ザ・リッツ・カールトン・ジャカルタのプレジデンシャルスイートに滞在

ジャカルタにはリッツ・カールトンが2軒あるのですが、今回は、前回のメガクニンガンからやや北西部に位置するパシフィック・プレイスという場所にある方の滞在記です。

東京のリッツ・カールトンとは違って、海外ではスイートへのアップグレードやラウンジ利用など、リッツであってもマリオット上級会員の恩恵が得られることはしばしばあるのですが、この滞在時にはホテルの中でも最高の部屋となるプレジデントスイートにアップグレードしてもらえました。流石にこのレベルのアップグレードは過去に経験がありません。

ということで時価100万円超、クラブラウンジに匹敵するサイズの部屋を独り占めしてきた体験をさっそく書いていきたいと思います。

ホテルへのアクセス

ホテルの立地は、ジャカルタ市内南部地域の高級ホテルが集まる地区にあります。ホテルに隣接した大きなショッピングモールがあり、日本人御用達の歓楽街なども近く、飲食には困らないですね。以前、滞在記を書いたフォーシーズンズからも車でほんの5分ほどの距離感です。

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ホテルはビルの高層部に位置し、21階のチェックインカウンターを抜けて客室専用エレベーターに乗り換えるタイプです。東京のリッツと同じですね。このホテルはフロント横にクラブラウンジが広がっていました。

プレジデンシャルスイートの部屋

最上階25階の北側の一面、4部屋分の区画に陣取るプレジデントスイートの部屋です。340㎡の広さは、東京のリッツのデラックスタイプの部屋が7つ分くらいのサイズ感でしょうか。

エレベーターホールから出てすぐの場所に堂々たる扉がお出迎えしてくれます。部屋の端から端まで歩くのに50歩ほどかかる大空間でした。記事執筆時点の直近3ヶ月くらいの時価は115万円ほど。

リビングルーム①

部屋の扉を開くと正面に現れるリビングスペース。応接間といった趣ですね。

ウェルカムスイーツはリビングの鏡面テーブルの上に。

もちろん手書きのメッセージカードも添えられています。

リビングルーム② + 書斎

お隣の第二のリビングには、部屋を見渡せる配置でデスクスペースがありました。

リビングスペースは第一の部屋よりも少しくつろげる雰囲気がありますが、いかにも重役用といったデスクが引き締めた空気感を醸しています。壁面の棚には趣のある陶磁器が並んでいました。

ダイニングルーム

ダイニングには、アニメや漫画の悪役が悪巧みをしていそうな円卓があります。バーカウンターも用意されており、その裏にはキッチンスペースも備わっています。ちょっとしたパーティーに利用できそうですね。

キッチン

一軒家のキッチンに匹敵する広さの調理スペースには冷蔵庫にウォーターサーバーが備わっています。

ミニバー

リビングからベッドルームに抜ける小部屋にミニバーセットがあります。コーヒーはネスプレッソでしたが、茶葉はTWININGSとリッツ・カールトンにしては珍しいチョイス。TWGの箱に収まっている姿からコロナでのコストカットがあったのだろうなと苦しかった懐事情が垣間見えます。

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ベッドルーム

ベッドルームももちろん広々としたサイズです。ソファエリアに加えて、こちらにも大きなデスクスペースを備えています。ベッドルームということで、全面ガラス張りだったリビング・ダイニングと違って控えめな窓です。

ターンダウン時には、折り返された布団の端にリッツ・カールトンのロゴマークが刺繍されたブックマークのプレゼントが置いてありました。足元には靴磨きサービスの袋が出されていますね。ベッドサイドに添えられてあったいつものリッツ・カールトンロゴのチョコは、大きさは一緒でしたがなぜだか縦横のレイアウトが歪で微妙に不細工な仕上がり。どうしてこうなった。

バスルーム

ベッドルームを抜けた先、バスルームに通じるスペースもビジネスホテルの1室が作れそうな広さです。あとリビングの方にもひとつ物置きスペースがありましたかね。収納スペースが大量にありすぎるので、荷物の収納を適当にやってしまうと忘れ物をしてしまいそうでした。

そしてもちろんバスルームもこの通り。ガラス張りのトイレとシャワー室を超えた先には、ジャカルタの街を臨むビューを備えたジャグジーが据えられています。

高層ビルで遮られていないため、最高の眺望です。25階にしては高さがあるように感じましたね。一人だと広すぎるバスタブは水を貯めるのに結構時間がかかります。赤いバスソルトは石鹸の香りがしました。

アメニティはメガクニンガンとは違うパッケージでしたが、中身はおおよそ似た感じでしたね。流行りのエコタイプのプラスチックがなんとも安っぽさを醸しています。。中途半端にコストカットするならいっそ欧米のようにアメニティをなしにするのもありだと思いますがね。

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トイレ

もちろんバスルームとは別に、リビングに併設されたトイレもあります。TOTOのウォシュレットですね。

プール&フィットネス

プール

広い敷地内の一角にプールがあるのはメガクニンガンと同様ですが、こちらのプールの方がひと回り小さいサイズでした。ベンチに陣取るとスタッフの方がお水など用意してくれたと思います。

敷地内を散策すると野外イベントができそうなスペースなどもありました。現代的なビルに囲まれている中ですが、敷地内に植えられた南国特有の植物が異国にいることを思い出させてくれます。

フィットネス

ジムスペースはリッツ・カールトンにしては小さいですが、機材は一通り揃ってはいました。

サウナ

更衣室の奥に温水のジャグジーと、ドライサウナ、ミストサウナが設置されています。

ちょっと狭いですが、年数の割にきれいなサウナルームでした。

クラブラウンジ

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーも選びきれない種類が並びます(写真に写るのはほんの一部)。インドネシア産コーヒー豆を使ったサイフォン式のコーヒーのプレゼンテーションもありました。

カクテルタイム

やはり種類豊富で、日替わりのインドネシア料理のスペシャルメニューや寿司カウンターで握り寿司などもありました。夕方のカクテルタイムにお食事をいただいているとホテルのGMの方からの挨拶もあり、やたらとスタッフが構ってきます。スタッフの数が多くて、暇なんだろうなと。。

朝食

朝食も種類豊富です。夜に食べ過ぎたのでちょっと控えめに終えようと思ったら、食後にメッセージ付きのデザートを持ってきてくれました。

隣接するショッピングモール

隣接するパシフィックモールというショッピングモールはホテルの1階から裏口でつながっています。高級ブランドが並び、上層階にはレストランもたくさんあったので食事には困りません。昼時は周辺のサラリーマンが昼食に大量に押し寄せて来ていたので、平日のお昼は少し時間をずらして訪問するのがよいかもしれません。高級スーパーも入っており、日本のお菓子なんかも大量に売っていましたね。

まとめ

言うまでもなく大満足の滞在体験でした。古いホテルの割には部屋の設備にも不都合は感じませんでしたし、マリオットの上級会員特典でラウンジが使えるのも点数が高いです。前回レポートを書いたお隣のメガクニンガンと比べると、若干、宿泊料金は高いものの、アップグレードがなかったとしてもこちらに軍配があがるかなと思います。ジャカルタで定宿にしたい候補ホテルの一つですかね。

ジャカルタのマリオット系列では最新のウェスティンもおすすめです。

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