ウェスティン東京のコロナ前後を比べてみました

今回は東京のウェスティンです。開業年は1994年で、やはり東京の高級ホテルの中では古い部類になってきましたが、まだ僕が学生だった頃には都内の高級ホテルといえばココという憧れの存在でした。個人的には新卒の入社式はここが会場でしたし、ビジネスのイベントで利用したことや、もちろん何度も泊まってきた馴染みのホテルの一つです。

正直、あまりによく泊まっているのでかえってこれまで撮った写真が少ないのですが、先日ちゃんとカメラを持って行ってきたので、過去の写真も漁りつつレポートしてみようと思います。(と言いつつ、部屋からの景色以外はほぼ携帯の写真です。。)

ホテルへのアクセス

ホテルの立地は恵比寿駅が最寄りですが、長い長い動く歩道を抜けて恵比寿ガーデンプレイスを通り抜けた先にあります。晴れていて荷物が少なければガーデンプレイスをそのまま地上を抜けるのがよいと思います。

ただし、奥の方にちょっと階段があるので、ガーデンプレイスに入ったらエスカレーターで地下に降りて地下通路からホテル専用口に向かうのがおすすめです。ガーデンプレイス内は写真撮影禁止なので画像はありませんが、案内があるのですぐわかると思います。

白金台や目黒からも十分に徒歩圏内ですが、わりかし坂があるので動く歩道と屋根のある恵比寿を使うのをおすすめします。

地下から入るとこちらのスペースに。見切れていますが右の壁には定番のベネチアの絵が飾られていますね。そういえば雰囲気はベネチアの名門ホテルダニエリに似たところを感じます。まあ、古い高級ホテルのいわゆるヨーロピアン・クラシック調のデザインはどこもこんな感じですが。

エスカレーターを登ってロビー前はこちら。ウェスティン大阪とよく似た雰囲気。

地上から来た場合、ガーデンプレイスの奥、高級レストランの代名詞ジョエル・ロブションのさらに先の道路を渡るとこちらのファサードが目に入ります。

エグゼクティブルーム キング

今回の滞在でアサインされたのは19階の部屋でした。角部屋ですが、このホテルはコーナールームも2面採光ではなく窓は1つです。

ベッドルーム

部屋のデザインはこのようにエグゼクティブフロアの共有部と同じカラーリングの落ち着いたトーンです。古いホテルなのでライティングが暗め。窓も小さいので昼間も部屋の中は割と薄暗いので、1日引きこもってるとちょっと体によくないかなと思います。ぜひ立地を生かしてガーデンプレイスに散歩に行きましょう。

同じ角部屋でも別なデザインの部屋の写真がありました。色味が違うだけで使い勝手は基本的に同じです。

部屋からの景色

この部屋の窓は北向きなので、西は渋谷から東に六本木、そして足元には恵比寿・広尾の高級住宅街が広がる景色が楽しめます。このホテルも近くに高層ビルが少ないので高層階からの眺めがかなり良好です。いろんなランドマークを一度に見られるのでお得感ありますが、全体的にちょっと距離はありますね。

ということで拡大してみると、正面には新宿エリア。NTTドコモタワーに奥にはモード学園のコクーンタワーなど。

さらに左側、ガーデンプレイスのマンションを挟んでずっと奥には渋谷の新ランドマーク、渋谷スクランブルスクエアがそびえます。一番左のはセルリアンタワーかな?右にはパークハイアットの入る新宿パークタワーや東京都庁なども。

夜になるにつれて足元の住宅街の暗がりに浮かぶ光と、そして東の六本木エリアの高層ビルが映えます。左からリッツ・カールトンの入る東京ミッドタウン、言わずと知れた六本木ヒルズの足元にはグランドハイアット、アークヒルズの右はオークラのタワー棟、エディションの神谷町トラストタワー、そして虎ノ門ヒルズはアンダーズですね。という具合に港区エリアの高級ホテルが揃い踏みです。

ちなみにこれらのホテルからの夜景はこちらの記事にまとめました。> 【全方位比較】東京の夜景が綺麗な高級ホテルまとめ(部屋からの写真つき)

部屋のアメニティ

睡眠のおともラベンダーバーム。世界のウェスティン共通でベッドサイドに置かれています。

コロナグッズは消毒用ウェットシートでした。他の低クラスのマリオット系のホテルでもよく見るやつです。5つ星評価のホテルは消毒ジェルか消毒スプレー、そしてマスクがあるものですけど(なくても問題ない)。

花粉シーズンにはうれしい空気清浄機。この機種は最新のホテルでも見かけますので新調されたものでしょうか。

大阪のウェスティンとは違ってこちらは浴衣のみ。大阪のやつはTHE WESTIN OSAKAというロゴが散りばめられたデザインですが、こちらは花模様でデザインもパジャマっぽい雰囲気。東京の高級ホテルは大概浴衣が用意されています。DVDレコーダーがあるのは古いホテルならではです。未だニーズはあるのでしょうか。

ミニバー

ミニバーはこぢんまりとまとまっています。こちらの部屋は定番ネスプレッソが用意されています。

お茶の品揃えはこちら。紅茶、煎茶、ほうじ茶のオーソドックスな3種。

棚の中はこちら。定番のミニチュアアルコールと海外お菓子シリーズ。

冷蔵庫にはもちろん恵比寿ビールを備えます。

クローゼット

なんか高級ホテル、どいうかビジネスホテルですら見かけないプラスチックのハンガーがかかってますね。いつもこんなのあったかな。気づかなかった。。

バスルーム

まあ、90年代の流行りのデザインですね。やはり水回りの古さは否めないですがさすがにきれいに整っていて悪い心地はしません。

バスアメニティは大阪のウェスティンと同じこちら。

その他のアメニティ類はこんなもんですね。

デラックスルーム キング

角ではなく細長いタイプの部屋ですね。ちょっと古い携帯の写真しかなかったので画像が粗いですが雰囲気は伝わるでしょうか。

エグゼクティブルームと比べるとやや手狭ですが一人、二人で過ごすには十分なスペース。

このときの部屋からはガーデンプレイスが正面でした。足元の城のような佇まいの建物がジョエル・ロブションですね。

こちらの部屋はコーヒーがネスプレッソではなくインスタントタイプでした。

デラックス/エグゼクティブルーム 2ダブル 東京タワーとスカイツリービュー

同じくデラックスタイプのツインのお部屋。

こちらはじゅうたんの色が違うので多分高層階のエグゼクティブツインだと思いますが、基本的に部屋のレイアウトはデラックスタイプと同じですね。

このときの部屋からは東京タワーが見えるポジションでした。

上の写真を拡大してみると、ここからは東京タワーだけでなくスカイツリーも見えました。ホテルの部屋からこれだけ近接して見えるのはレアですね。しかしスカイツリーとの平行線上は今後再開発でどんどん高層ビルが建っていくと思うのでいつまで見えるのだろうと思いますが。この写真ではまだエディションもヒルズの姉妹棟も建設中ですね。2018年の初夏頃の写真です。

バスルームはこんな感じでした。

17階 エグゼクティブラウンジ

ラウンジの窓からも東京タワーが見えます。ここからもスカイツリーも見えますが、虎ノ門ヒルズにかぶってしまい先端だけですね。しかもブログ用に写真サイズを小さくしたらほとんど視認できなくなっていますが、ヒルズの右上部分に先端がかろうじて見えます。

ラウンジアクセスはエグゼクティブクラスまたはスイートルーム滞在、もしくはマリオット・ボンヴォイのプラチナ以上の会員が利用できます。なお、この滞在時はコロナの影響でラウンジの営業時間が14時から20時までに制限されていました。(※緊急事態宣言中はアルコールも提供してないと思いますが)また、カクテルタイムもビュッフェ形式ではなくワンプレートでの提供になります。

コロナ前の様子

以前はこのように壁際にビュッフェのお料理が並び、ドリンクやコーンフレークなどが真ん中の台に並んでいました。インバウンドの影響やここは海外のビジネスマンがよく利用するホテルでもあるので(日本の感覚だと1泊3万ほどの宿泊費が会社から出るのは驚きですが)、朝やナイトキャップの時間はいつも混雑しているイメージです。

なんか奇跡的にきれいに盛りつけられた朝食写真が見つかりました!

コロナ後の様子

ドリンク台だけは健在でした。基本的には全てオーダーして持ってきてもらいますが、自分でも取れます。ラウンジは14時からスタッフ常駐ですが、7時から14時の間はソフトドリンクだけセルフサービスで提供されているようです。(行ってないのでどんな感じかわかりませんが)

アフタヌーン

このホテルはいつも仕事帰りの利用ばかりなので昼の時間に行ったことはありませんでしたが、今回の滞在では何度か行けました。こんな感じのかわいらしいパティスリー系がカップに入って(ふたは外しました)出てきます。炭水化物で夕食に響くので毎日はいらないといううれしい悲鳴でした。笑

カクテルタイム

ほどよいボリュームです。酒のあてにちょうどいいですが、かなりラウンジの利用者が少なく(快適でした)、カクテルタイムの終わりの頃には連日余ったのでいかがですか?ともう1皿が残っているお客さんに配られていました。

朝食レストラン

22階 フレンチレストラン ビクターズでの朝食

これはコロナがダイヤモンド・プリンセス号の感染がニュースになっていて、まだ今のような事態になるとは誰も想像していなかった頃だったと思いますが、ラウンジ朝食がクローズされてしまって屋上のレストランに通されたときの写真です。が、なぜかこの写真しか撮っておらず何食べたか不明です。。。たぶん仕事の朝時間で慌ててたんだろうな。笑

1階 ザ・テラスの朝食

朝食会場は1階奥のレストラン。ラウンジとは違って連日盛況で、ガーデン席はいつも埋まっていました。

珍しくここはビュッフェ形式での提供がなされています。

ただ、やはり普段と違うのはこのスーパーのようなケースに小分けされた形での食材の提供。ひとつひとつにケースまでつけているのは僕がこれまで見てきた中では、東京ステーションホテルもそうでしたね。

ホットミールは和洋中といろいろシェフさんたちが作って提供してくれます。

我ながらなんて組み合わせだと思いますが(笑)、珍しい坦々麺にいつものエッグベネディクト。ほかにもいろいろあるのでお好みで楽しめると思います。

まとめ

コロナ禍前後の写真を並べてみましたがいかがでしょうか。探してみるとやはり相当数泊まっているので写真はいろいろと見つかったんですが、使えそうなものがなくてかなり苦労しました。一応、デラックスとエグゼクティブタイプをカバーしたので大多数の方のニーズは満たせるといいなと思いますが、そういえばスイートルームは泊まったことがないことに気づいたので、また今度行ってみて追記したいと思います。乞うご期待。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください