過去何度も泊まってきたプリンスギャラリー紀尾井町ですが、今回の記事では紀州、尾張、井伊の御三家が並ぶ通りが由来の紀尾井町、ホテルが位置するその地名を冠した紀尾井スイートを取り上げてみます。
目次
紀尾井スイートの部屋
フロントがある最上階36階の角部屋へのアサインでした。
部屋に入ると無駄に広い廊下がお出迎え。右の扉が応接室、左奥がリビングルーム、その手前の扉がトイレです。
部屋の入り口にはバトラーボックスがあり、荷物などはスタッフと対面することなくこちらのボックスで受け渡しが可能です。また、朝の新聞などもドアノブにかけられるのではなく、ここに配布されます。
リビングルーム | グランドデラックス コーナー キング
紀尾井スイートのリビングスペースのレイアウトは、グランドデラックスコーナールームのレイアウトと同じです(記事はまた別途書きますが、完全一致です)。大きなソファーの後ろにキャリーケース台があります。オリンピックのメイン会場だった国立競技場や赤坂離宮、そして奥には富士山が見える絶好の視界に面してデスクも配置されており、仕事も捗ります。
その富士山の夕焼けの様子がこちら。天気に左右されますが、やはり富士山が見えるとちょっと特別な気分になります。
国立競技場の右手方向には新宿方面が見渡せます。ただ、正面にはホテルニューオータニのタワー棟があるので30階くらいだとこれが邪魔をしてそちら方面の視界は閉ざされてしまいます。
また、もう一面の方向は特徴的なランドマークはないものの、東京のビル群がずらっと立ち並ぶ都会的な景色を堪能できます。
クローゼットの中身は他の部屋と同様。シューシャイン(靴磨き)のサービスもあるので、革靴でお越しの方はご利用ください。寝巻きにはパジャマと浴衣が用意されています。空気清浄機がデフォルトで用意されているのは花粉症の身にはありがたいです。
ベッドエリアはリビングと接続しているスタジオタイプのスイートです。
ベッドサイドには客室専用のiPadがあり、これで部屋の電気の調整やインルームダイニングのオーダーなども可能です。これも他の部屋と同様。このホテルのベッドの寝心地は5つ星ホテルの中でも良好で、個人的にこのホテルのベッドの固さ加減がベストマッチします。*普段敷布団で寝ている方にはちょっと柔らかいかもしれません。
グランドデラックスタイプ以上の部屋ではBOSEのスピーカーがお馴染みの四角いタイプではなく、一回り大きなよりパワフルなものが用意されております。
ミニバー
デラックスルームは後述する応接室にある茶器ですが、グランドデラックス以上の部屋にはこちらのシルバーの高級感ある急須が用意されています。
冷蔵庫の中身は他の部屋と同じですね。
ミニバーも同様。
ウェルカムグッズのおかきも全室共通ですね。
バスルーム
バスルームはビューバスになっています。ダブルシンクでないのが残念ですが、洗面スペースは十分な広さがあります。
デラックスルームの洗面台の1.5倍くらいの広さですかね。ここには椅子などもあります。ちなみに右手の扉がトイレです。
バスアメニティ類は全室共通。このホテルはフェイシャルグッズもついてきます。
バイレードのアメニティは、デラックスルームの一般的なサイズの40mlの倍、80mlの大容量が洗面台、そしてバスルームに用意されています。
参考 > バスアメニティの記事
ドライヤーはパナソニックのナノイーが採用されています。
トイレ
バスルームに隣接したトイレはこのようなタイプ。リビングの外、廊下に面してもう一つあります。
応接スペース
さて、このスイートルームには大きな応接室がついています。これは一人で使うには完全に持て余す空間。。。商談などに使えそうですね。
別アングルから。家具のデザインなどはやや昭和感がありますが、まあターゲットの年代がそうなんでしょう。あまりわくわくする感じではなく、落ち着いたトーン。
もちろんこの部屋にも一通りのアメニティセットが用意されています。こちらの部屋の茶器類はデラックスルームで使われているものが採用されていますね。ちなみに紅茶は高級茶葉のロンネフェルトです。
高級ホテルで飲み比べてわかった美味しいお茶まとめクラブラウンジ
スイートルームステイではもちろんクラブラウンジを利用できます。
ここで優雅にアフタヌーンティーをいただきながらチェックイン・チェックアウトも可能です。4度目の緊急事態宣言が明けて以降は、カクテルタイムなどビュッフェ風のサーブが復活しています。
お料理はこんな雰囲気。それほど種類があるわけではありませんが、好きなだけいただくことができますし、軽く済ませたいのであればまあまあ十分かなと。ホットミールなどお味は良いと思います。
カクテルタイム以外にはお菓子類が並びます。
アフタヌーンティーのケーキセットは小皿でワンセット用意していただけます。複数人であれば、タワー式の本格的な台で用意してもらえるので雰囲気を楽しめると思います。マリオットのプラチナ以上の会員であれば、16時まで滞在できるのでチェックアウト日にも提供いただくことができます。
朝食
ラウンジの朝食はコロナ以降停止しており、メインダイニングのオアシスガーデンでの提供となります。オペレーションはコロナの状況でコロコロ変わっていましたが、概ね下記の記事が参考になると思います。
【フォーブス5つ星獲得】プリンスギャラリー紀尾井町、コロナ前後の朝食を比べてみましたまとめ
以上、今回は紀尾井スイートの滞在レポートでした。応接室は大人数でないと持て余してしまうので、通常の滞在であれば同様の客室のグランドデラックスコーナールームを選べば十分かなとは思うものの、いろいろと使い道はありそうなお部屋でした。