今回は再びアメリカ、首都ワシントン滞在で利用したリッツ・カールトンの滞在記です。
コロナ規制がほぼ撤廃され、残るは公共交通機関利用時のマスク着用義務のみ(守らない人が一定数いる)というアメリカのアフターコロナの2022年初夏、多くのホテルはコロナ前と変わらない営業スタイルに戻っていましたが、その中では、ここワシントンのリッツ・カールトンでは、若干、他よりもコロナ対策が強めに感じました。
目次
ホテルへのアクセス
ワシントンの観光スポットが集積しているナショナルモールからはやや距離があり、特に西部の自然史博物館やナショナルギャラリーなどのあたりに行くにはバスやタクシーでの移動が必要な立地です。そして少し距離のある高速鉄道の発着駅、ワシントンユニオン駅(Washington Union Station)までのタクシー料金が15ドルほどでした。
ホテルの内装はリッツ・カールトンらしいグレイッシュな白基調にゴージャスなシャンデリア。あちこちに胡蝶蘭の飾りも見えます。
客室フロアもグレイ基調ですが明るい印象で高級感があるしつらえです。
プレミアルーム ガーデンビューの部屋
エレベーターホールのすぐ隣、ちょっといびつな形の中庭にせり出したレイアウトの客室へのアサインでした。
ベッドルーム
ソファもあり広々と使える室内。リッツ・カールトンにしてはややポップな印象ですが、もちろん高級感はあります。部屋の冷房がちょっとうるさかったかな。
冷蔵庫の中身は空っぽ。東京のリッツ・カールトンもコロナ初期は冷蔵庫の中身がなくなっていたことがありましたが、2022年時点でもそうなっているのは世界的に見ても珍しい対処です。
そしてコーヒーや紅茶などのアメニティもなく、、これはさすがに5つ星ホテルでは初めての経験です。。。
ウェルカムスイーツはぶどう、プラム、みかん、ピーチ、りんご(ぶどうの下に隠れてます)と盛りだくさん。ビタミン不足になりがちな長期旅行ではフルーツは地味に助かります。
ターンダウン時のチョコレートはいつものリッツ・カールトンチョコレートよりも一回り大きなサイズのホテルオリジナルのものでした。
ベッド横のクローゼットはスーツケースを並べて収納できるくらいのまあまあのサイズ感。扉の内側は姿見になっています。
シューケアや裁縫グッズなどはクローゼットではなくデスクの棚に入っていました。靴磨きサービスもあるようですね。
中庭に面した5階の部屋はちょっと景色は残念でした。
リッツ・カールトンの室内オーディオはチボリ(TIVOLI)を見ることが多いのですが、ここワシントンでは、やはりブラック&シルバーの定番のタイプが採用されています。
高級ホテルで採用されているオーディオ機器まとめバスルーム
リッツ・カールトンにしては珍しくシングルシンクですが広さはまあまあ。バスタブもちゃんとありました。バスローブは外側はつるつるで内側も柔らかいタオル地で快適な肌触り。スリッパはありません。(アメリカのホテルは5つ星ホテルでもほとんどスリッパが用意されていないので持参しましょう。飛行機で提供されるものを持っていくのもおすすめです)
独立したシャワールーム、そして奥にトイレという配置。シャワールームはヘッドシャワーだけで全身を洗うにはやはり少し使いづらいです。
バスアメニティはリッツ・カールトン御用達のアスプレイではなく、モルトンブラウン。アスプレイと同じくロンドン発のブランドです。やはり高貴さを感じる香りでしたが、女性的な香りがするアスプレイとくらべてこちらはよりダンディーな香り。立地的にもビジネス利用の客層が多いからなのかなと思ったり。
【厳選16ブランド】高級ホテルをバスアメニティで選んでみるちなみにスリッパと同じく、歯ブラシやクシ、シェーバーなどもないのがアメリカンスタンダードなので忘れずにお持ちください。
採用されていたヘアドライヤーはアメリカでよくみるアンディス製。特に高級感は感じないシンプルなタイプ。アメリカではこだわりのありそうなドライヤーはほとんど見かけませんね。
高級ホテルで採用されている安心高品質のヘアドライヤーまとめプール・フィットネス施設
バスケットコートなどもあり、かなり本格的なジムがホテルの2−3階部分に併設されています。ジム利用の際にワクチン接種証明書の提示を求められました。証明書は常時携帯していましたが、空港のカウンターを除けば、このときが世界一周旅行の中で唯一提示した場面でしたかね。
少し白く濁った塩水でちょっと潮っぽいというか海のような香りがただよっていてあんまりいい感じはしませんでした。。スイムレーンが分かれているのでがっつり泳げます。下の更衣室フロアにサウナがあるので、サウナ後にプールでクールダウンできます。
プールの外にはデッキチェアが並びます。中庭に面して住宅があるのでちょっと人の目は気になりますが、壁面に囲われたエリアもあったので気になる方はそちらへどうぞ。
朝食レストラン
雰囲気のよいレストランです。空いていて快適でした。
メニューはこちら。シカゴのリッツ・カールトンと同じく、アラカルトで選んでいくスタイルでした。
シグニチャーと書かれていた蟹身の入ったエッグベネディクトをオーダー。味は悪くありません。分量もほどよい感じで満足感はありました。お値段的にも現在のアメリカのインフレ具合からは良心的ですね。ただ、現在の1ドル140円を超える円安を加味するとやはり割高です。
まとめ
観光目的での滞在には立地面ではやや不利ですが、その分、ナショナルモール周辺のホテルと比較すると少しリーズナブルに滞在できると思います。ホテル内部はきれいでサービス品質も申し分なく、充実したフィットネス設備もあるのでおこもりステイにはもってこいのホテルでした。