃えですね。アロフトのバスアメニティ類(シャンプー類は風呂場にあります)、トイレの芳香剤みたいな匂いでかなり僕は苦手です。。。これが好きって人も中にはいるんでしょうけど、少なくとも日本人受けはしないと思うんだよな。これまで数え切れないほどホテルに泊まってきましたが、僕的にはあらゆるビジネスホテルも含めてここのやつがダントツでワーストです。

ドライヤーは最近ちょくちょく見る頻度が増えてきたサロニア。おしゃれないでたちの割にはリーズナブルな機種ですね。 > 高級ホテルで採用されている安心高品質のヘアドライヤーまとめ

バスルーム

洗面所から下がると、トイレとバスルーム、そして物置きスペースがあります。左下のスーツケース台の中にパジャマやスリッパなどが収納されています。

物置はオープンスペースです。ハンガーに消臭スプレー、スチームアイロンなど。

バスルームはちゃんとした自宅風のお風呂場です。最近4つ星ホテルでよく見るボタン式のシャワースイッチになっていますね。これそんなに良いとは思わないのですが、水栓の閉め忘れ防止とかですかね。

トイレ

トイレが二つついていました。リビングの手前にある方はシンク付き。壁紙の紋様が堂島ホテルの壁面をあしらったデザインです。こんなところで旧意匠を継承しているんですね。ちなみにこの柄は洗面台の後ろにも貼ってあります。鏡に写っていたのに気づいた方はいらっしゃいますかね?

あとアロフト銀座の方で酷評したトイレットペーパー上の台はガラスではなく金属製でした。これなら割れなさそうで安心です◎

風呂場横にもあります。こちらはシンクなし。

フィットネス

2階には、コインランドリーとフィットネスエリアがあります。4つ星クラスのホテルとしては充実した機材だったと思います。

壁面は道路のデザインで、働く車やヘリコプターなどのミニチュアがたくさんくっついています。お水はペットボトルは用意されておらず、給水機から紙コップでいただくパターンです。

レストラン

1階路面の明るい雰囲気のレストランで朝食はいただきます。食堂風ですが銀座のせせこましい感じはなく席間隔も取られていて、こちらはかなり好印象でした。

ハーフビュッフェスタイルで、奥の冷蔵庫にはドリンク、コールドミールなどが写真右手に並びます。

真ん中の台上にはコーンフレークなどが並び、部屋にもいたネジのブラスバンドが彩りを添えます。賑やかで楽しげな雰囲気。

卵料理は定番のオムレツや目玉焼きなど選べます。写真はスクランブルエッグ。

まとめ

総じて満足度の高い滞在でした。開業直後でまだ不慣れなスタッフが多い印象は拭えませんでしたが、そのあたりはこれからでしょう。

昨年、銀座のアロフトはかなり強気の値段設定でスタートして、案の定、3分の1くらいの値段に落ち着きましたが、ここはどうですかね。大阪市内はなかなか5つ星が増えない代わりに4つ星クラスのホテルが着々と登場してきているので、それらと比較すると立地的にはやや不利ですし、銀座ほどではないですがやはり少々強気な値段設定のように思えます。ここも半年くらいすれば適正価格に落ち着いていくんじゃないかな。

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