コロナ禍の中、9月に開業したばかりの最高級ホテルブランドの一つ、フォーシーズンズ東京大手町に一休.comのルームサービスでの夕朝食付きのプランで宿泊してきました。
まだ東京のGoToが始まっていないにも関わらず活況でしたが、開業したばかりということもあってまだまだオペレーションは模索中な様子で、ちょっと接客が追いついていない感じでした。そこは今後の改善に期待したいところです。
しかし、設備は当然最新鋭、新築の匂いに、丸の内エリアの絶景、さらに絶品の食事と、超高級ホテルに相応しい条件が揃っていて大満足のステイでしたので、これからGoToを利用した滞在を検討中のみなさんに向けてご紹介していきます。
※この記事はスーペリアタイプの部屋の宿泊記です。その他の部屋やホテル全般に関してはこちらの記事をご覧ください。 >フォーシーズンズ東京大手町の滞在情報まとめ【全方位眺望写真あり】
目次
ホテルへのアクセス方法:目指す出口はC4
最寄駅は大手町駅ですが、まだできたてのフォーシーズンズは駅の案内板などにも記載がありませんのでしたので詳しく載せておこうと思います。
大手町駅は地下道で東京駅ともつながっていますが、アマンやパレスホテルの記事でも書いた通り、階段を登り下りする必要があるので、雨が降っていなければという限定つきですが、東京駅からアクセスするなら地上からがおすすめです。
大手町駅周辺地図
C4出口です。大手町(一)と記載のあるエリアですね。ここにフォーシーズンズの入るOTEMACHI ONEビルが完成しました。このビルは三井物産の新本社も入る、三井グループの総力をかけたビルの一つと言っても過言ありません。
大手町駅構内案内図
大手町駅の構内図がこちらです。何度も繰り返しますが、とにかくC4出口を目指してください。目的地一覧の中にフォーシーズンズはまだ記載がなく、探しても無駄ですのでご注意を。
C4出口に近づくと、このような広告を見かけると思います。
そして地下からのビルへの入り口がこちら。右手にC4出口がありますが、そちらではなく、自動ドアを抜けてOTEMACHI ONEに入ってしまってください。
OTEMACHI ONEの中を進むとこのエスカレーターが見えると思います。ここを一番上の地上階まで進むと、右手にホテルのフロントがあります。ここまで来ればもう迷わないでしょう。
ビルの1階には、日本三大怨霊の一つに数えられる平将門の鎮魂のための立派な神輿が配されたエリアがあります。非常に広い空間。ホテル入り口はこの写真の右手側です。
1階で検温と消毒をします
ホテルの1階のレセプションでは、この写真中央部に2つ並ぶ顔を写しながら検温する機械で熱がないかチェックします。また、アルコール消毒も促されると思いますので大人しく従いましょう。
チェックイン時、かなり混み合っていたのでしばしこのエリアで待たされました。
最上階の39階にフロントがあります
39階に直通のエレベーターでアクセスすると、皇居を挟んで新宿方面がお目見えです。
左手ではアフタヌーンティーを楽しめるザ・ラウンジがあります。このあたりでもしばしチェックインまでの順番待ちです。並んでいると途中でとても甘いリンゴジュースを提供いただきました。ちょっと甘すぎでしたが、味はよかった。
外国人のスタッフが多い印象です。英語で接客されたりしました。笑
ちょっと立って並ばないといけないのはイマイチでした。これだけ空間があるのでもうちょっとソファなど増やして座って待てるようにできないものか。次の滞在時には改善されていることを望みます。しかしこのご時世に大繁盛はいいことです。
客室用エレベーターからフロントを見たところです。中央のフラワーアレンジメントに天井の文字のインパクトがあります。和風モダンな雰囲気はとても◎
客室フロアの廊下はシックでいかにも高級そうな雰囲気です。ところどころに木彫りのオブジェが配されています。
デラックスルーム(本当はスーペリア) キング 皇居御苑ビューの部屋 37階
皇居御苑ビューということで、アマンのデラックスルームと同じく皇居正面向きかと思いきや、(もちろん皇居も見えますが)六本木方面に向いたビューでした。
※この部屋は実はスーペリアの部屋でした。予約よりもグレードの低い部屋に通されました。デラックスルームは見取り図左右のもう一回り大きい部屋です。その本当のデラックスルームの滞在記はこちら > フォーシーズンズ東京大手町の皇居ビューの部屋とピニェートのダイニングを満喫してきた
ということで、以下、スーペリアの皇居御苑ビューの部屋の滞在記です。
ルームキーは木目の素材でした、これはレアですね。
部屋に入ると、閉まっていたブラインドがこの写真のように中途半端なところまで自動で上がって迎えてくれました。入るや否や新築の匂いが最高です。
窓側からの写真。
今回、ちょっと写真が多めなので、ここからスライドショーを多用しますが、その前にパノラマ写真を載せておきます。
あまりうまく撮れてませんが、なんとなく雰囲気はわかるでしょうか。
部屋からの眺望
部屋からの眺望はこちら。パレスホテルを超えて皇居外苑、そしてずっと奥に東京タワーが見えます。パレスホテルからだと東京タワーは先っちょしか見えませんが、この高さからなら半分は見える。
【外出自粛解除後】パレスホテル東京 バルコニー付きの部屋から皇居を望む
ちょっと残念だったのが、ガラスが2重サッシになっており、反射光が映り込みやすいのできれいに写真を撮るのが難しいことです。防音効果は抜群なんですがね。
夜景はこちら。時間帯ごとに変化する東京タワーのライトアップも満喫できます。
この部屋からはアマン東京が真横に見えました。アマンは僕が宿泊した営業再開したばかりの8月はかなり稼働を抑えているという話でした(記事はこちら >【8月営業再開】アマン東京のデラックスルームから皇居と新宿の摩天楼を望む )が、この明かりの灯り具合をみると、通常営業に近づいているのかなと感じます。
部屋の設備
エココンシャスということで、ベッドリネンなどは3日に1度の交換が基本だそうです。最近の流行りですが、ちょっとビジネスホテルっぽいなあと感じます。
一方、最近のペーパー類削減の流れに負けず、大量の紙グッズです。用途不明な札に、和式装丁のメニュー表などこだわりを感じますし、マーブリングした便せんなども味わいがあってよかったです。
エココンシャスとか言いつつも電子化しないあたりなんだか矛盾を感じますが、しかしやはり高級ホテルでは紙類はぜひこだわり抜いて残して欲しい。
なんて思いましたが、丸の内のフォーシーズンズではフォーシーズンズ グループとして紙の削減を目指しているということでほぼ電子化されていたため、新規オープンの今だけの特別処置かもしれないですね。※新規オープンの特別仕様だったようです。再訪時には簡略化されていました。
コロナ後の新3種のグッズはマスク、ジェル、ウェットティッシュがすべて用意されていました。なんのこっちゃという方はこちらをどうぞ > 【アフターコロナ】国内の高級ホテルがどう変わったのか解説します
Boseのこのタイプの音響はあまり見ないですね。
テーブルの上にはウェルカムフルーツの梨がありました。もうそんな季節か。
また、草加せんべいがコンプリメント(無料)で用意されていましたが、これ激辛なのでご注意ください。僕は人並みに辛い物は食べられますが、これ1枚食べて腹下しました。。。 ※これも再訪時には部屋にありませんでした。
もちろんネスプレッソがありますし、冷蔵庫のラムネが地味に魅力的です。水はプラスチック削減で缶入りになっています。
クローゼットも最新鋭。新品のにおいです。ハンガーがやたらと多いのもこのクラスのホテルならではです。傘の柄が革製なのはユニークですね。
スリッパは大小の2サイズ。最近、ちょいちょいサイズ違いで用意されているのを見るのですが、そういうトレンドなんですかね。デザインは縁が深めに入っているちょっと珍しいデザインです。
ターンダウン時に、こんなグッズが置かれていました。眼鏡拭きのような質感の布(裏地がかわいいのでぜひ宿泊してGetしてください)右上の革製品は何なんだろう。用途がわかりません。
バスルーム
大きなバスタブのあるバスルーム。ダブルシンクで広々と使えます。シンクの蛇口の形がユニークでした。
バスタブ横の扉は開閉可能。このようにガラス面全開にもできます。奥の扉は左がトイレで右がシャワールームでした。
アメニティはこのような品揃え。やはりプラスチック削減で歯ブラシは木製でした。チューブ歯磨き粉が独立して用意されているのは珍しいですね。バスソルトはひのきの香り。
シャワールームも広いです。レインシャワーにハンドシャワー。隠れている裏側に鏡があります。
そしてバスアメニティはユリの香り。パリのフレグランスブランドのフレデリック・マル(frederic malle)です。
トイレはもちろんTOTOですね。
インルームダイニング(一休プラン)
ディナーで選んだのは、アスパラガス ミラネーゼ、マスの香草パン粉焼き、ピニェートティラミスの3品。あとパンと小さなチョコレートがついてきましたメニューを見るとビーフのメニューはかなりお高いので、肉を食べたい方はこちらのプランではなく、このプランとほぼ同額の15000円分のホテルクレジット付きのプランを選んだ方が良さそうです。
朝食は和朝食を選びました。どれも美味しくておかずがちょっと多すぎるくらいボリューム満点。朝から大満足です。
なお、ルームサービスなどは電話でももちろん可能ですし、部屋に添えられたタブレットやスマホアプリのチャットからも可能ということでした。まあ、電話しますけどね。
その他、フレンチレストランや別の滞在時のダイニング情報は下記の記事にまとめましたので合わせてどうぞ。
プール&ジム
ジムはフロントと同じ最上階39階にありますが、ジムエリアに直結する小さなエレベーター(こちらは現在、定員2名)で客室フロアから直接アクセスできるようになっていますので、バスローブ姿で部屋から行っても大丈夫です。
ただし、プールがとにかく人気で、早朝から一日中順番待ちになっていたので、事前に電話で確認するなどした方がよいと思います。早いもの順で予約はできませんので悪しからず。
受付横にはスポーツウェアなどの販売も。ちょっと高級なブティック風です。エレベーターから受付までの廊下にも茶器など様々な作品が展示されていました。
スカイツリービューのプール
高級ホテルのプールがこれほど混むケースは少ないのですが、今回、こちらのプールは行ってみて納得です。アマンやリッツ・カールトン、パークハイアットなども素晴らしいのですが、それらを抜いて東京で一番と認定したいと思います。
プールサイドは、常に掃除されており、さらにこのソファエリアも客がいなくなるやいなやすぐに綺麗に整えられていきます。(常に10組くらい待ち行列ができているようだったので当たり前っちゃ当たり前ですが)
プールの奥に見えるビューはスカイツリーサイドです。しかし、圧巻はそのビューよりもプールそのものです。この写真では伝わりづらいと思いますが、プールの中は全面ステンレス製で、その質感もかっこいいのですが、この中で泳ぐとなんとそのステンレス板に鏡のように自分の姿が映ります。
これはなかなか面白い。床面に映る自分の姿でフォームチェックしながら泳げるというのは初めての経験でしたし、色々工夫すればインスタ映えしそうな写真が撮れそうでした。※追記:再訪時にはプールの写真は撮影NGになっておりました。それ、このプールの魅力半減させてると思いますがね。若い客層を取り込む気ないのでしょうか。
夜はブルーライトで輝く水面や暗めのプールエリアの雰囲気が幻想的で素晴らしい。広さもあり本気で泳ぎたい勢のニーズにも答えられます。
もちろんジャグジーエリアもあります。温水。こちらも同じくステンレス張りになっています。真ん中の棒は上から打たせ湯が出ます。
逆サイドはヒートエリア。このタイル椅子が暖かいので(温水ですが)冷えた体を温められます。
ジムエリア
ジムエリアも常時人が利用していましたが、プールとは違って待たされることはありませんでした。都内のジムでは広い方ですね。機材も充実しています。
皇居を望むビューです。朝からこの景色を見ながら運動というのは実に気持ちがよいです。
奥の方からはプールと同じくスカイツリーも見えますよ。そして壁がガラス張りなので、このビューでスカイツリーと皇居が並んで見える不思議な景色を味わえます。
アメニティも揃っています。最近は水(と除菌グッズ)以外取り除かれていることが多いですが、充実の品揃え。筋トレ後の栄養補給にドライフルーツの詰め合わせ(真ん中のお盆の中)が手渡されました。
一休のプラン
ちなみに僕は一休のインルームダイニング付きのプランで予約して9万4千円ほどでしたが、10月の同じプランを見てみると、GoToの割引を含めて7万円ほどで見つかり、かなりお値打ちだと思います。そして何の間違いか、1名で利用するよりも2名で利用した方が安い料金が表示されます(GoToトラベルが人数分適用されるからですね)ので、ぜひ大切な方と一緒にお過ごしください。。
ちなみにGoToが始まって以来、軒並み高級ホテルのベース価格が上がっている中、ここは安くなっているのは不思議ですが、僕と同じく新規オープン狙いの客が相当数いたってことですね。
そういえばこのホテルはまだ一休ダイヤモンドの特典は設定されていないようです。丸の内のフォーシーズンズには設定があるので、そのうち追加されることを期待したいところですね。※追記: 13時までのレイトチェックアウトとウェルカムギフトが追加されたようです。
まあ、それを差し引いても、国内の高級ホテルは魅力的なサービス設定や価格設定がされている一休を利用するのがおすすめです。詳しくはこちらの記事へ > 国内の高級ホテルにもっともお得に泊まる方法【年200泊する僕が解説】
さらに、東京駅近辺のホテル探しなら下記の記事が参考になると思います。