※更新 22年4月現在、アプリでの予約が可能になっています。有効な特典がある場合、ポイント利用の予約を選ぶと中国語表記のボタンが出てくるので、そこから予約できます。ただ、なぜか表記が中国語になっているところからもわかるとおり、ホテルによっては有効ポイント数以内でも特典が出てこないケースがあったりと不具合が見受けられます。そういった場合には、こちらの記事を参照してください。
※また、記事後半のホテルの必要ポイントのルールも、22年度の改訂でカテゴリーの概念がなくなって大幅に変更が加えられました。こちらはまた別途記事を書きたいと思いますが、特に高カテゴリーだったホテル群が全体的に改悪された印象です。当記事でおすすめしていたリッツ・カールトン日光や京都のホテル群は無料特典での宿泊は難しくなっています。
マリオット会員の方で、巷で流行りのSPGカードを持っていると年間1泊の無料宿泊特典(50000ポイントまでの宿泊施設で利用可能)がついてきます。
しかし、これを使って予約する方法がちょっとわかりづらいので備忘も兼ねて記事にしておきます。(ちょいちょいサイト設計が変わっていくので来年役立つかは微妙ですが、21年2月現在の情報ということで)
予約方法は下記2つですが、基本的にWEB予約をおすすめします。
- サポートデスクに電話して予約する
- WEBから予約する
なお、スマホ用のアプリからは予約ができない(できるようになりました)のでご注意ください。携帯版のPC用サイトでもできない(少なくとも僕の手持ちのiPhoneもAndroidもダメでした)ので、PCまたはMACからマリオット公式サイトにアクセスしましょう。
目次
無料特典の予約方法
① 電話予約の方法
ググってみると旧SPGの「電話対応が神」みたいな記事が出てくるのですが、サポートに電話をしても、エリート会員専用デスクでさえ、つながるのに軽く1時間とか待たされます。。実際、電話対応は要望に対して色々と提案もしてくれて神対応だなと思うんですが、つながるまでのストレスは相当です。(まあ、今時のコールセンターはどこもそうなのですが)
ともあれ、電話がつながりさえすれば、あとは希望日と行き先を告げれば宿泊特典が使えるホテルを教えてもらえますので、予約してもらいましょう。
もし、想定していたホテルが埋まっていたり、時価が50000ポイントではダメな場合に備えて、事前にご自身である程度プランBを想定しておくことをおすすめします。でないと、再び電話の順番待ちをするハメになります。
② WEB予約の方法
トップページからホテル検索ができるので、行き先と宿泊予定日を入れてホテル検索ボタンを押しましょう。
ホテル検索の際、オプションの「ポイント/サーティフィケートを使う」にチェックを入れましょう。これで候補のホテルのポイントでの宿泊レートが表示されます。最安値の部屋のレートが表示されていますので、ここで50000ポイント以下のホテルを選びます。
ホテルのページに遷移するので、ここでやはり50000ポイント以下のレートの部屋、もしくは50000ポイント+現金となっている部屋を選びましょう。
無料宿泊特典を保持していれば、ログインして予約の確認ページを見ると、赤枠で囲んだ部分に「1泊分のサーティフィケート」というチェックボタンが表示されます。僕の場合、来年1/27まで有効な特典が使えることがわかります。(有効期限はカードの発行タイミングに依存するので人によって異なります)
このチェックをつけた状態で予約に進めば、無料宿泊の特典が使えます。
予約手順は以上です。
簡単な手順なんですが、これポイントでの宿泊選択から行かないと出てこないというのが、サイトの作りとしてイケてないところでして、僕も数年前に電話で予約した際にオペレーターの方に教えてもらってこの手順を把握しました。
(SPGがマリオットと統合された際に、一時期この手順でも出てこない時期があったのですが、おそらくこの先もこの手順で対応できるだろうと思います)
おまけ: 無料特典で泊まるべきおすすめのホテルはどこ?
さて、ついでに僕(年に200泊以上のホテル宿泊。マリオットは現在チタンエリート)が個人的にオススメする無料宿泊の予約先を並べておきます。
基本的にはホテルのカテゴリーに応じて、ポイントの設定がなされているのですが、新規オープンのホテルは比較的低いカテゴリー設定で始まり徐々にカテゴリーがあがっていくことが多かったりするので、意外と新くてグレードの高いホテルで使えることがあります。
また、ポイントは2019年9月より、レギュラーシーズン、ピークシーズン、オフピークシーズンの3段階で必要なポイント数の設定が変わるようになりました。
カテゴリー | オフピーク | レギュラー | ピーク |
5 | 27,000 | 35,000 | 40,000 |
6 | 35.000 | 50,000 | 60,000 |
7 | 45,000 | 60,000 | 70,000 |
8 | 63,000 | 85,000 | 100,000 |
必要なポイント数を簡単に表にするとこんな感じです。カテゴリー5まではピークでも無料特典のターゲットになり、流石に最高ランクのカテゴリー8は対象外です。が、レギュラーシーズンならカテゴリー6、オフピークであればカテゴリー7までが射程圏内に入ってくるのは朗報です。
まあ、この記事を読んでいる方はSPGカードホルダーの方なので釈迦に説法ですが、カードの年会費が35000円ほどなのでこのあたりを使えれば、この特典だけで元が取れる可能性が高いというわけですね。
ということで、前置きが長くなりましたが、僕がおすすめしたい国内のマリオット系のカテゴリー6、7(21年2月現在)のホテルを並べてみましょう。(海外は書ききれないので国内限定)
ザ・リッツ・カールトン日光(7)
先日記事を書いたところですが、ここは完全にお買い得ですね。温泉もあり、中禅寺湖のほとりでのんびりと過ごせます。オフピーク対象のカテゴリー7ですが(ピーク時はそもそも予約を取るのも困難)、きっと将来的に8になっていくと思うので、ぜひ今年のうちに!
宿泊記はこちら > ザ・リッツ・カールトン日光の中禅寺湖ビューの部屋に滞在
メズム東京、オートグラフコレクション(7)
都内のホテルは、残念ながら候補になるホテルが去年までなかったんですよ。。ホテルはいっぱいあるんですが、はっきり言って全部特典を使うにはコスパが悪い。
という中で、ようやくいいホテルが出てきました。ちょっと立地だけは微妙なんですが、浜離宮とスカイツリーが見えるラウンジテラスからの景色が絶景です。ぜひこのホテルはラウンジアクセス付きの部屋を予約して泊まっていただきたい。
しかしながら、僕が宿泊した当時はカテゴリー6だったメズムですが、残念ながら早くも21年3月のカテゴリー改定のタイミングでカテゴリー7になってしまいました。さらに上の写真の絶景ビューが見られる25階のクラブラウンジが3月末で終了し、会員制のプライベートサロンに変更されることになりました。これに伴いプラチナ、チタンのメンバーは特典でのラウンジアクセスができなくなるのでご注意ください。やむなしですが、このクラスの方々にとってはこのホテル滞在の価値は半減してしまったと思います。。。
宿泊記はこちら > 【20年4月開業】絶景と遊び心満載のメズム東京はおこもりステイが正解(コーナールームに滞在)
大阪マリオット都ホテル(6)
大阪であれば、「Wホテル大阪(6)」「大阪マリオット都ホテル(6)」「ザ・リッツ・カールトン大阪(7)」「セントレジス ホテル大阪(7)」から選んでください。が、下記記事に書いた通り、個人的にはあべのハルカスの高層階に入る大阪マリオット都ホテル推しです。レギュラーシーズンも可能ですし、ここの夜景は一生に一度はぜひ見ておきたい。ラウンジもレベル高いですよ。この3月に御堂筋沿いにできたWホテル大阪にも開業早々に行ってきましたが、ここもかなりおすすめ度高いです。
あと大阪だと「ウェスティンホテル大阪(6)」も決して悪くはないんですが、上の4つと比べるとやや見劣りしますし、お値段的にも見合わないかなと。シーズン次第ですが、梅田に宿泊したいのであれば素直にリッツ・カールトン大阪をおすすめします。
京都のホテル全般
価格高騰が著しい京都のホテルは圧倒的にポイント宿泊をしたい候補ですね。低カテゴリーのホテルでも、現金で泊まるよりもお買い得なので、京都に泊まるのであればどこを選んでも基本OKです。
が、個人的にはやはり「HOTEL THE MITSUI KYOTO(7)」を推しておきましょう。二条城に近接してできたばかりのホテルです。オフピークでも10万円近いお値段設定ですから、コスパ派の方はぜひここを狙っていただきたい。
滞在記はこちら > 【20年11月開業】ホテル・ザ・ミツイ京都のスイートルームに滞在
あとはリニューアルで劇的によくなったウェステイン京都もおすすめですね。
滞在記はこちら > 【完全リニューアル】ウェスティン京都のコロナ前後を比べてみました
少し足を伸ばすのが可能であれば、奈良の「JWマリオット奈良(6)」も悪くない選択肢だと思います。
滞在記はこちら > 【20年7月開業】JWマリオット・ホテル奈良で奈良食材を堪能してきた
まとめ
なんかおまけの方が長い記事になってしまいましたが、お役に立てれば幸いです。僕は国内のマリオット系のホテルは8割くらいは泊まったことがあるのですが、この特典を利用するという観点で見ると、この記事で書かなかったホテルはどこももう一歩です。
特にピーク時の沖縄とかで使いたくなると思うんですけど、コスパはともかくグレードは下がってしまうので正直もったいない。なるべくオフピークのタイミングで記事中に上げたホテルか、高騰する海外の観光都市で利用することをおすすめします。